「尾崎野乃香」 銅-レスリング・女子フリースタイル68kg級
*https://www.sankei.com/paris2024/medalist/?qrkydog_paris2024_page=PROFILE-1939709-------------------- より
尾﨑 野乃香(おざき ののか、2003年3月23日 - )は、日本の女子レスリング選手。東京都出身。階級は62㎏級と68㎏級。
慶応大学所属。
*Wikipedia より
将来見据え、選んだ文武両道 どん底からの復活、執念の銅―レスリング・尾崎選手〔五輪〕 2024年08月07日05時40分配信 JIJI COM
五輪初出場で銅メダルに輝いたレスリング女子68キロ級、尾崎野乃香選手(21)。競技エリートながら、早くから将来を見据え、文武両道を歩む慶応大4年生だ。一時はどん底を味わったが、執念でパリのマットにたどり着いた。
【試合詳報】レスリング 女子68キロ級3位決定戦
レスリングとの出合いは小学2年の時。北京五輪銅メダリスト浜口京子さん(46)の試合を映すテレビにくぎ付けになった。「これやりたい!」。自宅近くのジムで習い始め、水泳を掛け持ちしながら、週5回のペースで通った。
片足タックルを得意技に、小中時代、何度も全国大会を制し、高1で日本オリンピック委員会のエリートアカデミーに入った。だが、勉学もおろそかにはしない。高校卒業後、強豪とは言い難い慶大に進学。仲の良いイラン選手にヒントを得て、「ムスリムとの共生」などを研究テーマにした。
「レスリングと違う分野を学び、新しい道を開きたかった。引退後のキャリアも考えた」と尾崎選手。とはいえ、競技への情熱が薄れたわけではない。毎日のように他大学へ出稽古に出掛けた。
2022年の世界選手権を制し、満を持して臨んだ昨夏の五輪国内選考会。主戦場にしていた62キロ級で敗れた。失意のどん底の中、頼ったのが山梨県の名門、韮崎工業高校の文田敏郎監督(62)だ。
「諦めずにやれば大丈夫」。今大会で金メダルに輝いた息子の健一郎選手(28)など多くの強豪選手を育てた文田さんの後押しで、代表が決まっていなかった68キロ級での出場に執念を燃やした。
週末は母利佳さんの運転する車で山梨入りし、弱点だったディフェンスを強化。利佳さんは「帰りの車の中で、『強くなって恩返しするしかないね』と言い合った」と振り返る。
文田さんも見守った1月の代表決定戦で、残り10秒での逆転勝ちを決め、パリへの切符を手にした尾崎選手。出国前、こう語っていた。「戦う女性のかっこいいところを見せたい」。(時事)。
*https://www.jiji.com/jc/article?k=2024080700193&g=soc より
レスリング女子 68キロ級 尾崎 敗者復活戦へ パリ五輪 2024年8月6日 5時50分 NHK NEWS
パリオリンピック、レスリング女子68キロ級の尾崎野乃香選手は、準々決勝でキルギスの選手に敗れましたが、この相手選手が決勝に進んだため、敗者復活戦にまわることになりました。
オリンピック初出場の尾崎選手は、1回戦でベネズエラのソレイミ アントニエタ・カラバジョエルナンデス選手と対戦し、開始早々にタックルから相手を倒して4点を獲得し、さらに相手を回転させて次々と得点を重ね、開始からわずか32秒で、10対0のテクニカルスペリオリティで勝ちました。
続く準々決勝では、東京オリンピックで銅メダルを獲得したキルギスのメーリム・ズマナザロワ選手と対戦しました。
尾崎選手は序盤から積極的にタックルをしかけましたが、背後をとられ、さらに体を返されるなどして前半に6ポイントを奪われました。
後半は尾崎選手が反撃し、20秒すぎにはタックルから相手の背後をとり、さらに相手を回転させてあわせて4ポイントを返し、1分40秒過ぎにも2ポイントを加え、6対6と追いつきました。
このまま試合が終われば最後のポイントを取った尾崎選手の勝ちでしたが、残り10秒ほどで相手に背後をとられて2ポイントを奪われ、6対8で競り負けました。
その後、このキルギスの選手が決勝に進んだため、尾崎選手は銅メダルを目指す敗者復活戦にまわることになりました。
尾崎「何が足りなかったのか分からない 言葉にできない」
レスリング女子68キロ級の準々決勝で敗れた尾崎野乃香選手は「全力で挑んだのですが、今は何が足りなかったのか分かりません。今までにないくらい努力したと思うので、言葉にできないです」と絞り出すように話していました。
このあと取材エリアに来ると「ここまでやってきたことは決してむだじゃない」と気丈に答え「過去の自分は一生懸命頑張っていたので、そこだけは決して、自分を叱りたくない。でも、この結果になってしまったのは、自分がいけなかったところが必ずある」と大粒の涙を流しながら話しました。
また「家族や日本の国旗を持っている方々がいっぱい見えて、今まで以上に自分に期待してくれているのはすごくうれしかった。結果で返すことができなくて、一生私の中に、苦い思い出として残ると思う」と悔しさをにじませました。
階級を変更し、出場を果たしたオリンピックという舞台への思いを聞かれると「オリンピック代表になるというのは半端な気持ちで臨んでも無理だという事も経験して、どれだけ大変なことか分かった。金メダルを取るのがどれだけ大変なことなのかというのも思い知った。『次は4年後』必ず頑張るって言えないぐらい苦しい道のりだったので、1度気持ちを立て直さないといけない」と率直な胸の内を明かしました。
【1回戦】
パリオリンピック、レスリング女子68キロ級の尾崎野乃香選手が1回戦でベネズエラの選手に10対0のテクニカルスペリオリティで勝ち準々決勝に進みました。
*https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240805/k10014538211000.html より