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<日本酒メーカー> 宮城 寒梅酒造

2024-03-20 08:00:06 | 日本酒

 「寒梅酒造」

 酒造りは米づくり日本酒の美味しさは米の賜りもの
 大崎平野のほぼ真ん中。どこまでも続く田園風景の向こうに、ひっそりとたたずむ酒蔵が見えてくる。壁に書かれた「宮寒梅」の文字がなければ、ふつうの農家のたたずまいに見えるこの蔵は県内で唯一、酒米づくりから醸造まで一貫して自前で行う「栽培醸造蔵」。蔵の前に広がる自社田には『美山錦』『ひより』、幻の米『愛国』が実り、“酒造りは米づくりから”というシンプルな考えを貫いている。
 「美山錦は先代が1箱の苗から自種に、愛国は私が種籾(たねもみ)探しから始め、わずか132粒を3年がかりでタンク1本分仕込めるまでに増やしました。いまでこそ手軽にさまざまな酒米が手に入るようになりましたけどね」。岩﨑隆聡会長はそう当時をふり返る。

 「こころに春を呼ぶお酒」。
 議論の末にたどり着いた目標は“一杯で旨い酒”
 重みがあり、どっしりとした味わいだった「宮寒梅」が大きくシフトチェンジするきっかけになったのは16年前。社長の岩﨑健弥と、会長の実娘でもある岩﨑真奈夫婦が会社経営に加わったことだった。会長と若い2人が「宮寒梅らしい酒とは何か」をめぐり、何度も話し合いを重ねた。
 導き出した答えは、“一杯で旨い酒”。華やかな香りと先代から伝わる酒米栽培を生かした歴史でもある米の旨味を十分に引出し強調することで、日本酒本来の美味しさを伝えるという蔵の目指す方向性を明確にした。
 「米づくりから自分たちが担っているからこそ、造り手の顔や想いが見える酒造りにこだわりたい」。
 「美味しい地酒は、美味しい米があってこそ」が寒梅酒造の原点と言っていいだろう。
 岩﨑健弥社長は「こころに春を呼ぶお酒、ひと口、含んだ途端に心に春が訪れる。そんな幸福感に満たされる味わいをこれからも丹念に醸造していきたい。」と目標とするお酒をそう話してくれた。 宮寒梅は、これからも「みんなの心を幸せにするお酒」を醸し続けてくれるだろう。

 大正7年(1918)に地主だった岩﨑碩次郎が地元産の米から清酒を醸造、「誉の高川」の銘柄で販売開始。大戦による一時中断をへて、昭和31年(1956)に銘柄を「宮寒梅」として酒造りを再開した。平成23年(2011)に東日本大震災で仕込み蔵が全壊したものの、同年12月に蔵を再建した。

 寒梅酒造 宮城県大崎市古川柏崎字境田15

*https://miyagisake.jp/kuramoto/kanbai/ より

 代表銘柄

宮寒梅

純米大吟醸
豊かな香りは華が舞うよう。 米の旨みをふんだんにたたえ、 爽やかなキレが後味となっておとずれます。
原材料名 米(国産)・麹米(国産米)
使用米 美山錦100%
精米歩合 45%
アルコール分 15度

  


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