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<経産大臣指定伝統的工芸品> 愛知 名古屋節句飾

2021-05-27 09:43:18 | 経済産業大臣指定伝統的工芸品

 「名古屋節句飾」

 江戸時代から継承されている伝統的技術に裏打ちされた衣裳着人形等は、19世紀には節句飾の先進地京都に優るといわれたほど工芸的に発展し、その技法は1916年に確立。主な原材料も1903年から継続的に使用されている。

 産地内では、多岐にわたる技術者を有しており一貫生産体制を構築し、雛人形、五月人形等により子どもの誕生を祝い、健やかな成長を願う節句行事が一般家庭に普及したことにともない、中部地域の地の利を活かし東西の嗜好に適う多様な製品を産み出し、全国に販路を拡大した。

 

 「名古屋節句飾」が伝統的工芸品指定 生産者ら知名度向上狙う 2021年1月17日 05時00分 (1月17日 10時34分更新)


 愛知県や岐阜県で製造されているひな人形などの「名古屋節句飾」が十五日、経済産業省から伝統的工芸品として指定された。生産者らは「技術は優れているが、これまであまり知名度がなかった。多くの人に知ってもらいたい」と喜ぶ。
 名古屋節句飾はひな人形や五月人形、浮世人形などの「衣装着人形」とこいのぼりなどの「幟旗(のぼりばた)類」、「雪洞(ぼんぼり)」から成る。名古屋は尾張徳川家の城下町として工芸の技術が発達。周辺地域にも波及し、節句飾も江戸時代から作られた。全国に販路が拡大し、現在も愛知、岐阜両県で製造されている。
 中部経済産業局で会見した中部人形節句品工業協同組合の山田泰男理事長は「これを糧に名古屋節句飾をアピールし、より高いレベルのものを作りたい」と意気込んだ。
 伝統的工芸品は手工業的な日用品であることや百年以上継続する技術・技法であることなどの要件を満たすことで指定対象となる。愛知県内での指定は有松・鳴海絞や常滑焼などに続いて十五品目。
 (中山梓)

*https://www.chunichi.co.jp/article/186659 より

 


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