3月22日「日本軍『慰安婦』問題 『日韓合意』は解決ではない 政府は加害責任を果たせ!」の参議院講堂院内集会に参加しました。
はじめに阿部佑巳さんの「日本軍”慰安婦”問題と国際法の現在~日韓『合意』を再考する~」と題した講演がありました。「『慰安婦』問題は人権の問題であり、過去に固定されたものではなく現在進行形の問題である。日本の状況を調査した国連理事会のデビッド・ケイ氏が発表した昨年5月の最終報告では、植村氏への攻撃にみられる『慰安婦』問題におけるメディアへの攻撃、また『慰安婦』問題を教科書から削除したことでその事実と向き合い理解する能力や知る権利が損なわれたなど指摘している。国際人権基準にそって人権問題として真相究明・ゆるぎない謝罪・被害回復措置・再発防止などが図られなければならない。『平和の少女像』の設置についても人権侵害の被害回復措置の一つであると位置づけられている」と日本政府の国際基準にのっとった対応が求められていると話された。
また「『日韓合意』は解決ではない!政府は加害責任を果たせ」の声明と賛同署名1443名(他159名)を外務省・内閣府担当者へ手渡し、政府が加害責任を果たすよう強く求めた。
第15回アジア連帯会議の報告や各地の取り組みが報告された。
そして、一坪反戦地主からも戦争中に沖縄につれてこられたぺ・ポンギさんことや2年前に殺され捨てられた島袋りなさんのことなど話され、これ以上の基地はいらない・辺野古新基地建設反対への支援を訴えた。
「慰安婦」問題は過去の問題ではなく、特に米軍基地がひしめく沖縄で子どもや少女たちもふくめ女性に対する性暴力が多発する深刻な状況があり、その根絶へむけ、どう、取り組んでいくか、問われています。ともに声をあげ、連帯していきましょう!