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<フィンガーライム> フィンガーライムとは

2023-01-25 08:07:50 | 果物

 「フィンガーライム」

 オーストラリアの原住民が愛用してきた香酸柑橘。ついに、正規ルートで穂木を入手し、苗木販売に漕ぎ着けた。
 この果実の特徴は、別名「森のキャビア」からも分かるように、砂じょう(柑橘の可食部の一粒)がまん丸であり、輪切りにすると、瞬時に、砂じょうがムクムクと出てくること。ライム、レモンの代わりになる食材で、お皿に盛った時の見栄えに優れるといった、画期的特長を生かし、飲食店では、お客様の目の前で輪切りにすることにより、砂じょうのムクムクの感動をお客様にも提供。

 フィンガーライムの砂じょうを入れたグラスに炭酸を入れると、砂じょうがグラスの中で上下に動きながら浮遊するので、カクテルなどにも・・

 当初は、フィンガーライム苗の生産ということで、試行錯誤の上なんとか納品まで至りました。出荷時に苗から採り置きする枝(穂木)が十分確保できるという考えにより、相当量の苗木ができると想像しておりました。
そこにまだフィンガーライムという植物がよく分かっていない落とし穴があったのです。この植物、普通の柑橘のように春、夏、秋芽という節目がありません。接木から半年間、生長が止まることなく伸びていきます。それと同時に腋芽が伸び、また、その腋芽からも腋芽がでるという生長をします。
 海外のインターネット上で知ったのですが、「フィンガーライムには、DIE BACK現象なるものが発生する。この現象は、春芽が発芽する前に、細い枝の先端から枯れこみを起す。この現象は、成木になっても毎年起こる。」腋芽の腋芽部分が穂木となるのでかなり細い上、DIE BACKを起す枝を穂木として使ったのだから、接木活着率が悪く、思惑通りの苗木生産ができなかったと考えています。

 日本における栽培について、まだ試験的ではあるが、北九州では露地栽培が可能なことが証明された。北九州地区では、四季成性が強く現れ、夏の間は、同じ樹に、花芽、幼果、成果が同居する。​

☆プロの視点からは、素掘り苗木2年生をお薦めしますが、下記等のご事情がある方にはポット苗木を推薦しております。

 露地苗木が1年生しか在庫がない品種。
 冬送り(落葉果樹等)の商品とあわせて、1回送りにして送料を浮かせたい
 早く栽培してみたいので素掘り苗木の出荷時期まで待てない。


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