八幡山ロープウェイ
2013年に家族で訪れた滋賀県近江八幡市の北西にある八幡山。その山頂まではロープウェイで登ることができます。
近江八幡市街地
本能寺の変で織田信長が倒れ、賤ヶ岳の戦いで勝利した豊臣秀吉に政権が移譲される中で武勲を立てた秀吉の甥の秀次が43万石を得て近江八幡に入り、この八幡山に居城(八幡山城)を築きました。
山頂からは琵琶湖もよく見えました
霞んでいたから湖と空の境界がボヤけちゃってますが・・・
八幡山城本丸跡地に建つ瑞龍寺門跡。
秀次の母が自害した秀次の菩提を弔うため日蓮宗に出家し、寺院を建てようとした話を後陽成天皇が聞き、嵯峨に用地を提供したのが始まりで、1961年にこの秀次ゆかりの地に寺地が移りました。
代々、皇女や公家の娘を貫首として迎えたことから、日蓮宗寺院唯一の門跡寺院となってます。
門跡とは皇族・公家が住職を務める寺院のことです。
摂社の金生稲荷大明神
八幡山の麓のロープウェイ乗り場近くにある日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)。
伝承によれば、成務天皇元年(131年)に創建されたとされる古い神社で、室町時代には足利将軍家や近江六角氏が寄進し、関ケ原の戦い後には家康が参詣して武運長久を願ったと云われてます。
近世では近江商人から厚い崇敬を受けました。
鎌倉時代の文久3年(1188年)に建てられた拝殿。
毎年3月に盛大に行われる左義長まつりに使われるダシが飾られてました。
左義長まつりは元々、安土城下で行われていた奇祭で、信長も自ら異粧華美な姿で踊ったと信長公記にあるそうです。
信長の死後、安土城下から秀次の八幡城下に移り住んだ人たちがその祭りを受け継ぎ、現在に至ります。
ダシは刀の鍔(つば)に縁起物をかたどった意匠が多く、いずれも様々な食材を使って作られているのが驚きです
信長の旗印だった永楽通宝が鍔にはめ込まれてるのが格好イイなぁ~
日牟禮八幡宮の向かいにはバームクーヘンで有名なクラブハリエ日牟禮ヴィレッジもありまーす。
古い歴史と現代のカルチャーが同居する近江八幡は面白い街です
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