お盆休みはどこも混んでて高いので宿泊つきの旅行計画は無し。
普段出来ない学び舎の大掃除や、身体をゆっくり休めるのも良い。
だけどもやっぱりそれだけではちょっと寂しい。
そこで「夏の暑さの中での山歩きなどもっての外」という奥さんを無理矢理引っ張り出して奥多摩の「御岳山」に行ってきました。
ネットで見た「山ガール・・・」というサイトで60分くらいで回れるコースがあったのでそこに行ってみることにしました。
ロープウェーで山頂付近まで行き、そこからパワースポットといわれている神社、七代の滝などを回るコースです。
電車を乗り継ぎ、バスを降りて「ロープウェー」乗り場に行く道でまず“へこたれ”ました。
傾斜が半端ではないのです。
またロープウェーも平均斜度22.5度とかでものすごく急でした。
ロープウェーを降り、「武蔵御岳神社」に向かう参道も、途中からいつもの神社のそれとは比べ物にならない坂道でした。
ただ、これらはまだ序の口だったのです。
神社を降りたところから「七代の滝」に向かう道の急勾配には参りました。
無理矢理誘った奥さんに申し訳なく思いました。
丸太を組んで道が整備はされていましたが、一段一段の高低差が大きく、しかも足置き場が狭いのです。
降りるだけで脚ががくがくになりました。
(帰り道は「天狗岩」というところを経由して、平坦な普通の山道でした。)
そんな大変な思いをして行ったからという事もありますが、七代の滝はマイナスイオンたっぷりで涼しく気持ちの良いところでした。
時間は2時間半ちょっとかかったように思われます。
家に帰ってきてから「山ガール・・・」のサイトを見てみたら、どうやらコースに書かれていた時間は片道のもののようでした。
サイトを良く見直していないのでわからないのですが、どこかに「片道の時間」と注意書きがあったのかもしれません。
全く慌てものの“おかさん”です。
また、これも今この報告を書くに当たって現地でもらった地図を見たら、「七代の滝」に降りる道に「長い急坂」という注釈がついていました。
細かな注釈を全く無視してしまった“おかさん”が悪いようです。
と、御岳山ハイキングの大変さを書いてしまいましたが、でも・しかし・やっぱり、山歩きは気持ちが良いものです。
ここからは、山道で出合った植物や昆虫の報告をします。
ロープウェーを降りてすぐの参道横には数え切れないほどの「蜘蛛の巣」がありました。
一種類は下の写真のように棚状に巣を張り巡らすタイプでした。↓
湿気がすごく高かったせいか返るときにも、写真のように湿っていました。
見慣れた丸い形状の蜘蛛の巣も立派できれいなものがたくさんありました。
その参道を50mくらい歩いたところで、アサギマダラに出会いました。↓
何時見てもきれいだなと見とれてしまいます。
今回は完全な逆光でのこんな写真も撮れました。↓
この他にミスジチョウなどもいました。
また、ここ御岳山はレンゲショウマの群生地としても知られているそうです。
あちこちでレンゲショウマを見ることが出来ました。
こちらは神社の上に咲いていたものです。↓
鳥は、ウグイス、エナガ、カラ類の他、クロツグミのような声もしました。
ただ姿を見たのはアカハラと思われるものでした。
アカハラの声を聞き間違えたかな??
帰りのロープウェーを待っている際にひょこりホオジロが姿を現したので写真に撮りました。↓
蒸し暑く、急な坂に苦しめられましたが、“おかさん”にとってはとても愉しい山歩きとなりました。
帰りの電車では爆睡し東京駅まで行ってしまいました。