嬉野温泉から寄り道なしで山口県の川棚温泉へ直行。今は下関市になってしまいましたが、日本海側の何もない漁村で過ごしていた頃は「豊浦郡豊浦町」。下関の奥座敷というところでしょうか。JR山陰本線は下関~小串(こぐし)間なら下関都市圏なのか1時間に2本程度。ところが、小串を過ぎると、家もまばらになり本数も極端に少なくなります。それなのに、湯玉駅前に新しく24時間営業のファミリーマートがオープン(5月は準備中)。目玉が飛び出すほどびっくりしました。通行量の多い国道沿いなので、利用の見込みがあるからでしょうか。今度は何もない漁村の二見にコンビニができたら、びっくり仰天。伊豆諸島や小笠原になぜコンビニがないのか、と言われてみれば、そうなんです。仮に青ヶ島に24時間営業のコンビニができたとします。レジカウンター横のフードや、お弁当、雑誌、日常雑貨、食品、菓子、銀行ATMなどもすべて内地と同じ品揃えでないとダメだそうです。深夜1時や2時に買い物に来る客は皆無、光熱費や人件費も無駄になります。青ヶ島のよろず屋といえば、十一屋(じゅういちや)。朝早くから19時(夏は20時まででしたっけ)まで営業なので、欲しいときに行けば購入できるので実質コンビニと変わらないでしょうか。十一屋さんのご家族はタバコを吸わないので、小売販売業許可申請はしていないようです。郵便局付近のひっそりと隠れている、菊池商店の自動販売機でしか入手できません。漁師さんが好みそうなニコチン値の高い銘柄ばかりです。よろず屋の十一屋さんはいつ行っても開いているけど、菊池商店は「夕方4時から営業します」と張り紙があって、かなりアバウトっぽい。山口の話だというのに、いつのまにか青ヶ島に脱線。今年は久しぶりに帰ることになったので、指がおのずとタイプしてしまいました。自分の興味のある分野に新しいものが出ると、すぐかぶりつく癖は昔から相変わらず・・・。「おがさわら丸」もそうでしたし、今回は一気に2つの船。故郷の下関で開発や設計をした高校時代の同級生に乗り心地や感想を報告する約束もありますしね・・・。自分が開発した愛着のある船なんだから、一度でもいいから青ヶ島へ行かれたらいかがですか~!?(笑)
嬉野からノンストップで3時間後。川棚温泉。クルマは新幹線でもないのに3時間なんて速いかも知れませんが、実際は大雨が降っているため、高速道路は平均80キロ前後の速度で走行。川棚に着いても雨でした。
瓦そばの本場「たかせ」は昔からやっている老舗の「本館」と、「別館」「新館」の3ケ所。月曜日は新館お休み。新館ならテーブル席だし、駐車場からすぐそこ。今回は和室の別館だけど、受付に「座椅子が欲しいです」と申し出れば、座椅子を用意できている和室に案内されました。
チーズ巻き、天ぷら盛り合わせ。
今日は平日だというのに、団体ツアー客と重なり、店内ではかなり忙しい。待合室で慌ただしく、料理を運ぶ姿を見た伯母。
「天ぷらがおいしそうだねぇ~。去年は糖質制限食実践中だとか言って、注文する量が少なったんじゃないかね。今年は思う存分注文なさい」とリクエスト。
そのお言葉に甘え、有難くいろいろ注文してしまいました。
我が家で作るのは熱した瓦の代わりにホットプレートの「にせもの」。ホンモノの味に近づけるように研鑽中。(笑)
「たかせ」に来たら、「うなめし」は欠かせません。
まず、そのままで味わい、次にお茶漬けにしていただくのが通。
本当にごちそうさま。
豪勢な、高砂さんの朝ごはん。温泉にたっぷり浸かり、8時からのNHK連続ドラマを見て、8時半頃から朝食スタート。
これは・・・温泉水で豆腐をコトコト 煮込むと、豆乳色に変わり、とろとろの豆腐に仕上がる、嬉野温泉名物の湯豆腐。
手作りのデザート。アイスクリームにお米で作った煎餅っぽい。純和風の朝食、本当にごちそうさまでした~!!
5月20日は朝からあいにく大雨。山口県へ向かう途中、どこかでお土産ショップに立ち寄ろうかと思っていたけど、土砂降り。
どこにも寄らず、高速の嬉野インターに入り、ひたすら運転。大雨で濡れた道路だと、水分でタイヤが浮上する状態になり、 ハンドルやブレーキが効かなくなるので「急」の付く操作を避け、安全運転。ワイパーも激しく動くので、視界も少し悪い。
「武雄温泉 → 長門二見 経由:佐世保線・長崎線・鹿児島線・博多・新幹線・小倉・鹿児島線・山陽・山陰」のキロ数を計算してみたら、198.3キロでした。カーナビも目的地までちょうど同じくらいのキロ数なので、鉄路もクルマもほぼ同じくらいでした。
ランチは川棚温泉の瓦そば、14時過ぎ伯母の家へ、夕方の17時前に空港へ出発。その前に小倉の従兄弟に立ち寄り。19時50分発の飛行機で東京へ、これでよろしいかと国王様。「はい、さようでございます」と言った自分も悪い。北九州空港も昔の下曽根周辺から苅田(かんだ)沖に移設したのも、すっこーんと忘れちゃっている。JRのマルス券なら名刺サイズ、ポケットからさっと取り出して出発時間を確認できるが、A4で印刷されたチケットレス航空券なので、わざわざ取り出して確認するのが面倒だったかも知れません。「20時前」とか大雑把な時間ではなく、細かい時間の50分と言われると、ああ、ちゃんと時間を確認しているんだな、と認識。これでもきちんと確認すべきでした・・・。
高砂さんは食前酒からデザートまでの献立を書かれた「お品書き」はありませんでした。料理が運ばれるたびに、お料理の名前を書いたメモを見せてもらい、そのメモはお取下げ。だから、これはどんな料理だったのかよく覚えていません。見た目は塩辛っぽいだけど、そんなに辛くはありませんでした。美味しくってぱくり。
正式名称はわかりませんが、貝のお刺身。手前の酢味噌につけていただきました。
アナゴのムース。
緑色をしているのはヨモギなので、ヨモギのグラタン。
車海老のなんとか・・・。黄色い部分はたぶん黄身だと思います。
佐賀牛を湯引きして、いただきました。美味しいです。
赤だし味噌。ご飯も出ましたが、ここまで食べるとお腹はパンパン。ご飯はなくても大丈夫でした。
デザートは焼きプリンに高級メロン。
本当にご馳走様です。国内のみならず世界各国のグルメを堪能している国王様の評価は5つ星。「昨日の平戸は散々だったけど、ここは合格。よろしい」とお褒めをいただきました。ここにしてよかった~と安堵。仕事で世界各国へ出張、現地の秘書に失礼のないように最高峰のお料理を提供できる場所をご案内してもらう身分ですので、仕方がないです・・。私はいたって普通の庶民です。
「高砂」は、お部屋食を楽しめるところですが・・・畳の上では座りづらく、少し高めの座椅子があればご用意いただけますかと事前に連絡したところ、お部屋のテーブルは少し低めなので、座椅子での食事はしづらいという理由により、1階のお食事処にテーブル席をご用意してくださいました。今の時代、Eメールで連絡ができるようになり、電話のみだった昔に比べると楽になりました。
テーブル席に着席し、真っ先に目に付くお料理。
左は鶏肉のポトフかな。
次々とお料理が運ばれてきました。高砂さんは「お品書き」のようなものはなく、運ばれるたびにメモで料理の名前を知らせてくれました。お品書きがあれば、この料理はなになに・・・と書けますが・・・。
嬉野温泉は海から遠いところなのに、お刺身は鮮度抜群!!まだまだ続きはあります。
嬉野温泉「高砂」の露天温泉。泉質は、かなりツルツル。湯上りに鏡を見ると、顔がピカピカ光りますっ!!
3つの蛇口。左は熱い源泉、真ん中は少し温めの源泉、右は水道水。少し温めの源泉で流しっぱなし、熱くも温くもなく、つい長湯してしまいそうです。
湯上りの休憩所に高砂の看板猫「ミィ」がチェックインのあいさつに来てくれました。
高砂に看板猫の「ミィ」がいらっしゃるとは事前にリサーチ済み。本当にあいさつに来てくれるとは驚き。
宿のおかみさんに「14歳でしたっけ?」と聞くと、「いえ、18歳です。おばあちゃん猫ですよ」「えー、人間にすると何才くらいですか」「80代くらいでしょうか」この日初めて来たお客さんに「ニャー(ようこそ、よくいらっしゃいました)」と自らあいさつに伺う習慣が身についているみたいです。真正面は恥ずかしいから、撮るなら横でね、と言っているかようなので、横顔です。真正面にカメラを向けると、イヤだとそっぽ向けてばかりですしね・・・。
お部屋でも温泉。ここの宿は天然美肌の温泉三昧。毎日そこで暮らすと、看板猫の「ミィ」みたいに不老長寿になりそう・・・。
お部屋にあった、生け花。お客さんを気持ちよく迎え入れようと小さな気配りが嬉しいです。高砂は評判とおり、5つ☆、本当にいい宿です。
九十九島の船越展望台から、そのまま嬉野温泉へ。長崎県から佐賀県へ移動です。佐世保中央から西九州自動車道に乗り、武雄JTCで長崎自動車道。嬉野インターに降りて、しばらくすると温泉街。武雄でも温泉が有名ですが、嬉野もそうです。宿選びに武雄にするか、嬉野にするか・・・相当迷いましたが、嬉野のほうがツルツルの美肌の湯だとか。ちなみに武雄はJR佐世保線の「武雄温泉駅」があります。思いっきり、嬉野を選択。
泊まった宿のお部屋から見える風景。
お部屋も、貫禄があります。ここでも、なんとWi-Fi(無線LAN)完備でした。スマホ普及、携帯電話各社の電波を使ってのネットは通信スピードは若干下がるし、使った分の料金も課せられます。宿がWi-Fi環境を構築してくださるなんて、感謝。スマホ使い放題にしても、無料!!
ドアの向こうは温泉。蛇口をひねれば、ツルツル温泉が出てきます。常時かけ流しではありませんが、入りたいときに自由に蛇口をひねって温泉。
美肌の湯、嬉野温泉に向かう途中、九十九島を一望できる、少し小高いところの「船越展望台」へ。 雑誌などでよく紹介される、九十九島の展望スポット。ここに日が沈む時刻です。あなたも、夕日の撮影にチャレンジしてみませんか?という日本語に対し、英語、中国語、韓国語は「?? ?? ??? ??? ??? ????.」のみ。「日が沈む場所と時間は次の通りです」で終わり。外国人向けの案内でも、日本語で書かれている内容と同じようにきちんと表示して欲しい。
今の時間まだまだお昼を過ぎたばかりなので、このような夕景は見られませんが、ここでも絶景。
長崎県の九十九島は九十九(くじゅうく)とは数がたくさんあって、よろずに近い意味で使われる言葉で、実際の島の数は208もあります。
千葉県でも66キロもある渚の「九十九里浜(くじゅうくりはま)」があります。千葉県の九十九里は・・・源頼朝の命令で1里ごとの浜に矢を立てたところ99本に達したという伝承から「九十九里浜」だそうです。長崎県の九十九島は行ったのに、地元の九十九里浜はまだ見に行ったことはないような。
真ん中に見える岩が少し気になり、遠望モードで撮影。
これでも、れっきとした島なんでしょう。東京都小笠原村沖ノ鳥島だって、この姿に似ているかも知れません。
日本国の排他的経済水域に含まれているため、波で削られないように鉄製消波ブロックと円形のコンクリート護岸工事を施し、チタン製防護ネットを被せて保護しています。「東京都小笠原村沖ノ鳥島1番地」の住所を示すプレート設置。そのため、本籍地をそこにする方が多くいるようです。たしか、住民票を取り寄せると、本籍地:東京都小笠原村沖ノ鳥島1番地と印字されますし・・・。
今度は動画をアップします。海の色がエメラルドグリーン、この風景を眺めていると小笠原を回想。東京から南へ1000キロ、唯一の交通手段は「おがさわら丸」で25時間半。まるまる1日船の中で過ごすのは退屈なんだけど、父島に降り立ったときは感慨深くなってしまいます。初めて行ったのは今の「おがさわら丸」が山口県下関市の三菱造船が小笠原海運に納品した年。つまり、1997(平成9)年。今年2014(平成26)年も、同じく下関の三菱造船が東海汽船に「橘丸」、伊豆諸島開発に「あおがしま丸」を納品。どちらも新しい香りが抜けないうちに乗りに行きたいな・・・。
九十九島遊覧船はおよそ1時間くらい。美しい絶景を楽しんでいたら、1時間なんてあっと言う間でした。
船乗り場付近に食事ができるレストランが建ち並んでいました。国王様はご当地グルメの「佐世保バーガー」
。大日本帝国敗戦後、オキナワと同じく軍事施設に米軍が進駐。そのためか、アメリカンサイズの手作りバーガーになっています。
伯母と母は「長崎名物の皿うどんを食べたい」とリクエスト。父に聞いたら、「おまかせします」。皿うどんの説明をしたが、私の説明が悪かったのか聞いてない様子。じゃあ、父も皿うどんだね。と注文。
私は皿うどんより、ちゃんぽん。
すると、父が「これって私?」と皿うどんに指差した。
「そう」。「私はこっちのほうがいい」と。「これは私が注文したものっ!!」「皿うどんは、どうみてもちっぽけなもの。ちゃんぽんはボリュームがあっていいんじゃないの!?」と文句。三陸鉄道だって、向こうのミスで弁当の取り間違えでも私がすごくむっとしていたし、食べ物の恨みはかなり恐ろしい。恨まれると怖いので、父と半分ずつ。食べ比べてみると、やはり、ちゃんぽんのほうが美味しかった。
まだまだ続きはあります。今日はこの辺で。ごきげんよう。
巨大ホテルなので、7時頃温泉に行こうとしたら、エレベータにたくさんの人、人、人、人・・・。朝食会場も長蛇の列。たぶん、団体さんでしょうか。
NHKの朝ドラマ(今は、「花子とアン」)を見てから朝食。8時半頃行くと、あれほど混んでいた会場ががらん。団体さんは朝食時間は何時まで、何時から出発するとか細かい段取りがあるみたいだけど、私は気楽は個人旅行。
これは・・・??私が取ってきたもの!?小鉢がたくさんありすぎて、欲張りすぎる。
これは少食派の国王様。
んー?これは母。
伯母。カメラを近づけると、「あまりも欲張りすぎちゃったかしら?」
「いや、普通です」
父はすでに食事。食べかけを撮っても見た目はきれいではないので、割愛。
今から14年前の2000年、家族旅行で初めて北海道へ。夕食はバイキングだったので、「さあ、好きなようによそって食べ放題です」と父に説明すると、1つのお皿にタワーのように超てんこ盛り。しかもはみ出ている。テーブルまで運ぶときにほかのお客さんからも注目されてしまいました。
私がびっくりして、「これは・・?何!?」と問いただすと、
「詰め放題じゃなかったの?」(スーパーで1袋はみ出さなければどんなに詰めてもOK、バイキングも1回きり、できるだけ盛ったほうがお得ととんでもない勘違い)
「お皿1回きりじゃなくて、足りなければ、また新しいお皿を取って、好きなように盛ればよい!」と改めて説明。
こういうこともあったので、バイキングは適量で盛り、足りなければまた盛るようになりました。
5月19日にアップした続き。 ここは次々と美味しそうな一品が運ばれてくるので、今度は何が来るかなと楽しみが増すばかり・・・。
今度は冷やしうどん。長崎県はうどんが名物ではなく、ちゃんぽん麺のはず。うどんでもコシのあるものでした。
やっと最後。ご飯が出されました。
料理を運んでくれたスタッフさんに「この切り身を、ご飯の上に乗せ、お好みによりお茶漬けにしてください」と教えてくれました。
鮮魚がよく獲れる平戸あたりの郷土料理かな??
すごく美味しくって全部平らげてしまいました。
茶碗蒸し。
食後のデザート。ここまで来るとお腹はパンパンです。
ホテルのサービスとして、ナイトツアーは20時20分から。
18時半から始まった食事タイムは20時15分あたりで完食。
いつも旅先での食事タイムが長すぎる~!!
ホテルのマイクロバスに乗車、ツアーに出発!!しかし、ガイド役の男性はマイクをにぎりしめ、音声でひっきりなくしゃべっていました。聞こえる人たちはガイドさんのお話に頷いたりしていたけど、ろう者にとって、音声日本語を理解できない外国人と同じ。毎日ナイトツアーを開催しているようなので、外国人が利用するときに備え、ガイドで流す内容をあらかじめ平戸と関わりが深いオランダのポルトガル語版、英語版、ハングル版、中国語版、タガログ語(フィリピン)版、そして文字の日本語版を用意すべき。モノリンガル(1言語)だけじゃダメなんですよ。そういえば、去年夏の竜飛海底駅ツアーもJR北海道さんに要請したところ、これから説明する内容はこの冊子に載っているものと同じなので、読んでくださいと、JR北海道制作の「青函トンネルのあらまし」をもらいました。JR北海道さんの計らいに感謝。
夜の平戸ザビエル記念教会に到着。この教会は1913年(大正2)に「カトリック平戸教会」として現在の愛の園保育園の所に建ち、1931年(昭和6)に現在地に建設。 1971年(昭和46)に1550年のザビエル平戸来訪を記念して教会脇に「ザビエル記念像」が建立され、教会の名称が「聖フランシスコ・ザビエル記念聖堂」と呼ばれるようになりましたが、近年、正式名称を「平戸ザビエル記念教会」と改めました。ガイドさんがおそらくそのような内容で伝えたと思いますが、自分で調べ書きました。
カトリックは、イエスさまを産んだ母親のマリアさまを崇拝する教派なので、ここではマリアさまが祀られています。
イエスさまを天地創造主の神の子だと崇拝するプロテスタント教派もあります。
ライトアップされた教会が美しいです。
テレビで何回も登場した、あまちゃんが海に入る前の階段。
現在も、本物の海女が海に入るのに使われているようです。
素潜り実演は7月から9月までなので、ゴールテンウィーク期間中は見られず。ブームが終わっても人気は衰えず、ここに訪ねてくる観光客は途絶えませんでした。マイカーは土日祝規制されます。9時から16時まで規制タイム中は路線バスが30分ごと発車。小袖集落に住んでいる方のクルマはダッシュボードに「小袖住民・制限対象外」の証明書を提示すれば、通行可能。
ドラマのオープニング、あまちゃんが灯台に向かって走る堤防はここでした。
放送直後、灯台に殺到するハプニングがあったのかな??灯台に上がらないように!という立ち入り禁止の看板です。
小袖海岸の話はまだまだ続きます。ごきげんよう。
長崎自動車道はずっとJR長崎線と並行するかと思ったら、途中「多久」という地名あり。「多久」は唐津線の駅名、伊万里からの筑肥線もこの付近。筑肥線の「駒鳴(こまなき)駅」も、2012年に「僕達急行A列車で行こう」という小説を基に映画のロケが行われました。出演者は松山ケンイチさん、貫地谷しほりさんなどなど・・・。何もない田舎駅にポツンと駅ホームがあって、列車を待つシーンとか。筑肥線と名乗っていても、非電化区間は、のどかなローカル線で1日の本数はかなり少ない。西唐津からの筑肥線は福岡市営地下鉄の福岡空港駅まで乗り入れるのでJR九州のコーポレートカラーの真っ赤な103系1500番台、303系。九州は交流だというのに、ここだけは直流になっています。103系は首都圏で最近まで活躍していたのは秩父鉄道。かなり古くてボロボロなので、廃車。大阪環状線は私鉄と競合していないので、今も活躍中。ボロ國鐵王國の廣島支社もメンテナンスを節約するため全面黄色にしているので、大昔の総武各停線で活躍したものだと見間違えてしまいそうです。同じ103系だというのに、筑肥線は九州特色の配色を施してあり、センスが素晴らしい。古めかしさ雰囲気は出てこない。しかし・・・関門トンネルを通過して山口県につながる415系はノータッチ。西日本と九州、仲が悪いのかな。
しばらくすると、高速はJR佐世保線と並行し、まもなく佐世保。
このあたりは佐世保駅真上の高速道路。長崎県は坂が多いので、山を切り開いているのか斜面に家がたくさん建っているのが見えます。
有料区間は佐世保まで、松浦鉄道の「佐々」あたりまでは高速だけど、無料開放区間。
国道204号線、平戸大橋を渡っていれば、目的地まであとわずか。
15時過ぎ、やっと、平戸海上ホテルに到着~!!しかし、日帰り温泉のお客さんで駐車場は満車、団体の貸切バスも数台。かなり、巨大なホテルだった。当初計画では、オランダの街並みを再現したテーマパークのハウステンボス。敷地内では、たくさん歩く必要があり、70代以上の高齢者はちょっと面白くないという感じ。温泉付きの立派なホテルもたくさんありましたが、目の前の海で獲れた鮮魚を味わうなら平戸あたりかなと、かなり迷いました。
平戸海上ホテルの評価を見ると、「建物は古いけど、お料理は美味しかった」がほとんど。段差のことは全然触れず。
海上ホテルは2つの館があり、温泉はおとなりにあり、1階で連絡階段でつながっていました。ちょっとした階段ではなく、かなり長い。
階段をのぼったところで、温泉入口。まず、水族館温泉に行こうとしたら、また深い階段を降りなければならず。
「うわー、階段だらけ・・・伯母は大丈夫だったかな」とちょっと不安。
水族館温泉と、露天風呂は全然つながっていない。
更衣所でいったん着替えて、また向こうのところへ。
露天風呂もまた階段をおりたところにあり、5階の宿泊部屋から、かなり遠くまで歩かされたりして、バリアフリーを必要とする、高齢者に優しくない温泉ホテル。
さすがに心配になり、部屋に戻ると伯母はかなり疲れているのか、横になっていました。
「ちゃんとリサーチしたのかね?伯母は階段の手すりをつかんで、上ったり、降りたりして、かなり大変だったのよ!」と国王様。
「ははっ、おそれいります。リサーチ不足でした。口コミでは段差のことあまり触れておりませんでした」
「当たり前じゃないかね、口コミを書く人の年齢層はネットの使える人たち」
でも、料理は美味しかったので、星4点。施設面は2点。部屋からの眺めは絶景なので4点。トータル的に3.5点かな。
去年の別府温泉「晴海(せいかい)」からも目の前が別府湾でした。
別府湾の色はあまりぱっとしませんが、ここは青々しくてきれい。
部屋の半分は和室。背もたれや、座椅子がないので、リクエストしたら椅子を用意してくれました。
洋室のベッド。テレビ、冷蔵庫、有線LAN端子あり。
無線LANのWi-Fiは旅行向けの小さなルーターを持参すれば、スマホ、パソコンどちらも接続可能。バッファロー製WMR-300だけど、相性が悪くつながらず。LANのケーブルをお借りして、ファームウェアをダウンロードしてバージョンアップさせたが、ダメ。このあいだもバッファロー製の無線キーボードが立て続けに入力表示がおかしく、問い合わせたら、保証期間は6ケ月以内なので、サポートできませんと冷たくあしらわれたので、もうバッファロー製はボイコット。無線キーボートは2回も買い替え、6ケ月のちょっと過ぎただけだというのに、融通効かず。すっかり話をそらしてしまいました。部屋からの眺めは海が大好きな方なら、リラックスできると思います。