暑さを忘れさせてはくれませんが、気持ち涼感を誘う花の色です。
白はまた違った雰囲気をかもしだしています。
12日金曜日ごろからはじまったお盆の帰省ラッシュの車の渋滞を
テレビで観るにつけ、帰郷する実家もなくなった私には、暑くて
大変だけどちょっぴり懐かしく羨ましい光景でもあるのです。
子供達を連れて帰ったあの頃はもう霞んでしまうほど遠い日のことです。
今はここが子どもたちの実家になっているのですから。
例年なら八月のこの時期には会社を休むことのなかった娘ですが、
今年は社の方針で一斉休暇をとるようになったようです。
いつもでしたらずらしてとる休暇には海外旅行を計画したりして、
一緒に行ったものですが、この暑さと植木の管理で前半は、
近くで映画を観賞<ツリー オブ ライフ>をしたり、食事、買い物と
細かく動き、明日からは友人との海外旅行がと、今さっき車で帰りました。
これからは私自身の時間が多くなるのは、いつもの通りですが、
何かと外出の多い一週間がはじまります。
暑い時間帯を避けながらの外出を予定していますが、 この暑さは
今週も続くようですので、予約しているもの以外はどうなるか
わかりません。 気分次第もあって、自由に選択して動きます。
明日は終戦記念日です。 当時の状況ははっきりとは覚えていませんが、
<これで、もうじきお父さんが帰ってくるわよ!>と疎開先の父の母親が
喜びの涙で息子たちが帰ることを私たちに語ってくれたのはよく覚えて
います。 戦後66年、私が6才のときでしたが、今の子供達の6才とは
だいぶ違ってかなり幼かったと思います。
明日は戦地から父が幼い私宛に送ってくれた戦地の子どもたちの
日常の姿が鉛筆で描かれている葉書10数枚を出し、
母宛の手紙に綴られた家族を心配し思う詩歌を
懐かしく読んでみたいと思っています。
もう、かなり古びてきましたが、私が結婚するときにお祝いの言葉を
墨で記し、その後ろのページからは、とっておいた私宛の葉書が貼られ、
母に宛てた家族への想いの詩歌を墨で書き写したアルバムをつくり、
贈ってくれました。 そんな父母も夫もうこの世にはいません。
戦後の月日は今の日本に何を語り伝えてきたのでしょう、
3月の大震災とその後の政治のあり方を思うとき、今一度
考え方を再検証しなければいけない時期がきたような気さえします。
私も自分の歳のとり方、これからの暮らし方も合わせて
考えてみたい明日です。