【令和3年酒類鑑評会(本格焼酎部門)優等賞 甘藷部門】 6/50
(宮崎)「黒霧島/霧島酒造」
トロッとしたあまみとキリッとした後切れ
大正5年、霧島酒造創業者・江夏吉助によって初蔵出しされた焼酎は黒麹仕込み。
創業当時の黒麹仕込みのルーツを受け継いだ本格芋焼酎「黒霧島」は、トロッとしたあまみと、キリッとした後切れが特長。
和食、洋食、中華、エスニックなど、ジャンルを問わず、おいしい料理をさらに輝かせる引き立て役です。
アルコール分 20%・25%
霧島酒造株式会社 宮崎県都城市下川東4丁目28号1番
霧島酒造のラインナップ
芋焼酎「黒霧島」、「白霧島」、「赤霧島」、「茜霧島」など
麦焼酎「ほ」 など
クラフトビール「KIRISHIMA BEER」など
おいしさの秘訣は100%へのこだわり
九州産さつまいも100%
九州のシラス台地が育む恵み
おいしい焼酎造りは地元の恵みがあってこそ。原料のさつまいもは、九州産100%にこだわっています。本格芋焼酎「黒霧島」「白霧島」をはじめとした商品には「黄金千貫(コガネセンガン)」を使用しています。鮮度が悪くなると焼酎に雑味が出るため、基本的に採れて3日以内の新鮮なさつまいもだけを使用しています。
「黄金千貫」はデンプン質が豊富で、芋焼酎の製造に最適な品種の一つ。そのほかにも「赤霧島」には「紫優(ムラサキマサリ)」、「茜霧島」には「玉茜(タマアカネ)」を使用しています。個性的な原料芋での商品開発を重ね、「赤霧島」は10年、「茜霧島」は9年の歳月をかけて誕生しました。
素材の品質を向上させる取り組み
霧島酒造では生産農家や公共の研究機関と協力しながら試験栽培に取り組み、品質向上に努めています。また、より安全・安心なさつまいもを使用するために、生産農家の栽培履歴を調査し、残留農薬の分析も行っています。
霧島裂罅水100%
都城盆地に蓄えられた おいしさの源泉
霧島酒造で造る全ての商品の味わいを支える水は、霧島裂罅水(キリシマレッカスイ)100%にこだわっています。霧島裂罅水とは、1955年(昭和30年)に掘り当てた、都城盆地の地下岩盤の割れ目に蓄えられた清冽な地下水。
霧島連山に降った雨が、シラス層や火山灰土壌を通りながら数十年の歳月をかけて自然とろ過され、地下深くに蓄えられた水です。適度なミネラルを含み、酵母菌の発酵に最適な条件を備えており、ピュアでまろやかな口当たり。まさに霧島酒造の本格焼酎のおいしさの源泉となっています。
すべての商品に霧島裂罅水を使用
霧島酒造では焼酎の仕込み水や割水はもちろん、製造の全ての工程で霧島裂罅水を使用しています。この大切な水を守るため、毎年社員の手で植林活動を行っています。
国産米100%
国産の米で造る麹
安全・安心な焼酎をお届けするため、国産米100%にこだわっています。そのうちおよそ2分の1は宮崎県産米です。芋焼酎造りにおいて米を使用するのは、麹を造るため。麹菌が作り出す酵素が米やさつまいものデンプンを糖化させることで、酵母菌によるアルコール発酵が可能となります。麹菌や酵母菌の目に見えない働きに、焼酎造りは支えられています。
また、時代に合わせ、安定した生産量を確保するため、円盤式の自動製麹機を導入して麹造りを行っています。霧島酒造は独自の麹研究の末、酵素やクエン酸を効率よく生成させる「製麹」の方法を築きあげました。
霧島酒造の「麹」
焼酎の製造に用いられる麹菌はクエン酸を生成します。クエン酸が雑菌汚染を防ぎ、焼酎もろみの腐敗を抑えるため、温暖な南九州の地でも焼酎造りができるようになりました。ちなみに、「黒霧島」は黒麹、「白霧島」は白麹、「虎斑霧島」は黒麹と黄麹を使用していて、名前の由来にもなっています。
自社工場生産100%
国産の米で造る麹
安全・安心な焼酎をお届けするため、国産米100%にこだわっています。そのうちおよそ2分の1は宮崎県産米です。芋焼酎造りにおいて米を使用するのは、麹を造るため。麹菌が作り出す酵素が米やさつまいものデンプンを糖化させることで、酵母菌によるアルコール発酵が可能となります。麹菌や酵母菌の目に見えない働きに、焼酎造りは支えられています。
また、時代に合わせ、安定した生産量を確保するため、円盤式の自動製麹機を導入して麹造りを行っています。霧島酒造は独自の麹研究の末、酵素やクエン酸を効率よく生成させる「製麹」の方法を築きあげました。
霧島酒造の「麹」
焼酎の製造に用いられる麹菌はクエン酸を生成します。クエン酸が雑菌汚染を防ぎ、焼酎もろみの腐敗を抑えるため、温暖な南九州の地でも焼酎造りができるようになりました。ちなみに、「黒霧島」は黒麹、「白霧島」は白麹、「虎斑霧島」は黒麹と黄麹を使用していて、名前の由来にもなっています。
自社工場生産100%
地元・都城で造る焼酎
おいしい焼酎をお届けするため、ここ都城の地での焼酎造りにこだわっています。霧島酒造は2つの製造場内に5つの工場を持っています。これは1日あたり一升瓶(アルコール分25%)換算で約20万本分(2000石)の生産能力となり、品質の向上と生産体制の強化を図るための重要な基盤となっています。
5つの工場にはそれぞれ本社工場、本社増設工場、志比田工場、志比田増設工場、志比田第二増設工場と呼称をつけています。