昨日は入院から一ヶ月たったので、いよいよ体内に入っている
管を抜くための予約が入ってる日でした。
朝から、ちょっと落ち着かないけど、娘からは大丈夫!!メール、
友人、息子からは電話 が来て、落ち着かせてくれる。
三時半から抗生物質の点滴がはじまり、美しい女医さんが
にこやかにやさしい声で
<リラックスしていてくださいね、すぐ終わりますよ>って。
ほどなく、<終わりましたよ~>って看護婦さんの声。
私は初めてだけど、看護婦さんたちにすれば日常茶飯事?...。
身支度を勧められるままにしながら、レントゲン室へ行くよう
指示がある。
ふと、脇にある台の上を見ると、一本の青いピンと伸びた管>が
置いてある。 <あの~入っていたのは、これですか?>
<えっ、そう、そうですよ> <わぁ~こんなに長いのですか~>
<いただいてかえることはできますか?>
<ええっ!! ちょっと聞いてきます~>
<きれいに洗っておきますのでレントゲン室に...>
やがて持ってかえってきたレントゲン写真を診ながら
先生の説明がはじまった。
<急激にきた状態から心配はありましたが、経過が
非常によいので、ひと安心ですが、しばらくお薬は飲んでいただきます>
<二週間後の予約はいれましたので、いらしたらすぐ
レントゲンと尿の検査をいたしますので、そちらを
済ませてからきてください> <はいっ>
<それから、(ステント??っていったか聞き漏らした)
持って帰られるとか? はじめてですね、そんなご要望は>
<私と一緒に今日まで病気と闘ってくれた同士ですから...>
<そう...ですね。>
そこに看護婦さんがきれいに洗浄してもってきてくださった。
支払いを済ませてタクシー乗り場にむかう階段を下りている
私の背後に先生の声が、
<長いこと医者やっているけど、持って帰った人ははじめてで
これからは聞いてみるのもいいかも...、何か気づいたことが
あったら教えてください>って...。
はじめての入院騒ぎもこれでお終いになるけど、ベッドにいながら
気づくことはたくさんあった。
看護婦、看護士さんもいろいろで、大変ななかでも的を得た
看護の出来る人が担当の日夜は患者も心強く思うもの。
後半は短時間の外出も許された私はこれからも何でお世話に
なるか判らない医療のあり方と自分のできる健康管理に
改めて思いがめぐる日々でした。
内閣が変り、高齢者医療の問題もまだまだ...なんて
他人ごとでない今、しっかり私も考えていかねばと...。