「 386 マル白 白石温麺」
■白石温麺の誕生
いまから約400年前、白石の城下町にいた大畑屋の鈴木浅右衛門(のちに味右衛門(みえもん)を襲名)という青年により白石温麺は誕生しました。
当時、浅右衛門は胃腸が弱く病弱な父親・久左衛門のため「消化が良く父が元気になる食べ物はないか」と、毎日方々を探し回っていました。
ある日、旅の僧から、油を使わず消化に良い麺の製法を授かります。浅右衛門は、早速麺作りを開始し、苦心の末この麺を作り上げました。
膳に盛った麺を勧めると、食べやすくまことに美味しい麺に父親の食欲は増し、病状も回復していったそうです。
■人を思いやる「温かい心」から温麺と名付けられた
大畑屋の鈴木浅右衛門が作った麺は、評判を呼び、白石の武将片倉小十郎にも献上されました。
味もさることながら、誕生秘話に感銘を受けた小十郎は、「人を思いやる温かい心を持つ麺」という意味を込め、この麺を「温麺」と名付けました。
また、この功績により、浅右衛門は「味右衛門」と名乗ることを許されたと言われています。
白石興産株式会社 宮城県白石市字大畑一番1の2
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