第111回 2015年12月15日 「鮮やか!あたたか!布のルネサンス~青森 南部裂織(さきおり)」リサーチャー: 加藤夏希
番組内容
鮮やかな色と丈夫さを特徴とする青森の南部裂織(さきおり)。安倍首相の外国訪問の際、公式の土産品として選ばれた今注目の織物だ。実は、古い布や服を裂いて織りあげた、“エコ”な製品。江戸時代以来、女性が織り続けてきた。定番のこたつがけやざぶとんの他、トートバッグなどおしゃれ小物も今人気急上昇中。高い保温性や丈夫さの実験検証も交えつつ、十和田市や八戸市で、先人の技と心を受け継ぐ職人たちに加藤夏希が出会う。
*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201512151930001301000 より
はっちのものづくりスタジオ工房「澄」(井上澄子さん)
「南部裂織」と言えば、 青森県認定伝統後工芸士の南部裂織作家・ 井上澄子さんを抜きに語ることが出来ません。
井上澄子さんの工房「澄」は柔らかな地機織りにこだわった地域特有の伝統技法を後継者に伝えながら、彩り豊かな南部裂織グッズを制作しています。
井上さんは北海道出身で、結婚を機に八戸市に移り住みます。
当初は「裂織の『さ』の字も聞いたことがなかった」そうです。
その後、盛岡市で初めて「南部裂織」の作品に出合い、
古布の糸から紡がれるその色彩に感動。
裂織の伝承を目的に「南部裂織保存会」を創設した十和田市の故菅野暎子さんに師事し、昭和58(1983)年に師範の免許を受けました。
*https://omotedana.hatenablog.com/entry/2021/05/23/190000 より
井上澄子Inoue Sumiko
釧路武田和洋裁専門学校卒業後、八戸市の井上洋品店に嫁ぐ。1971年いのうえ手芸編み物教室開講、裂織教授免許取得(南部裂織保存会)。1994年第12回ニュークリエイティブ展新人賞受賞、第1回全国職人学会in小樽へ参加。2002年青森県伝統工芸士に認証され、2005年八戸南部裂織工房「澄」を独立開業。全国職人学会会員、日本技術史教育学会会員。
*https://hacchi.jp/floor-guide/4f/4-4.html より
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