他の秘境駅はここであまり紹介しないのに、JR花咲線が出るとおよそ1ヶ月前に知り、録画予約までしてしまうのは・・・昨夏、ずーっと念願だった、JR花咲線完乗を果たせたので、思い入れのある路線だからでしょうか。
北海道へは何度か行っているのに、最北端(旭川-稚内)や最東端(釧路-根室)に訪ねる機会が滅多にない。今年のゴールデンウイークみたいに「最南端から最北端を目指します!」とか、昨夏の「日本最東端から北海道新幹線H5系で東京」といったような行く目的がない限り、なかなか行けないエリア。
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今回の秘境駅は初田牛(はったうし)駅でーす!根室駅から6駅目で37.8キロ。それでも根室市内にあります。どうも北海道だと、どれくらい遠いなのか、あまりピンと来ない。「函館から札幌までなんて大した距離ではないでしょう」ととんでもない勘違いをする内地の人が多い。たとえば、函館駅でタクシーを捕まえ、近距離の感覚で「札幌までお願いします」(実際は300キロ以上)とか、「札幌から旭川までなんておよそ3、40キロくらいでしょう」とか。(実際は約130キロ)
日本地図を見ても、北海道と本州は同じ尺度のはずなのに、北海道が小さく見え、距離感覚が狂うのは何ででしょうかね・・。
根室から初田牛までの距離を中央線に当てはまると、ちょうど新宿から八王子までと同じになります。「新宿から八王子までなんて遠いじゃん!」と思っていると同じように、遠い。テレビで根室から6駅目で40分、と出ていましたが、中央特快も新宿から7駅目で八王子なので同じくらい。花咲線のキハ54も、特快並みにかっ飛ばしている計算。
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去年の7月に行きました!!あれからもう1年近く。
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1日目の調査。安田団長さんのみ下車。
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JR花咲線の歴史はとても古いのに、駅舎は比較的新しい。
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掃除していますね・・・と褒めていますが、その後、思いがけないことが起きてしまいますね。
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うわー、すごいな。駅前の秘境っぷり。
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8時22分発の汽車で一緒だったサラリーマンが釧路へ出張し、最終列車で根室へ帰るときにお弁当を差し入れ。その日のうちに生活利用者が現れてきたら、安田さんはもう帰ってしまうはずなのに、「この日は1日もいないから絶対に待っているはずだ」と見込んでいたとおり。サンマが釧路のご当地弁当だということは初耳でした。
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2日目の調査で初田牛駅近くの住宅へお邪魔したときは昔の様子を知るご高齢者の方でした。
ええええーっ!昔は立派な駅舎だったんですね。
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駅前の原っぱは、小学校跡地。
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ええええーっ!昔は貨物列車に乗り込んで!?今のJR貨物は旅客を絶対に乗せてはならぬ、なのに国鉄時代は甘かった。ジローさんが子供のころも、戦前の話。山陽本線の厚狭(あさ)駅から歩いて数時間という辺鄙な学校宿舎に親元から離れて生活していた。こういう環境に置かれても我慢していたが、同級生がしょっちゅう脱走していた。蒸気機関車のけん引する客車だと切符がいるからと、貨物列車に忍ばせ無賃乗車・・・と聞いたことはあるので、もしかしたら、これ?と思ったら、違うみたい。この映像では便宜的に学生を車掌車に乗せていますね。ジローさんの話を聞く限り、見つからないようにもっと奥の人を乗せるものではない車両に忍ばせたかも知れない。
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昔はにぎやかな街だったのに・・・
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今はもう御覧とおり。石北本線の金華駅も然り。駅前に廃屋が多くなり、駅としての役目は終わっているとし、廃駅。
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3日目の土曜日。やっと生活利用者が現れてきたかと思い、クルマに飛びつく団長さん。
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ま、ま、まさか!?あの団長さんが来ているとは思わなかったので、突然の撮影団に顔が多少ひきつっていますね・・・。
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この方こそ、JR花咲線を盛り上げようと様々な企画を編み出してくれる会長さんです!!
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ええええーっ!東根室駅を利用する高校生のために冬季はホームの除雪作業。毎日のように根室駅の入場券を購入し、朝5時31分発の汽車を撮影など、献身的な活動をされています。休日はボランティアで根室市内の駅をお掃除や駅ノートのメンテナンス。JR花咲線をなんとか存続させようと頑張っておられます。
根室駅へ行く前の下調べで巡り合えたブログは・・・
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このブログのオーナーさん。
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キハ54 518は、根室から釧路まで通しで乗った思い入れのある車両。テレビでも出会えました!!
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うーん、結局、3日間待っても悲しいことに生活利用者は現れてきませんでした。しかし、JR花咲線のキハ54車内では多くの方々が乗っておられ、道東の末端区間であっても需要はあるということを感じられほっとしています。