東京アイランド

OCNブログ人サービス終了に伴い、ここに引っ越ししました!

木路原(きろはら)~因原(いんばら)

2015-10-27 00:23:11 | 2015中国山地の超ローカル旅
 もうすぐ11月だというのに、7月の旅行連載中・・・。そろそろ暖房器具の出番かなと思える寒さになります。季節の変わり目に体調を崩しやすいので、くれぐれもご自愛ください。

 木路原と書いて、「きろはら」。真っ先に「キロメートル」を思い浮かべた方は、普通の方。ディーゼルカーのグリーン車「キロ」を連想してしまった方は、鉄道ファンなのかも知れない。

 木路原駅ホーム。さっきから似たような駅風景が続きます。

 ここでもずっと、傍らの「江の川」と並行。

 クルマばっかり!!たまに三江線に乗りましょう!!クルマ社会のせいで廃線に追いやられてしまいます。

 あんな場所に家が!?

 主要駅のひとつ、交換設備のある石見川本駅。ちなみに主要駅は浜原、口羽駅の3ケ所のみ。
 石見川本駅は業務委託駅なので、窓口は・平日 07:05~08:40/13:30~14:40/15:30~17:35 ・土休 07:05~08:40/15:45~17:35
 列車が止まる時間帯の前後は窓口が開いていて、それ以外は閉鎖。首都圏に自動改札機が入る前の立派なスチール製有人改札ラッチあり。ということは、ずっと昔は1日数本しかないのに切符に鋏を入れたり、集札していたに違いない!?30年前の國鐵時刻表(1985年)で確認してみると、1日9本。(現在は5本)

 主要駅らしく、昔ながらの立派な駅舎。

 この周辺は緑がたくさんあって、ゆったりと時間が流れるようなスロータイム。

 ゲートボール会場かな??

 因原駅。駅員さんが駐在していそうな駅舎なのに、無人駅でした。


 昔は交換できる設備があったらしく、現在は片方が撤去され、向かいに使われていないホーム。
 まだまだ三江線の旅は続きます。三次駅を発車しましたと記事を書いたのは9月15日。1ケ月以上になるのに、なかなか江津にたどり着けず・・・。
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三江線も収録

2015-10-22 22:12:10 | 2015中国山地の超ローカル旅
この本はJR西日本監修の出版物。JRが本を出すなんて珍しいかも知れません。中国山地は観光名所が余りなく、車窓からの風景や開業当時のまま残されている木造駅舎とか是非とも乗りに行って欲しいと思えるところがまとめられています。
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買ってしまいました「山陰駅旅」

2015-10-22 22:02:32 | 2015中国山地の超ローカル旅
今週の新刊案内で紹介されていました。自分の好きなものをキーワード全てチェック。「青ヶ島」「父島」「母島」も、もちろん。最近は日本一絶景、太平洋にポツリと浮かぶ要塞のような孤島、人工が日本一少ない!とか騒がれているせいもあって、青ヶ島に関する書籍や旅雑誌が相次いでいます。
観光客がどっと押し寄せ、青ヶ島村役場も嬉しい悲鳴。しかし、危険を犯してでも冒険する輩も出て、緊急時の人命救助はヘリしかなく、役場も苦慮しているのか注意すべき場所のマップを作ってしまいました。
山陰もほとんど校風明媚な風景が続く素晴らしい路線。
この本は松江市や米子市などの本屋で販売中だけど、関東は余り見かけません。ネットでポチっとしたら、出発する前にちょうど配達してくれたので、そのまま旅先へ。
おもちゃのようなJR腕時計は、電波時計ではない。クォーツタイプなのに、1ケ月観測したら月差+2秒。おもちゃなのに、精度がすごくいい。JRのマークがついているから、そのプライドにかけて作られたかも知れない。ちなみにJR東海。中身はセイコーなのか、シチズンなのか、不明。
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石見簗瀬 → 竹

2015-10-21 00:42:58 | 2015中国山地の超ローカル旅

 明塚の次は、石見簗瀬(いわみやなぜ)駅です。駅名票の「簗」のところに上書きされているかように貼り付けされていました。とても難しい漢字。北海道の留辺蘂(るべしべ)駅を漢字で書け、と言われても留辺までは書けるが、最後のところは絶対に書けない。
 留辺蘂駅は「みどりの窓口」があって、マルス端末もあります。今年に入ってから、北海道新幹線開業に向け、利用者が少なくて利益の見込めないところは積極的に廃止する方針のJR北海道。留辺蘂駅は留辺蘂町の中心駅、特急オホーツクの停車駅なのに、来年3月からマルスを撤去したうえで無人駅化。札沼線の末端区間の浦臼から新十津川駅も現在は1日3往復。なんとか廃線は免れてくれましたが・・・・な、な、なんと!1日1往復に減便する方針。かつての奥白滝駅みたいに上下ともに1日1本っ!!というスカスカな時刻表になってしまいそうです。それでも学園都市線ですかいっ!?
 サンライズ出雲の停車駅になっている伯備線の「備中高梁(びっちゅうたかはし)の「梁」の字も難しい。いざ書くとなると、文字を見ながらでないと書けない。

 上に北海道の記事を書いてしまったのか、この駅も北海道?と見間違えそうですが・・・JR西日本の三江線、石見簗瀬駅舎。今は無人化されていますが、木製の改札ラッチがあって、駅事務室らしきものが見えます。

 深い山あいの中にありますが、駅の回りに家が建ったりして、駅前1等地に変わりないかも。1日5本だけは使えないじゃなくて・・・行きと帰りの時間をあらかじめ決めておき、お出かけは汽車で・・・。

 乙原(おんばら)駅。「乙」の字、札沼線もありました。知来乙(ちらいおつ)駅。
 契約書の文章に「甲乙」なんとか・・・の文字があり、「甲」は売り主、事業主。「乙」はサービスを受けて代金を支払う買い主というケースがほとんど。

 乙原駅も、人影なし。寂しすぎる・・・。


 再び、江の川に沿って・・・

 まもなく、竹(たけ)駅に接近。

 竹駅停車。乗降客ゼロ。駅名とおり、竹が生い茂っているところなのか、駅名票の右側に竹細工が・・・。
 「竹」は1文字、画数は6。すごくシンプルですっきりしています。他に似たような駅は・・・広島県の呉線、「広」駅。1文字で画数は5。
 
  竹  →  広 
  経由:三江・芸備・山陽・呉線  ¥3,350 の乗車券も珍しいかも。



 左側にも「竹」。「竹」のアピールさは足りない。

 左側をよく見ると、専用道で竹駅に直結する民家あり。しかし、2009年から1日の平均利用者「ゼロ」が続いています。出処は、Wikipedia。江津まではまだまだ長い。
 
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粕淵(かすぶち)→ 明塚(あかつか)

2015-10-18 00:29:13 | 2015中国山地の超ローカル旅
 三江線廃止報道(2015年10月16日)があって、初めてのアップになります。三次駅からずっと1駅1駅ずつ紹介していますが、駅に停まるたびの欠かさず撮影してくれた友人のおかげです。本人いわく「廃線を前提に記念撮影したわけではないが、全駅撮れてよかった」と。

 7時50分、浜田行きの汽車が来ました。運転士さんは昨日と違う方でしたが、横に先輩運転士さんが立ち会って技能チェック中。新人さんが実習中だということは、三江線に未来があると思っていたのに。

 お世話になりました~、ゴールデンユートピアおおち(公営の宿泊施設)さん。

 苦労かけてでもこのような鉄橋を架けられているのに、もったいないこと。

 三次からずっとこのような光風明媚が続くので、トロッコを使った観光列車を走らせて全国からファンを呼び起こすとか、そのようなイベントがあれば・・・。

 明塚駅。

 この駅も、駅前の小屋が1軒見えるだけで、まわりは何もない。雰囲気からにすると秘境駅かも・・・。調べてみたら、104位でした。
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寝耳に水、三江線廃止へ

2015-10-17 00:01:01 | 2015中国山地の超ローカル旅
 2015年10月16日の朝。ニュースを見た友人からメールが届きました。開いてみたら、山陰中央新報や中國新聞のトップ記事に「三江線廃止」。
 今まで三江線の記事をアップするたびに「いつまでも存続できますように」と締めくくっていたというのに、叶えずでした。

 山陰中央新報(平成27年10月16日朝刊のトップページ)

 中國新聞も同じくトップページで報じられています。

 三江線は最近、2回も天災に見舞われ、復旧のため長期運休。2006(平成18)年と2013(平成26)年の集中豪雨により、数えきれないほどの土砂崩れ、鉄橋が流されたり・・・で全線復旧にかかった費用は合わせて27億円。
 輸送密度ワーストワンの岩泉線(岩手県の茂市~岩泉間)が2010(平成22)年7月31日の集中豪雨により、土砂崩れ。列車も脱線する事故がありました。1日3往復しかなく、復旧に何十億、何百億もかけて採算が取れるのは難しいという判断により、2014(平成26)年4月1日を以って廃線。マルスのプログラム改修ミスにより、お客さんが自分で操作して発券するMV機(指定席券発売機)で4月1日以降の岩泉線内の乗車券が買えたと話題に。
 只見線も2011(平成23)年7月30日に襲った集中豪雨、何か所の鉄橋が流失し、現在も只見~会津川口間は代行マイクロバス運行中。復旧させるのにおよそ85億円、その区間の利用者は1日平均50名。只見から会津川口まで代行タクシーの運賃はおよそ1万円。乗客は距離に応じたJRの運賃(または定期券)で乗れますが、数名だと赤字が出るのは必至。地元のタクシー会社に委託したほうが活性化につながるし、JR東日本はそのように思っているかも知れない。タクシーは1日13万円(只見から川口は7回。川口から只見は6回)×365日=年間4千745万円。85億円になるまでは180年もかかるので、タクシー会社に委託したほうが経済的かも知れない。
 JR東日本は将来を見据えて慎重派、JR西日本は数年前に27億円も投じて復旧したのに、将来的に採算が合わないからと廃線。最初の天災に見舞われたとき、復旧に巨額を投じても将来の利用は見込めるか慎重に検討していたかどうか。
 新聞記事に三江線の営業損失は年間10億円かかると書かれていました。1日あたりの赤字は27万4千円になる計算。7月に全線乗車したときは乃木から山陰・因美・姫新・伯備・芸備・三江・山陰・山口線・新山口・新幹線・東京の乗車券でしたが、遠距離逓減制で1キロあたりの単価は安くなっています。その切符で三江線全線に乗って、他のお客さん数名と割勘しても全線乗車するのに1人あたり数万円払わないと三江線の収入が満たされていない計算。
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粕淵(かすぶち)駅

2015-10-15 00:12:49 | 2015中国山地の超ローカル旅

 最終日の7月21日。(今日は10月15日なので3ケ月前)
 今日もお天気がよく、夏らしく暑い1日になりそうです。
 再び、宿のクルマで粕淵駅まで送ってもらいました。

 美郷町商工会館の一部を駅舎にしているようです。

 簡易委託駅なので、窓口にPOS端末設置。画面が「みどりの窓口」の端末に似ていて、クレジットカードが使えると勘違いしている方が多いのか、このような表示がありました。「みどりの窓口」のマルスはオンライン回線、POSは端末に組み込まれたものプログラムで運賃を計算し、発券するシステム。

 1日5本の駅です。7時51分の次は11時36分発がありますが、途中の石見川本駅に12時09分到着。接続時間が悪く江津行きは13時43分発、江津着14時49分。48.1キロなのに、3時間っ!!


 駅の待合室にあった、三江線写真作品展。

 となりの駅は、「あかつか」駅。茨城県の常磐線も「あかつか(赤塚)」駅あり。読み方は同じでも三江線のあかつかは「明塚」。

 利用者にとっては大切な駅なので、列車の待ち時間を利用して草むしり。

 駅前の1等地の風景。家がたくさん建ち並んでいるのに、駅の利用者が1人もいないとは寂しすぎます。三江線に乗って残そう!!
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ゴールデンユートピアおおち

2015-10-14 00:00:27 | 2015中国山地の超ローカル旅
 当初計画は江津駅前の宿に泊まる。三次行きのダイヤは・・・朝6時の次は、15時47分の2本しかない。時刻表を開いて、よく確認してみるが、6時発は三次行、次は12時34分、浜原行き。15時47分発は三次、16時38分、19時1分も浜原行き。
 朝6時なので、朝5時に起きて、出かけなければならないのかな。6時発に乗り遅れると、三江線全線に乗車して、広島に向かうのは絶対に無理。
 でも、真夏の5時は明るいから、なんとかできるでしょう。とホームページで「江津駅前 旅館」を検索して、ヒットできた電話番号に電話をしてみるが、「申し訳ないですが、5年前にたたみました」。他の場所を調べてみても、江津の日本海側に宿がたくさんあって、駅前はあまりない。朝5時に送迎を頼むなんて気が引けるなと時刻表博士の友人に相談してみました。
 友人いわく「江津発がダメなら、逆方向の三次発江津行きならできるかも知れない。鳥取から因美線経由なら、三次でうまく接続でき、時間も調整できる」という提案が出ました。私だったら、そのような発想を出せなかったかも知れない。
 浜原周辺の宿を探したところ、「ゴールデンユートピアおおち」をヒット。予約するときに対応がとても丁寧だったので、今夜の宿はどんなところなんだろうと楽しみにしていました。
 本当は朝食付きプランにしたがったですが、翌朝は7時51分発なので、朝食をいただくと時間的に厳しい。この汽車に乗り遅れると、次は17時08分。日中10時間も汽車が来ないなんて、極端な時刻表。途中でコンビニに立ち寄り、翌朝の朝食を調達。
 レストランは19時30分までがラストオーダー。到着時間は19時過ぎなので、事前に送られてきたレストランのメニューを見ながら三次駅で電話注文。注文を受けてから作るのではなく、到着時間に合わせて料理。

 レストランからの眺め。粕淵駅は邑智郡三郷町役場の最寄り駅なので、となりの浜原駅より開(ひら)けているところ。


 「まず、レストランで夕食をお召し上がりください。その後、チェックインの手続きをさせていただきます」とクルマはレストランの玄関まで横付け。「お荷物はコテージまで届けますね」。
 しばらくすると、できたて熱々のお料理が運ばれてきました。美味しかったです。ごちそうさまです。
 チェックインすると、「当施設の宿泊者は無料で温水プール、そして温泉を21時までご利用になれます。いかがなさいますか?」
 時計を見ると、20時過ぎ。「1時間しかありませんが、よろしくお願いします」。「水着などはご用意されていますか?」「あっ、荷物の中にあります」「コテージからここまでお持ちいたします」とわざわざ再び、持ってきてくださいました。
 温水プールと温泉で長旅の疲れを癒し・・・

 離れのコテージに入ってみました。


 とてもひろーくて、和室もありましたっ!!なーにもない、三江線沿線だというのに、このような宿泊施設は嬉しいです。でも、三江線利用者のための宿泊施設ではなく、地域の健康増進やレジャー施設として平成6年に設けられました。美郷町役場の施設ですが、スタッフは役場から受託を受けた公社の若い方々なので、駅までの送迎や、施設内での対応もとても丁寧でした。レストランも地元の食材をふんだんに使われていて、美味しいし、エアロビクス教室や、水中運動教室で肥満を解消しようとか、さまざまな健康増進のプログラムもあります。もし、運営を親方日の丸の役人に任せると、アイディアやひらめきが乏しく、新しいことをやりたがらないので、間違いなく数年でつぶれていたかも知れない。
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浜原~粕淵(かすぶち)

2015-10-11 00:35:04 | 2015中国山地の超ローカル旅
 7月18日の夜サンライズ出雲で米子入り、19日は境港線全線乗車、路線バスで松江城へワープ、松江駅から鳥取駅まで特急。20日は鳥取から因美線・姫新線・伯備線(一部)・芸備線・三江線といったように中国山地縦貫ローカル鉄道旅。鳥取駅を7時23分に出発して、今夜の宿、粕淵駅19時4分到着。およそ12時間、距離はわずか301.9キロ。
 東京から名古屋までとほぼ同じくらいの距離、「のぞみ」なら1時間半で行ける距離を12時間かけて・・・。
 当初予定では、浜原駅に18時30分に着くので、迎えに来て欲しいと宿に連絡してしまいましたが、友人いわく「翌朝は粕淵からなので、浜原から粕淵の間だけクルマだと、三江線を全線乗車したとはいえない。30分待てば、次の汽車があるし、浜原駅に迎えに来てもらうと、浜原駅周辺の写真とか撮れなくなるんじゃない?」とのこと。あ、なるほど、と思い、宿に再び連絡しました。「他のお客様はほとんどマイカーなんでしょうか?」とそのとき聞いてみました。「はい、ほとんどマイカーですが、JRでいらっしゃるのは稀です。でも、駅までの送迎サービスもありますので、ご利用下さい」と丁寧な対応に安心。

 奥に見える汽車は、三次から浜原行き。(折り返して、三次行)これから乗るのは手前の浜原発江津行きの最終列車。

 ワンマンカーの料金表もリセットされていました。運転士さんは・・・なんと!!三次からと同じ人でした。三次発16時56分から乗務開始。1時間半の運転で浜原駅到着。三次行きの運転士さんに引継ぎして、30分休憩。反対側の汽車に移動して、再び19時00分から乗務開始。途中の石見川本駅に19時38分到着して、30分休憩。20時10分に発車して、21時16分江津到着。
 4時間のうち、休憩は1時間半運転して、30分ずつ2回。ワンマンカーなので、三次から江津までぶっ通しだと疲れてしまいます。
 三次から江津まで全線108.1キロとはいえとも、江の川に沿ってくねくね曲がっている路線なので、汽車もそんなに速度は出せません。
 1日5本の超閑古路線ですが・・・沿線にお住まいの方々はとても大切な交通手段なので、いつまでも存続して欲しい。

 まだ19時だけど、この日5本目の最終列車。浜原駅出発!!

 7月は19時になってもまだ明るい。ここは西日本なので、暗くなるのは19時30分頃か。

 わずか4分で、粕淵駅到着~!!下車客はもちろん私だけ。浜原駅で見せた切符をまた同じ運転士さんに提示して途中下車。

 ここから江津まで48.1キロなのに2時間かかります。新人運転士さんの横で先輩の指導員が立っていましたが、今は1人立ちし、三江線の光風明媚な風景を楽しみながら何度も往来・・・いや、浜田鉄道部なので、山陰本線も運転するときもあるかも知れない。
 クルマの制御は右足、ハンドルは両手を使うけど、新型の汽車や電車は発車や停車、速度制御はすべて右手で。今回の新人運転士さんはカクッといったような衝動はなかった。すーっと発車して、静かに停車目標線手前に停車の繰り返しなので、乗り心地は抜群。汽車や電車で右足を使うとしたら、警笛。キハ40とか古い國鐵タイプはマニュアルなので、両手で制御。ここまで運んでくれて、ありがとう。お疲れ様~!!
 記事はここまで来るのに、本当に長い日数を要してしまいました。もう3ケ月近く。相変わらず、季節が2、3回変わっても書き続けるかも知れない・・・。
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浜原駅前の建物は・・・

2015-10-07 00:00:44 | 2015中国山地の超ローカル旅

 浜原駅改札を出て、右側にある建物。


 開校100年記念碑でした。1975(昭和50)年で100年前だとしたら、1875年(明治8)年。

 二宮尊徳(にのみや たかのり)像。早くも両親を亡くし、親戚の家に預けられた尊徳は朝暗いうちから夜遅くまで一生懸命働き、わずかな時間も無駄にせず勉強をして、江戸時代後期の思想家となりました。薪を背負っているのは、当時のエネルギー源になるものとして需用が高く、売り歩くため。少しでも勉強する姿は子どものお手本として、木造校舎の校庭にかならずあるほどです。現在の小学校はそのような像は滅多に見かけませんが、古くからある小学校なら必ずありました。

 真っ暗ですいません、小笠原村父島にある「首なし二宮尊徳像」。場所は、夜明山の旧日本海軍通信所跡付近の旧小学校校庭。
 米軍の爆撃で首がもがれたままになっています。頭は米軍が記念に持ち帰ったという通説あり。

 開校100年記念に贈られた「心の○」。

 140年目になるので、新しい校舎に建て替えたかな、と思い、さっきネットで調べてみたら、なんと!!2004(平成16)年で閉校。現在は校舎を改修し、何かの施設として使われているかも知れません。
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浜原駅

2015-10-05 00:00:57 | 2015中国山地の超ローカル旅

 やっと、終点、浜原駅。今の時刻は18時30分。(7月20日)今だったら、17時45分頃日没時刻なので、真っ暗かも。ちなみに東京は17時20分頃が日没。

 ワンマンカーなので、この切符で途中下車。運転士さんは「経由:芸備・三江・山陰」になっていることをさっと確認して、「ありがとうございます」。

 運転士さんのカバンだらけ。

 引継ぎの点呼。三次からの汽車は、折り返し、三次行になるので、運転士さんの交代。全区間浜田鉄道部なので、三次行の運転士さんは三次で泊まって、翌日浜田へ帰るスケジュールになっているかも知れない。

 浜原駅もかつては有人駅。出札窓口跡地に「浜原地区まちおこし協力隊事務所」。何もない超田舎の過疎地に移住してみたくなるような企画の提案とかしているようです。

 寂しすぎる、時刻表。江津方面は1日5本、三次は4本。1本でも乗り遅れてしまうと、あとが大変。

 駅前のポスト。はるばる大田市から1日1回取り集め。石見太田支店と書いてありますが、「支店」を廃止し、「郵便局」に改めたのは2012(平成24)年。あれから3年経つのにそのまま。

 開通記念碑。1975(昭和50)年に全線開通、今年で40年目になります。

 駅前1等地なのに、この風景。

 小さな木造駅舎。40年前の開通直後は大勢の人でごった返したに違いない。

 18時45分頃。


 夕陽に吸い込まれるような風景。


 本当に何もない田舎だというのに、鉄道は主要駅なので、浜原止まりを設定。まだまだ田舎の風景をお見せします。
 

 
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三江線・石見松原~沢谷

2015-10-01 00:47:52 | 2015中国山地の超ローカル旅
 あっと言う間に10月っ!!9月上旬の北海道やカシオペアの余韻が消えないうちに、まもなく1ケ月。7月の「海の日」前後の中国山地縦貫鉄道旅もまだまだ終わらない。今度は富士山五合目とか・・・。どかっとたくさんアップするのは難しいので、季節が変わっても、当時の続きをアップしていきます。

 友人は本当に三江線全線の駅を撮影してくれました。まめな性格なんですねぇ・・・。
 ここは島根県なので、「石見(いわみ)」を冠して、「松原」。海辺で松が生い茂るイメージなんですが、ここは山の中。

 松原だというのに、「松」そのものは見かけません。まわりに民家はなく、秘境駅っぽい。

 雄大な江の川も平行。

 漢字1文字の「潮」(うしお)。これも、イメージとは全然違う。「うしお」は海水の流れ、または渦巻きをイメージしますが・・・まさか、江の川が渦を巻くってことはないでしょう。

 潮駅の傍らに江の川。

 さっきから似たような風景ばかり続きます。今度は「沢谷駅」。

 18時25分なので、今の季節だったら、とっくに日没後。7月の島根県なので、まだまだ明るい。さっきからずっと、駅に停まるたびに下車客はゼロ、乗車客もゼロが続くのに汽車は規律に停車し、ドアを開閉。
 JR西日本さんにとっては、収益が少ない三江線を切り捨てたいかも知れませんが、地元の方々にとってはかけがえのない公共交通機関。このような光風明媚な風景が続く三江線、永遠に存続できますように。次回の記事は、三次から1時間半かけて到着した、終点の「浜原駅」特集になります。
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三江線・伊賀和志~宇都井間

2015-09-28 00:00:00 | 2015中国山地の超ローカル旅

なぜか、少しずつ高いところを走行。

 さっきから似たような風景ばかり続いていますが、このあたりは県境付近のため、広島県三好市内。両隣は島根県になっています。
 伊賀和志(いかわし)駅。最初に入力した「いがわし」は一発で変換できず。(Windows日本語版の日本語入力システムは全国の鉄道駅でも一発で変換できるような辞書が付いています)
 画像をよくみたら、「いかわし」になっていました。
 伊賀の国といえば忍者の里。どうもJR東海(三重県)のイメージがするのに、何で廣島に「伊賀」を冠する駅名があるのか謎。さっき、時刻表巻頭の路線図で確認してみると、関西本線に「伊賀上野」駅があって、伊賀鉄道も走っています。

 無人駅なので、階段横に集札箱。しかし、ワンマンカーが停車するたびに運転士さんが運賃箱のところで乗車券や運賃を回収しているので、集札箱はあっても無意味のような。 

 次は宇都井駅。この駅に日本一があります。日本一秘境駅は小幌駅、こちらは日本一高いところの高架無人駅。
 三江線は、「超」が付くほどの閑散路線なので、地上20メートルの駅ホームまでのエレベーターは付いておらず、ひたすら116段の階段で登らなければならない。

 開業は1975(昭和50)年8月31日。現在の利用客はゼロに近いですが・・・40年前だと、この駅が必要になるほど、利用者がいたに違いない??
 116段の階段を登って、ホームにたどり着けませんが、逆に地下深いところまでエベレータはなく、階段で降りなければならない駅は、JR東日本の上越線・土合駅(群馬県みなかみ町)。なんと!!486段(地底70m)。
 もし、自宅の近くにそのような駅があれば、1日1回は昇り降り!!ダイエットにもなれるし・・・(笑)
 筒石駅(新潟県糸魚川市)も地下290段のホームがあります。北陸新幹線開通に伴い、経営をJR西日本からえちごトキめき鉄道に移管。筒石駅は簡易委託駅、乗車券発行機のPOS端末があっても青春18キップの生券(あらかじめ印刷された赤い18きっぷ)の発売や、補充券(あらかじめ印刷された紙の切符)も購入できたことから、全国から切符マニアが殺到。筒石駅発行の、全国他社線区間の変な駅から変な駅までリクエスト。例えば、「昭和 → 平成」とか。昭和駅は、神奈川県の鶴見線内。平成駅は、熊本県の豊肥本線。POSに経路を入力し、運賃を自動的に計算してくれるので、補充券に手書きで転記。筒石駅の寛容なサービスでした。しかし、今はJRの駅ではなくなっています。

 好奇心で宇都井駅に下車してしまうと、次の汽車はもうない。車内から駅の様子を観察するしか・・・。
 たぶん、116段の階段入口兼用待合室なのかも知れない。

 模型のように見えますが・・・宇都井駅ホームから見下ろせる風景なんですっ!!

 伊賀和志駅からずっと鉄路は高架。

 しばらくすると、民家があちこち・・・。

 石見都賀駅停車。
 この駅名を見て、なるほど。
 「都賀」の本家は、千葉県の総武本線にあります。東千葉を出て、隣の駅。千葉モノレールに接続。
 本家は千葉にあるので、こちらは島根県の旧国名、「石見(いわみ)」を冠して、都賀(つが)。

 本家の「都賀」駅は、千葉市若葉区の中心駅なので、みどりの窓口あり。モノレールも接続しているので、駅前は栄えているほうだけど、石見都賀駅前の風景です。ほっこりするような、のどかな田舎。

 次の駅は、石見松原(いわみまつばら)駅。まだまだ鉄路は高いところを走行。プロカメラマンの友人がまめに撮影してくれましたので、この先、まだまだ長~いです。
 
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やっと・・・口羽(くちば)駅

2015-09-24 00:01:10 | 2015中国山地の超ローカル旅

 作木口駅。今までは広島県安芸高田市。ここからはやっと、島根県邑智(おおち)郡邑南(おおなん)町。

 駅前1等地に新しく建てられた民家が数軒も・・・。

 駅から離れた江の川沿いに民家が・・・。

 江平(ごうびら)駅。

 この駅でも、崖に民家。そりゃ、すぐ駅へ行けるので駅前1等地に変わりないです。

 三次から浜原間は1日4本しかありませんが、口羽駅までは5本。ここで折り返す汽車は1日1本。
 口羽を出ると、再び広島県三次市に入り、伊賀和志(いがわし)駅。そのとなりの宇都井(うづい)駅は島根県。
 平成の大合併で「村」に相当する辺境な田舎でも「市」にするので、ややこしくなってきた。
 極端な話、静岡県の政令都市化。秘境駅2位にランキングされている飯田線の小和田駅は浜松市天竜区。大井川鐡道の終着駅、ずーっと山奥の終着駅、井川駅も静岡市葵区内。秘境駅だと言うのに政令都市なんです!!


 1日1本のみ折り返しの汽車がある口羽駅。まあまあ家が密着しているところかな。

 (動画 1分46秒)
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江の川(ごうのかわ)鉄道!?

2015-09-22 00:00:00 | 2015中国山地の超ローカル旅
 三江線改良利用促進期成同盟会・三江線活性化協議会では、三江線に親しみを持っていただき、多くの方々にご利用いただけるよう、呼びやすく、親しみやすいもの、利用したくなるような愛称、沿線地域にちなんだ愛称と言うことで、広く愛称名の募集を行いましたところ、全国から186人の方から253通りの愛称の応募をいただきました。
慎重に審査を行い、JR三江線の愛称名を「江の川鉄道」と決定いたしました。
 (9月2日の記事)

 「江の川鉄道」と聞いて、JRから見捨てられた第三セクターのような響き。関西のJR西日本管内の東海道本線は「JR京都線」や「JR神戸線」、京都口の山陰本線も「JR嵯峨野(さがの)線」とか愛称を付けていると同じように、「JR江の川線」にすべきでは??

 前回の続きです。


 信木(のぶき)駅。秘境駅っぽい風景ですが、秘境駅ランキング200位には含まれず。

 昔の國鐵時代は何両も連なった汽車。現在は1両編成のワンマンカーなので、使える部分だけにして「これ以上先に進まないように」と区切る金網を後から取り付けたようです。

 式敷駅。(しきじき)。よほど三江線に詳しくなければ「式敷駅」だけでどこなんだよ?って聞かれそう。
 上の信木駅は、廣島縣安芸高田市。式敷駅も同じく安芸高田市内。この市名を聞いて、もともとは廣島縣高田郡じゃないですかね・・・とさっき調べてみたら、2004(平成16)年に6町を合併し、「安芸高田市」誕生。
 忘れもしない、1995(平成7)年10月10日の16時頃。マイカーで山口県の実家に帰り、東京に戻るときの318.5キロ地点で制限速度80キロのところを128キロで走行したため、速度違反検挙。
 取締り開始直後だということもあり(?)上り本郷PA入口付近ででいきなり人が飛び出し、赤い旗で止まれ~!!と。 まさか、その場で人が出くわすことは想定していないため、跳ねそうになるところだった。
 さっきのは何なんだ?とブレーキをかけ、停車。青い制服にヘルメット姿のお巡りさんが駆けつけ、危なかったと引きつったような顔で「あそこの出口からPAに入って!!」と指示を受ける。
 本郷PAが速度違反のサイン会場。48キロ超過なので、赤切符。巡査さんの書かれた赤切符を確認すると「広島県高田郡美登里町本郷」なので、ずーっと記憶に刷り込まれたままに。
 当時住んでいたところは東京都の西側なので、武蔵野区検察庁から事実確認のため呼び出し。「中国道上り318.5キロ地点で80キロのところを128キロで走行した事実は間違いありませんか?そのまま認めれば略式裁判。認めなければ、正式な裁判に進むことができます」とかの説明があったような記憶が・・・。裁判なんて面倒なので、「はい、それで間違いありません」と終わりに。
 今度は府中免許センターから免許停止の通知ハガキ。累積点数で0点からいきなり免停の6点なので、30日の免停。1日講習を受けて、試験(50問?)を受けて、合格なら免停は1日のみに短縮。(1995年当時)
 試験の結果は合格なので、運転してはいけない日は1日のみでした。またもや、武蔵野区検察庁から封筒で特別送達。中身を開けてみたら、赤切符の裏面に略式裁判で罰金7万円のゴム印。これを支払わないと、1日5千円を換算し、労役場に留置するものとするといった通知文。現金を持参するか、現金書留で送付することと、お役人お決まりパターンの上から目線のニュアンス。今のゆうパックは、箱の大きさで送料が決まりますが、1995年当時は重量制。今の両替は50枚以上だと手数料がかかりますが、昔は何枚でも手数料なし。
 だったら、文面では金券の指定も書かれていないから1円玉7万枚でも構わないってことだな!?と思い、箱に1円玉7万枚詰めて送りつけるつもりが、重さが7キロになり、すごく重たくて送料も嵩む。
 今年は2015年なので、20年もの昔話。赤切符を喰らうだけで、検察庁に出向かなければならない、運転免許センターに行かなければならないとか、面倒なことばっかり続きます。もう2度と御免だとあれ以来から毎日安全運転を心がけているので、免許更新時はいつもゴールドです。安全確認に指差呼称実施。今の新しい車は視覚的にエコロジカルな運転をしているかどうか教えてくれます。

 旧美登里町は、三次駅の南あたり。ここは三次の北部なので、安芸高田市は広域な市に生まれ変わりました。


 江の川に鉄橋。

 香淀(こうよど)駅。
 ここでも駅前1等地に民家。汽車のドアから家の玄関までわずか離れていません。とても便利な立地条件ですが・・・往復とも1日5本。

 くねくね曲がっているので、再び鉄橋。江の川の風景が左、ときには右。

 ここまで来ると、途中で乗客もかなり降りて行かれたのか、まばらに。
 まだまだこの先ずっと長いです。
 
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