今回は少し前の話です。

3月に江戸東京たてもの園へ行った際に懐かしい建物に出会いました。
この建物です。
昭和初期に建てられた写真館です。

東武東上線ときわ台駅のすぐ近くに建っていた「常盤台写真場」を移築した物です。
東上線沿線に住み生まれたときから板橋区民の私にとっては馴染みのある懐かしい建物です。
しかし、常盤台にあったときには室内を見たことがなく、今回初めて中に入りました。
1階は居住スペースになっており、キッチンやリビング、風呂場などがあります。



そして、2階に上がると明るい空間が広がります。

壁側の摺りガラスと天窓から光を採りこみ、自然光で撮影できるスタジオとなっています。

昭和初期には、まだライティング技術が発達していなく、自然光を上手く利用していました。

今見てもとてもモダンな建物です。

因みに現在の常盤台写真場はこちらです。

最後は、ときわ台駅です。

常盤台写真場と同様に昭和初期に建てられました。
常盤台の街は東武鉄道が開発した分譲住宅地で東急の田園調布と同様に駅を中心に放射円状に街が広がっています。
江戸東京たてもの園 その1(2019.3.12 撮影)
江戸東京たてもの園 その2(2019.3.12 撮影)
懐かしの銭湯(江戸東京たてもの園 2019.3.12 撮影)