27日の月曜日、柏市の「下田の森」に行った時のこと。
田んぼの刈り跡のところで、メダカに似た「カダヤシ」という魚を捕っている人に出会いました。
これがカダヤシです。
大量です。
何かの餌にするそうです。

この人は、千葉県東葛地区の水生生物関係に詳しい方だそうで、その方から、このカダヤシと昭和天皇との関係の話をうかがいまた。
話によると、戦後まもなく天皇陛下が、米国の方から「日本脳炎」を媒介する「蚊」を食べてくれるこの「カダヤシ(蚊絶やし)」を紹介されて、米国から日本に持ち込んだ外来生物だとのこと。
グッピーの仲間だそうで、子どもは胎生で生まれ、蚊のボウフラだけでなくメダカやほかの生物を食してしまう厄介者だったそうです。
昭和天皇か逝去されたのちすぐに、宮内庁(?)から、昭和天皇がこの外来生物を持ち込んだことに対するお詫びの言葉が出されたとのことでした。
ブラックバスもアメリカから持ち込まれ大量繁殖したウシガエルを駆除する目的もあって、日本に持ち込まれたなどとも話していました。
また、秋田県の幻の魚クニマスが2017年に山梨県で発見された話などもしてくれました。
田沢湖にしかいなかったクニマスの絶滅を恐れて、関係者が他県の湖に流したのだそうです。
昔は、このような例はたくさんあったとのことでした。
ヒヨドリ以外の野鳥は見られませんでしたが、面白い話を聞かせてもらい気持ちの良い散歩となりました。