能登半島地震8か月(1)伝統の「いしり」を守る〜石川・能登〜 2024年9月1日
石川県能登町で作られている調味料「いしり」。今年1月の能登半島地震では、いしりの生産者も大きな被害を受けた。逆境に立ち向かい、伝統を守ろうとする人たちを訪ねる。
「いしり」はイカの内臓を塩漬けし1年以上発酵・熟成させたもので、能登の人たちの暮らしには切っても切れない調味料だ。「うまいッ!」では、2020年1月にいしりの魅力とうまさのヒミツについて放送した。そのとき紹介したいしりの生産者や“能登イタリアン”の達人を、天野ひろゆきさんと塚原愛アナウンサーが訪ねる。地震から8か月たったいま、能登伝統のいしりや食文化を守ろうと前を向く人たちの姿を描く。
「うまいッ!の秘密」
能登の風土に委ね、温度や湿度の調節をせず、1年半かけて極上のいしりに仕上げる。夏は高温多湿な気候を利用してイカワタの発酵を促す。発酵中に出る炭酸ガスを抜くことで、 全体がまんべんなく発酵しうまみも増す。
地震で危ぶまれた今年の仕込みだが、1か月遅れでなんとか間に合わせることができた。そこには「物心ついたときから身近にある文化を絶やしてはならない」という新谷さんの強い思いがあった。
「いしりを使った料理レシピ」について
赤イカのパスタ いしり&トマトソース
【ポイント】いしりは加熱することでうまみと香りがアップ
<材料>
・イカ
・いしり
・トマトソース
・パスタ
<作り方>
1)イカを食べやすい大きさに切り、フライパンで炒める。
2)いしりを加えてさらに炒める
3)トマトソースを加えて煮詰める。
4)ゆでたパスタ麺を加えてからめてできあがり。
*https://www.nhk.jp/p/umai/ts/P7R4N8K39M/episode/te/5NZP8J5G8Q/ より
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