「森の学舎」の日々のできごと

学習塾「森の学舎」の日々のできごとや、“おかさん”の感じたことなどをつづっていきます。

チョウトンボ、ウチワトンボ、アオサギほか。(21世紀の森と広場)

2022-07-31 15:27:28 | 学舎
9月の「バームクーヘンをつくろう」というイベントの下見のため、「21世紀の森と広場」に行ってきました。
打ち合わせの後、広い公園の一部を散歩してきました。

野草園から眺めた千駄堀池にアメンボがたくさんいました。

アメンボは水面に落ちた昆虫を食べると言われていますが、こんなにたくさんのアメンボを養うほど水面に落ちる昆虫は多くないように思われます。
どこで食事をしているのでしょうか?

それとも、たまたま私が見た時は一ヶ所に集まって井戸端会議をしていただけで、普段は広い広い池のあちこちに分散して食事でもしているのでしょうか?


アメンボの向こう岸にはアオサギがポツンとたたずんでいました。
久しぶりの対面です。

池の周りを少し移動すると、ウチワトンボが盛んに飛んでいました。
ウチワトンボはオニヤンマやギンヤンマのようにほとんど草木に留まらないトンボと違い、岸辺の草によく留まります。

一度どこかに飛んで行ってしまっても、たいていの場合元の場所に戻ってきます。
この日は他のウチワヤンマがこのトンボの周りを飛んで騒いでいましたが、この写真を撮っている間は、そんなことお構いなしにゆっくりと休んでいました。

ウチワトンボの隣にハネナガイナゴ(?)でしょうか。
似たようなバッタがいくつかあって断定はできませんが、似ているハネナガフキバッタというのは留まるとき後ろ足が背中の上まで上がっています。
隣の草はこのハネナガイナゴに食べられた後でしょうか?

池から離れ山沿いのところを散歩している時、チョウトンボに出会いました。
チョウトンボとはこれで2回目かと思われますが、なかなかとまってくれないので飛んでいるところを無理やり。

このチョウトンボがやっと留まってくれたので、ぼけていますが撮りました。
胴体の割に大きな羽が特徴です。
名前にある蝶々のようにひらひら(?)、ふわふわ(?)飛びます。

同じ木にニイニイゼミが留まっていました。
意外とニイニイゼミも写真に収められていません。

真夏の太陽に照らされて体がもたないので、帰り際にもう一度野草園を通ったときの写真です。

オベリスク姿勢をしたショウジョウトンボです。
オベリスク(?)。
どこかで聞いたことのある言葉だなと思ったら、「現代では、欧米の主要都市の中央広場などにも建設され、その地域を象徴する記念碑である。」と、なっていました。
もともとは、 神殿などに立てられた記念碑(モニュメント)の一種 で、方尖柱(ほうせんちゅう)という日本語になっています。
その通り、先がとがった長方形の長い石碑のことをオベリスクと呼んでいました。
暑い太陽を体いっぱに浴びると大変なので、体を垂直に立て浴びる量を極小にするための姿勢だそうです。↑

アオサギ。
遠くの岸で誰にも気づかれずにひっそりと立っていました。

以上が、21世紀の森と広場での話です。
ここからは、普段の散歩のときの話です。
近くにいるカブト虫たちのその後の状況です。

何日か前までは、たくさんのカブトムシたちが集まっていた木は、カナブンも含めほとんど甲虫がいなくなっていました。

カブトムシたちはちゃっかり違うところにある樹に集まっていました。

そちらは、目立たないところにある樹なので、たぶんお盆に来る孫たちと一緒にカブトムシなどを拝めそうです。

朝の散歩の際、通りがかった庭先に咲いていた蓮の花です。
毎年きれいな花を見せてくれています。

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「まつど あそぼうよ」(7月)。子ども一人、昆虫多数。

2022-07-24 16:50:55 | 散歩(鳥・昆虫)
コロナウィルスが急拡大する中、緊急事態宣言等の行動制限が出されていなかったので、7月の「まつど あそぼうよ」を開催しました。

しかし、特に幼稚園や小中学校で陽性者が増えている中での開催だったため、来てくれたお子さんはたった一人でした。

この新登場の遊具( ↓ )も乗る人が訪れず寂しい思いをしていました。
昼過ぎに子どもが乗ってくれてやっと仕事をすることができました。


前後だけでなく回転も加わる動きに、歓声を上げて乗っていました。

そんなわけで、森の中の散策時間が増えました。
何年か前に比べれば格段に少なくなっている昆虫たちですが、探してみると何種類かいて、"おかさん”を楽しませてくれました。

ニイニイゼミの抜け殻はあちこちのシラカシの木に行列をなしていました。
ただ動いている姿は見ることができませんでした。

ヒグラシ。
ちょっと時期が早いような気もしますが、最近はこんなものでしょうか。

一匹手で捕まえました。

アブラゼミ

大きなナナフシ
カシノナガキクイムシ対策としてのスカートにくっついていました。

クロカナブン(?)
残念ながらカナブンの仲間はこの一匹しか確認できませんでした。


アカボシゴマダラチョウ

この他にルリタテハや、クロアゲハの仲間が2~3種類目につきました。

また、鳥では一回だけオオタカの幼鳥と思われる鳴き声を確認しました。


昆虫を探しに森を散歩していると、枯れてしまったコナラの木などが目につきました。
この木などはこの公園でも1,2を競う巨木です。↓
どうもこの2本はカシノナガキクイムシ以外の理由で枯れているようです。
カシノナガキクイムシが地面に落とす木くずが見当たりません。

もう一本こちらも枯れて枝に葉が一つもありません。

この他にカシノナガキクイムシにやられている樹が何十本(対策としてスカートをはかされているのでよくわかります。)もあります。

何年か後にはさらに森がスカスカになることは間違いないようです。

しかし、それでも地面にはたくさんの木の芽(ドングリから芽が出ています)が出てきています。
そのうちの何本かだけでも成長してくれればよいのですが、長い年月が必要でしょうから、残念ながらその結果を見ることはできそうもありません。
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ここ二~三日の近隣のようす。

2022-07-21 14:45:57 | 学舎
ここ二~三日は歩いてごく近場を散歩しています。
学舎の庭が中心ですが、その時のようすです。

まずは学舎の庭のようすです。
池では先月くらいからシオカラトンボが羽化しているようです。

オオシオカラトンボのメスでしょうか?
15年前くらいまでは、オニヤンマやギンヤンマ、それにイトトンボなども巣立っていった池ですが、最近はそれらのトンボは全く見かけません。
産卵場所や産卵の仕方などがそれぞれ違っていて楽しませてくれました。


お腹が大きなカナヘビがいました。

3年前には卵を見つけ目の前で孵化する瞬間を見ることができました。
ひょっとしたら今年も・・・・。↓
直径1cmくらいの白い球なのですぐに見つかりそうですが、草むらの陰にあって意外と見つけるのが大変でした。



百日紅の花です。
ここの家をお借りして初めての年は特に開花が早く6月後半から10月初旬まで咲いていた記憶があります。
その名の通り100日は咲き続けるというのを教えられびっくりしました。↓
ここ何年かは毎年7月下旬に一番花が咲いています。

近くを流れるにいるハヤの一種「オイカワ(追河)」だと思われます。
夏に孫が来たら、前回山梨キャンプで坊主だった仕掛けを使ってみようと思います。
彼らが居そうな場所も確認しておきました。

近くの公園ではカナブンやカブトムシが健在でした。
しかし何故か今年はクワガタの姿がほとんどありません。

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獲物をいくつか捉えたジョロウグモほか

2022-07-19 10:32:15 | 散歩(鳥・昆虫)
昨日2日ぶりに近くの木々を見て回りました。
ある公園では入り口近くで、男の子が嬉しそうに虫かごを手にしています。
中を見てみると、6匹ほどのカブトムシがいました。
弟さんとお父さんと一緒です。

目立つところの樹にいたはずなので、「少なくなってしまっているかな!」と思ってその場所に行ってみると、そんなことはなくほぼ前回と同じくらいのカナブンやカブトムシたちが集ってました。
節度を守ってとってくれたようです。

ホッとしました。

近くの木ではジョロウグモが獲物を2つほど捉えて、糸でぐるぐる巻きの虫の方を抱えていました。

大きなジョロウグモでした。
昆虫の通り道に巣を張ったせいか、大収穫です。
丸まると太っていました。

ここを立ち去る際、今度は幼稚園生くらいの女の子を中心とした2組の親子がカブト虫の話をしながら中に入っていきました。

おじいちゃんが「カブトムシは・・・。」と、よくいる場所の講釈をしながら入っていきました。

「うまく見つけて、こちらも節度あるカブトムシ狩りを楽しんでくれれば、と思いました。


話は変わって、一昨日の山梨のキャンプでは5時に起きて、みんなで甲虫類を探しましたが、その姿を見ることができませんでした。

孫たちは、夏休みに泊まりに来るとのことなので、その時にもここで十分な数のカブトムシなどが見られるといいなと思いました。
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キビタキ、キセキレイ、魚のヤマメほか

2022-07-18 11:07:20 | 散歩(鳥・昆虫)
山梨でキャンプをしてきました。
あいにくの天気でキャンプ場ではほとんどお天道さまを拝めませんでしたが、川遊びなどをして孫たちと愉しいひと時を過ごすことができました。

ロッジに着くなりすぐそばで鳴くキビタキの声が響いていました。
静かな森の中でひときわにぎやかな歌声でした。



遠くへ逃げるわけでもなくロッジ近くの木々を少しだけ移動しながら鳴いてくれました。



冷たい水の川遊びでは、2日目の朝にヤマメの子どもを捕まえることができました。
息子が一匹、泳いでいる魚を見つけてくれました。
それを聞いて魚取りをあきらめかけていた私の目は俄然と鋭くなりました。

すぐに、5・6cmの魚がやや大きめの石の下に逃げ込むのを見つけました。
孫二人に大きめの網で両側から挟みこませました。

"おかさん”が石をどけると男の子の方の網に入りました。
小さくて体の模様もまだはっきりしていませんが、釣り好きの義理の息子によるとヤマメではないかとのことでした。



放流するときに写真に撮りましたが、川底の模様に溶け込んでまるで目立ちませんでした。(トリミングしました。)

このヤマメがいたすぐ上の方はこんな風に、いかにもヤマメやイワナがいそうな様相を呈していました。


最後に、前日橋の下に仕掛けておいた例の「魚捕りようの罠」ですが、前日の夕方に仕掛け、翌朝引き上げてみましたが、ご覧の通り失敗に終わりました。

これに懲りずに、この装置を使って近場の川でハヤ捕りなどに挑戦してみたいと思います。

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魚取りの罠作り、蠅を捕まえたシオヤアブ。

2022-07-15 16:05:06 | 学舎
明日からの孫たちとのキャンプに備え、魚取り用の仕掛けを作りました。



ペットボトルを使った簡単なものです。
試しに、学舎の池で仕掛けてみましたが・・・・・。

     

結果は一匹だけでした。




結果を振り返ってみると、仕掛けに開けた穴の位置が下過ぎたような気がしました。
魚が穴から流れ出る餌の匂いに誘われて近づいても、すぐ横には入り口がありません。
これはまずい!

そう思ったので、改良版はペットボトルの入り口付近だけに穴をあけてみました。
結果はどうなるかわかりませんが、キャンプ場で仕掛けを引き上げた時の孫たちのリアクションを見るのがが楽しみです。


話は変わりますが、毎日の散歩は続けています。

いくつかの公園をめぐっていますが、甲虫類は日によってその数は違うもののかなりいます。

ずっと心配していましたが、今年は例年以上の当たり年のようです。
ただ、クワガタの姿が少ないように思われます。

下の写真は、散歩途中の農道で見つけた、シオヤアブです。
今回はハエのようなものを捉えていました。

       
時たま、オニヤンマなどを目にしますが、彼らも空を飛びながらしっかり虫などを捉えているのだと思います。
そんなところもいつか見てみたいと思います。

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水をだます過冷却実験

2022-07-14 14:57:52 | イベント
夏休みのイベントとして、氷とお塩を使ったアイスクリーム作りを予定しています。
ただ、アイスクリームつくりだけだとあまり面白くないので、0℃以下になっても凍らない水=過冷却水を使った実験も併せて行おうと思います。

ゆっくり、そして、こっそり水を冷やしていくことで、本当は固まって氷になるはずなの水温なのに固まらないままの水作りが、水をだましているようで面白いと感じてくれればな、と思います。

過冷却水を使った氷柱つくりについては、8年前に行ったことがあるのですが、

こちらは8年前の実験結果です。
なかなか上手くいかず本番直前でやっと成功することができました。


今ネットで調べてみると、当時とは違って様々な「氷柱つくり」の方法が載っていました。

そこで新し物好きなものですから、新たな方法に挑戦してみようと少しだけ実験を始めました。

始めは氷柱つくりではなく、瞬時に薄氷の張る様子が、孔雀が羽を広げていくようでとても面白かった記事があったので、それを真似た実験です。


ほんの一部分だけクジャクの羽のような模様が広がりました。

うまくはいきませんでしたが、偏光フィルターを使った撮影の面白さを確認することができました。

氷は白っぽいのでそのままでは、氷の表面が光ってしまいうまく映像に残せません。
そのため、ダイソウにて「偏光サングラス」を入手し、そのグラスを使って撮ったものが上の写真です。

偏光グラスの威力は次の通りです。

普通に撮った写真
後ろのカレンダーが写ってしまっています。

偏光サングラスを通して撮ったもの。
カレンダーがかなりかすんでいます。

新しい方法での氷柱つくりもいくつか試み始めましたが、いずれの試みもそうは簡単に成功しませんでした。

またその様子は報告したいと思います。
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カルガモ一家ほか

2022-07-12 14:13:50 | 学舎
近くの川で9羽のカルガモ親子に会いました。

親鳥が首をすくっと延ばして子どもたちの食事の様子を見ています。


時たま向きを変えて前後に散らばった子供たちを見守っています。


子ども達は全員が夢中で食事をしています。
大きさは親鳥と変わらないものの、そのしぐさに子供っぽさを感じます。


川から移動し、少しじめじめした草原を歩くと、足元の草原が不自然に揺らめきます。
たぶん小型の蛇が動いたのだろうと思われます。
この近くではマムシ情報はありませんからとりあえず蛇も安心です。

その草原の上にバッタがいました。
図鑑で調べてみましたが、似ているものが多く名前まではわかりませんでした。


再び移動して木々の中を散策すると、冬の間から樹液を出し続けていた木に甲虫類やスズメバチなどが群がっていました。



あちこちの木々が樹液を出さなくなってしまったり、キクイムシに襲われて切られてしまったので、本当に数少ない昆虫たちのサロンとなってしまいました。

昆虫好きな子ども達に捕られたりするのはよいとして、この夏一杯この昆虫サロンの営業が続くことを願ってやみません。

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羽化中のミンミンゼミ、アカボシゴマダラチョウほか

2022-07-11 10:38:00 | 散歩(鳥・昆虫)
近場をいくつか自転車で散歩しました。

樹液が出ている樹の割れ目にクワガタです。

そのそばではミンミンゼミが羽化している途中でした。
朝寝坊のミンミンゼミには周りに少しありが群がってきていました。

違う公園ではアカボシゴマダラチョウがしばらくの間2頭でじゃれていました。
しかし、どうやらオスが振られたようでした。
大きい方が小さい方を振り払いました。

蜜が出る木も少し賑やかになって来たようです。

スズメバチやカミキリムシ、ヒカゲチョウなども見られました。

上を見上げると、8mくらいの高さのところを登っていました。

別の木です。

結構個体数が増えてきました。
早い梅雨明けに、いつもより速い時期から甲虫類の出現を望んでしまいましたが、これが例年通りの出現時期なのでしょうか。


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オオヨシキリ、クロハラアジサシ(?)、トンボを捕まえたシオヤアブほか

2022-07-09 18:38:34 | 散歩(鳥・昆虫)
久しぶりに手賀沼にお邪魔しました。

沼の南側の葦原ではオオヨシキリがたくさんいました。
多くのオオヨシキリが競って鳴いていました。
そのせいか姿をしっかり見せてくれる個体が多くいました。



湖畔ではクロハラアジサシと思われるアジサシが4羽ほど飛んでいました。
前面から見たときおでこに白い部分が見当たらないのでクロハラアジサシかと思われます。
お腹も黒っぽく見えたりしました。

カイツブリじゃないかと騙されてしまいました。↓

手賀沼を後に、谷津ミュージアムに足を運びました。
入ってすぐのところで、シオヤアブが目の前から飛び上がり、留まったところを見ると何か獲物を捕まえていました。

獲物は羽の形からとんぼだと思われます。

次に出会ったのが水浴び直後のシジュウカラです。すぐ横の、珍しいカエルがいるという池で水浴びしたのでしょうか。


その先では、田んぼの一部が赤く染まっていました。

こんな具合に赤い水草が水面を覆っていました。
調べてみると暑い夏に大繁殖するオオアカウキクサと言うらしいです。

この後少し離れたところで、飛んでいるタマムシ(玉虫)が目の前を横切りました。胴の部分を立てにして虹色の羽を羽ばたかせていました。

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