引き続き、函館の五稜郭です。
五稜郭タワーの1階には箱館戦争で戦死した土方歳三の像が鎮座しています。
現在でも通用するイケメンですね。
新選組では鬼の副長と恐れられた土方ですが、箱館戦争では一転、温和になり部下からは母の慕われていたそうです。
鬼の副長は組織を守るための仮の姿で本来は優しい人だったのかも知れませんね。
続いてはルー大柴・・・否、榎本武明です。
蝦夷共和国(旧幕府軍)の総裁です。
土方が戦死したのに対し、新政府軍に降伏して2年半投獄はされましたが、生き残り逓信大臣、文部大臣、外務大臣、農商務大臣など明治政府の要職を歴任しました。
おそらく、土方は生き残っても新政府は憎き新選組の副長を許すとは思えませんが・・・。
続いては、この人です。
五稜郭を設計した武田斐三郎(たけだ あやさぶろう)です。
この人については詳しく知りませんでしたので調べてみました。
旧伊予藩士で緒方洪庵や佐久間象山より洋学を学び、明治政府では陸軍大佐となったそうです。
五稜郭は元々、箱館奉行所が置かれた場所であり、武田斐三郎自身は箱館戦争には参戦していないようです。
五稜郭タワーを出て、五稜郭公園へ・・・。
堀や石垣は当時のままです。
土塁の内側にあるモミジが色づき始めています。
箱館奉行所が復元されています。
奉行所の場所は下の写真の〇印で囲んだところです。
湯の川温泉と五稜郭タワー(函館旅行 2020.10.11 撮影)