
風があまり出ていなくて、「なんくるないさ~」かと思ったら現在は八丈島近海だそうだ。
午後からは次第に強くなるでしょう。
せっかくの最後の夏を楽しもうと思っていたのに残念。
でも、青木さやかさんのおかげで鴨川の穴場発見。鮮魚を味わうためにまた来たいな、と思える宿です(^O^)
奥多摩駅の1番バス乗り場は日原鍾乳洞行き。
発車時刻を調べたところ、10時15分の次は12時40分。
時計を見たら、10時10分だ。
おお、ちょうどよかった!とバスに乗り込む。
「早起きは三文の得」と言われているとおり、こんなに電車からバスへの接続がよかったかも?
日原街道は都道204号線。都道の200番台は辺鄙な場所に割り当てられているみたい。
(236号線は青ヶ島、240号線は父島、241号線は母島)
都道204号線はかなり狭い道幅が多く、左はほとんど崖下、右もそびえたつ崖。
道幅が狭いうえ、見通しの悪いカーブが続くため、大型の路線バスは運転手と助手が乗務。
助手はカーブミラーを見ながら対向車がいないのを確認したり、待避所に誘導するなどの任務らしい。
平日は鍾乳洞まで、土日の終点は「東日原」というバス停。そこから鍾乳洞まで2キロは歩くことになっています。
土日の日原街道は待避所に対向車を譲るなどにして大渋滞になるそうです。 今回は終点まで乗らず、日原集落の中心地「東日原」で下車。
山の斜面に民家がたくさん連なっています。
旅館や民宿、商店、酒屋、食堂・・・など、街を形成していますが、こんな急斜面での暮らしはさぞかし大変でしょうか。 この場所で生まれ育っていれば、急斜面でも当たり前のような光景だが、見慣れない私は異様に映ってしまいます。
日原にはたまに来ているのに、駐車場が見つからずほとんど素通り。
今回はバスで来たので、周辺を散策することもできました。 真ん中の道路は都道204号線。
この狭い道幅でも路線バスが通ります。
旅館、民宿、森林館、美術館、酒屋、雑貨店(商店)、食堂、簡易郵便局もありました。このような場所でも「街」を形成。
ここは「日原簡易郵便局」。
中に入ってみると、扉が付いていました。
簡易郵便局案内
郵便 平日8時30分から17時
貯金 平日9時から16時
保険 平日9時から16時。
母島簡易郵便局も朝8時半からだけど、14時30分まで。
こちらは9時から始まる普通の郵便局より30分長く営業していることになります。
可愛らしい丸型ポスト。
こんなに山奥の秘境だというのに、取り集めは羽村支店。
「羽村」と書かれた郵便屋さんのバイクを見かけます。
こんな場所までも集配や配達とはお疲れ様です。
左に見える建物、すごいですな~。
断崖絶壁のわずかな平らなスペースを利用し、家が建っています。
秘境でも最近できたばかりの宿「ねねんぼう」もありますし、泊まってでも日原秘境暮らしの経験してみたいです。
(日原簡易郵便局の風景印を自分宛に実逓してあるのですが、あの場所からだとさすがに翌日配達は無理のようでした。風景印は届いてからアップします)
suicaの普及に伴い、あまり出番のなくなった国鉄のオレンジカードを利用し、「ホリデーパス券」を購入。
切符に「カ」と印字されていればオレンジカード、「IC」はsuicaで購入。
すでに22年前に解体した国鉄のオレンジカードでも現在のJRに継承しているので、使えるということになります。でも、JRとしての収入はゼロかも?
「ホリデーパス券」は東京都内、東京寄り6県のJR線と、東京モノレール線と東京臨海高速鉄道線全線が土曜日・日曜日、夏休みは2300円で乗り放題。
切符の地図に載っている各地両端すなわち、木更津~奥多摩や小山~久里浜はほぼ2520円に収まるが、最大距離は成田空港~大月の2940円。
片道2300円以上なら、この切符がお得になります。しかも乗り放題なので、往復6000円近くかかるところが2300円で済ませてしまう。(発売当日限りなので、日帰り)
最南端ギリギリから奥多摩に行っても、もう充分はもとが取れるので、今日は珍しくクルマではなく電車で奥多摩へ。
以前までは、東京近郊区間から外れる久留里線の祇園から奥多摩行き、2日有効、自由に途中下車もできたのですが、今年3月ダイヤ改正で千葉県内全線は「東京近郊区間」に含まれるようになり、1日有効、あんなに距離があっても「途中下車前途無効」になってしまいます。
経由を「京葉・東京・新幹線・品川・山手・中央東・青梅線」といったように、東京から品川間を新幹線に指定すると、東京近郊区間から外れることになるので、2日有効、途中下車もできるようになります。
でも、その切符を作ってもらうよりも「ホリデーパス」のほうが安いし、気兼ねなく1日乗り放題なので、そっちのほうがお得。 東京駅の中央線ホームに出ると、「今度の電車は快速青梅行き」と文字案内板。
東京から青梅まで1本で連れてくれるなんてラッキー!。
7、8年前だったか忘れたけど、千葉から奥多摩行き(奥多摩から千葉行き)の110.8キロを3時間かけて疾走する「ホリデー快速」があった。(もちろん、総武快速・青梅特快と同じく主要駅しか停まらない)
当時はトイレなしのオレンジ色電車なので、千葉から通しで乗る人はいないからと廃止になってしまったみたい。
でも、私みたいな奥多摩フリークはぶっ通しでも乗りますよ!! 青梅駅前。
高層ビルもなく、のどかな田舎風景。
うちの住んでいる田舎駅の東口に似ているかも。
青梅駅舎。
昭和レトロの街をモチーフにしているのか、「青梅」の文字も昭和風に。
ホームにつながる地下通路も手描き看板や昭和30年代の駅そば屋が目に入ります。
以前までは蛍光灯の入るタイプでしたが、現在は昭和風にただの駅名票に変わってしまいました。
次第に電車の車窓はこのような風景に。
毎回ここに来るたびに自分の運転するマイカーだけど、電車だと違う見え方がします。 山岳路線の青梅線といっても、運賃が格安になる大都市の「電車特定区間」。
トンネルが多く、外の景色が見えなければ車内の雰囲気は中央線と変わらず。 トンネルから出ると、緑が・・・。
前の古い電車はモーターのうなる音がすさまじかったのに、新型電車は山を登っているとは思えないほどとても静か。
晩夏の奥多摩駅。
空気がカラっと乾いていて、少しは涼しい。
標高の高いところなので、秋の訪れも早いかな。
母島の風景に慣れてしまうと、ここは都会だなあ~と思わせるほどの街並み。
でも、ここは東京から南へ1000キロ、週1回、25時間半の船旅でしか辿りつけない秘境のはず。
このあたりの土地代はうちの住んでいる田舎よりも高いですよ。
父島、母島どちらも下水道完備。うちのところはまだ管理費のかかる浄化槽。 小笠原村役場前。
パイナップルが実っていました。
小笠原村役場の業務時間は
午前8時から12時まで、13時30分から17時30分まで。
昼休みは1時間半、窓口は閉鎖されます。その代わり、内地より1時間も長くなります。
学校も昼休み1時間20分になっていました。
アメリカの昼休み1時間半といったような習慣がまだ根付いているかどうか、わかりません。(私の憶測)
昼休みが長い分ゆとりを持たせているようです。 部屋は海側、廊下や洗面所は山側。
この風景を見ると、自分の故郷に帰ったような気分になります。
どうしてかなあ?と思いきや、初めて小笠原に来たときの宿はここでした。
洗面所からぼんやりこの景色を眺めながら歯を磨いたせいでしょうか。 今日は出航前の送別パーティーなので、普段とは違った特別料理が出ます。
父島で獲れたタコの「タコ焼き」。
ヘルパーさんが焼いているところをパチリ。
小笠原ユースホステルのヘルパーさんは6人。
4年前に来たときのヘルパーさんとは変わっていましたが、小笠原が大好きで半年から1年程度のお仕事でしたら、ここが最適でしょう。
思い出たっぷりの写真たち。 父島ごはん。
ヘルパーさんたちの得意な一品が次々と運ばれてきました。
今回は父島産ゴーヤーと牛肉炒めでした。 最後の日は必ず島寿司が出ます。
「ん?この人見覚えがあるなあ?」
「4年前に来たとき一緒だったよね」
「確かに学校のセンセイだったと言っていたから間違いない」
「あの・・・4年前、見かけましたが私たち覚えています?」
「おお~もちろん覚えているよ」と4年前の集合写真まで見せてくれました。
確かにヨングク君と私の写っている写真だ。
「毎年毎年、この時期に小笠原にいらしているのですか?」
「欠かしたことはないけど、毎年だね」
偶然の再会でした(笑)4年というブランクがあっても、お互いにちゃっかり覚えてくれたのは嬉しい。内地だと、お互いに覚えることはなくきれいに忘れるはずなのに、小笠原マジックかな?
ははじま丸は小型船なので、路線バスのようにあっという間に遠さがってしまいます。
ユースホステルのお母さんが小さくなるまで手を振り続けていました。
それに応えるように私たちも「また来るからね!」を大きく手を振りながら・・・。 ははじま丸が二見港に入港、小笠原ユースホステルのヘルパーさんが迎えに来てくださいました。
おがさわら丸が入港日だと人数も多いので、クルマは荷物専用になってしまう。
今回は人が少ないせいか、クルマに乗せてもらえました。
小笠原ユースホステルの玄関。
夏休みの間は連日満室なので、飛び込み宿泊はなかなかできないのです。 小笠原郵便局は5時までだ。
白い建物は小笠原村役場本庁、その左側に郵便局。
郵便局の裏は「新東京支店小笠原集配作業所」。
おがさわら丸が出航する日の朝8時から10時まで「ゆうパック」の窓口も設けるそうです。
郵便局の窓口で出すと追跡は「小笠原郵便局」。
集配作業所だと「新東京支店小笠原集配所」と表示されます。 初めて小笠原に来たのは1997年。
当時は「〒小笠原郵便局」と国に準じたシンプルな看板。
郵政公社時代は赤い「郵便局」マーク。
現在は郵便局株式会社のコーポレートカラーのオレンジ色になっています。
若い局員さんが私の顔を見るなり、会いたがった人を呼んでくれました。
何も言っていないのに、どうしてわかったのかなぁ??すごいテレパシー!?
友人と手話で話しているのを見ていたからでしょうか。
流暢な手話で「●●(私の本名)さんですよね」
「初めてお会いするかと思いますが、この方はヨングク君。8年前に来たおのっち君」と自己紹介、手話が飛び交う郵便局になってしまいました。
彼は手話通訳の経験を持ち、小笠原郵便局に赴任してから10年。
観光で訪ねるろう者の方々が多く、郵便局だけではなく、ガイドさんも手話でスムーズにコミュニケーションができるようになりたいという思いから父島で初めて手話サークルを開催。
ちょうど10年前、彼の率いる手話サークルに初めて参加したことがあります。
そして、8年前は手話サークルのメンバー達と飲み会。
何年かぶりの再会だというのに、覚えてくださったのは本当に嬉しいです。
ありがとうございます。
でも、今回は1泊だけなので、皆さんとゆっくりできなくて名残惜しいなあ・・・。 仕事中お邪魔しました。
小笠原郵便局の皆さんです。
南の島らしくアロハシャツがとても素敵。
うちの職場も夏の間だけ職員もアロハシャツだったら涼しげに見えるかも・・・。 「小笠原郵便局だけでしか買えない、記念切手ありますよ~。ちょっと高いけど、50円切手10枚で900円になります」
「これですか!?2枚下さい!」
ヨングク君もおのっち君も私につられて2枚ずつ買ってくれました。
あれ!?2人とも切手集めてないはずなのに、買ってくれるなんて嬉しい。
2人はちゃんとメッセージを書いていました。
「ジャンプするクジラ、ヤシの木、入道雲、ハイビスカス」いかにも南国らしい風景印。 小笠原郵便局前のポスト。
このポストに投函すると、消印は「新東京」になってしまいます。
「小笠原」の日付印は窓口へどうぞ、といったように注意書きが貼られていました。
ほんのわずかな時間でしたが、よい思い出ありがとうございます。
今度の小笠原は皆さんとゆっくりしたいなと思っています。
8月25日 18時20分。
この空を見ると、母島を思い出してしまいます。
1ヶ月前の7月29日18時20分、母島で見た空はちょうどこの色でした。
あれから1ヶ月、現在の日没時間は17時59分。
沖縄県の石垣島は19時過ぎてもまだ明るい。 あちこち稲刈りが始まっているようです。
夕日の紫色に染まった、稲穂。
4月に田植えなので、収穫も早いらしい。
以前の都会暮らしでは、季節の移り変わりを実感できず。
ここは田舎なので、「もうすぐ秋だな」と思える風景がたくさん見られます。
これからも真夏みたいに咲き続けよ、南の島のハイビスカス。
小笠原の島唐辛子パスタ。
今回は「あさり」付き。
幕張のスーパーで鮮魚や野菜をいろいろ買ったところ、ハン尚宮(母)いわく「ダメダメ」尽くし。
都会と田舎の品質がちょっと異なるみたい。
副都心の幕張は東京寄り、ここは房総半島の田舎なので、野菜も魚も新しいそうです。
目が真っ黒で新しかったので、ふんわり揚げたイワシフライ。
窓を開けると、ひんやりした風が入ってきます。
もう秋ですかね・・・。
今年は「夏らしさ」を経験したのは、小笠原だけ。
もう1度「夏」を味わってみたいな~。
今週の新刊現品見計らいとして、職場の棚に並んであります。
「おや!?」と思って、手にとってみたら・・・・。
国王さま著の「ろう者の世界」でした。
選書会議で購入決定となれば透明のブックカバーのようなフィルムをかけ、優先的に新刊コーナーに並べることになります。
個人所有として買おうと思ったところ、本を寄贈するから買わなくていいとメールが入ったので、寄贈待ち。
パラパラとめぐってみたところ、前作の「日本手話とろう文化―ろう者はストレンジャー」は御自身で書きあげたものだが、今回はCODA(コーダー ろうの両親を持つ、聴こえるの子供)の「chu」さんが国王さまの手話を読み取って日本語にしたもの。
手話を確実に読み取り、その表現に見合うような言葉に翻訳されているので、どなたでも楽しめるような内容になっていました。
日本図書館流通センターの「新刊全点案内」。
図書館にあってもよいと思われる書籍を巻頭カラーで紹介されています。
図書館流通センター推奨の印として、★が2個ついていました。
★2個あれば、所蔵する確率が高くなりそうです。
今度は・・・沖縄の八重山諸島を旅している、チャンナラさんから2通目のお便りが今日、届きました。
前回は竹富島郵便局から、今回はなんと、日本最南端の波照間郵便局からでした。
「協力するつもり」・・・のところが離島の郵便局巡りにはまったんじゃないかと思えるくらい。
日本最南端は「沖ノ鳥島」と今まで思っていたけど、有人島で最南端は沖縄県の波照間島になります。
日本最南端の碑があるところは経度123度47分 緯度24度02分
沖ノ鳥島(東京都)は 経度 136度4分、緯度20度25分。
北大東島(沖縄県)は 経度 131度18分、緯度25度56分。
沖縄県の隣は「鹿児島県」と「東京都」になりそうです。
北大東島、南大東島のテレビ番組は沖縄のローカルではなく、小笠原向けに送信しているアナログ波を中継するため、都内の番組と同じだと聞いています。
通信面を見ると・・・レアなものが載っていました。
波照間郵便局員さんの手作りだそうです。
郵便局の粋な計らいでしょうか、最南端にやってきた観光客へのサービス。
受け取った人も波照間島に来て欲しいという宣伝も兼ねているでしょうか、温かみのあるゴム印でした。
この手彫りのゴム印が可愛い。
島の形になっていますし、島の特産品「泡盛」も・・・。
日本最北端の郵便局は「宗谷岬郵便局」。
風景印はもちろん置かれてありますが、「ここは最北端!!」と宣伝できるようなオリジナルも欲しいな。
最北端の宗谷岬郵便局から最南端の波照間郵便局までの配送にどのくらいかかるかな。
同じ日本でも、広いということを再認識できそうな距離。(笑)
チャンナラさん、ありがとうございます。
我が家の家宝とさせていただきますね。