今朝、新聞をひろげて一番に目にとびこんできた記事は
日経新聞社会35面のターシャテューダーさんの死亡通知だった。
<えっ、どうして、昨日新聞でターシャの庭を訪問するツアーの
記事を読んだばかりなのに...>
アメリカ東部のバーモント州マルボロの自宅で亡くなり
92歳でいらしたとの記事に、しばしぼう然としていました。
以前、テレビでも日常生活の様子や、裸足で草花の手入れをしたり
果実の取り入れ、絵本の製作、ろうそくつくり、
ティータイムにはお気に入りの場所で、コーギを足元に
摘んだ花々に囲まれてゆったりとした時間を楽しんで
いらした光景が紹介されていました。
私のパソコン、電話、プリンターなどの机の脇の壁には
ターシャのカレンダーがかけてあり、6月は丁度、
そのティータイムの写真で、春と秋は午後4時に、
夏は午後5時に、庭に面したテラスでお茶をたのしむ。
とありました。
本も数冊求めていて、いつでも取り出しては眺められるよう
サイドテーブルに置いてあります。
文字がなくても、季節によってかわる庭の様子や、
スケッチブックなどのページをめくるたびに
心がやすらいでいくのがわかるほどです。
私がターシャの本を最初に求めたのはもう大分前になりますが
それからは一冊、一冊、本屋さんで目を通しながら選び、
帰りの電車の中で待てずにそっとひろげたりしたものです。
きっとそのときの私の心のありようが、ターシャの文章や
描き方、生き方に共感したり、教えられたのかもしれません。
外は昨日からの雨が降り続いています。
ひと段落したら、紅茶をいれてターシャの来し方を
ゆっくりと偲んでみたいと思っています。