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<都市の異名> 水の都 14.

2022-10-04 08:02:20 | 都市の異名

 「水の都 松江」

  宍道湖と中海に囲まれた地域に位置する。中心市街地を宍道湖と中海を結ぶ大橋川が流れている。水郷水都全国会議の第一回は松江で開かれた。*Wikipedia より

 松江市が水の都と呼ばれるその理由とは!? 2017年8月31日
 島根県ライターのマイマイです。
 今回は松江市の観光の目玉である宍道湖(しんじこ)の夕日をはじめとする周辺の水域についてご紹介します。

 2つの湖
 島根県には宍道湖と中海の2つの湖があります。
 中海は日本海とつながっており、宍道湖は大橋川を通して中海とつながっているので淡水ではなく汽水湖(海水と淡水が入り混じっている)です。
そのために海水魚も淡水魚も同じ場所に生息しているのが確認できます。

 中海には多くの鳥類が生息・飛来します。そのために2005年にはラムサール条約に登録されました。
かつてはアカガイ(サルボウガイ)を中心に漁業が栄えていました。その漁獲高は宍道湖をはるかに超えるほどだったそうですが、赤潮や干拓の影響などがあり漁獲量は減少傾向にあります。

 松江市を流れる大橋川
 宍道湖と中海をつなぎ、松江の市街地を北と南に分けているのが大橋川です。
 堀川遊覧船でご紹介した松江城のお堀も最終的にはこの大橋川につながっています。
 松江の市街地の中のいたるところに水路があり、昔は生活に欠かせないものだったそうです。
 そのため今でも石積みの護岸が残っていたりと、生活の一部となった川や水路から松江は水の都と呼ばれることもあります。

 余談ですが島根県は釣り人口の比率が日本一高い県になったこともあります。
 この大橋川は日本全国屈指のシーバス(スズキ)釣りポイントになっており、釣りをしている人を多々見かけます。
 また、車で30分走れば日本海にも行けるので、釣りを日常的にしている人も多いのではないでしょうか。

 大橋川の見どころ
 このような背景がある水の都松江市ならではの見どころとイベントをご紹介します。

 ・宍道湖の夕日
 日本夕陽百選に選ばれるほど、宍道湖に沈む夕日は美しいです。日本一の夕日として松江市もPRを行なっているので出雲大社に並ぶ観光名所と言えます。
 天候や時間に左右されてしまい、運が悪いと見に行った時にはもう沈んでいた、なんてことがないように松江市が一週間先までの宍道湖夕日指数(宍道湖に映える夕日が見える度合いを指数として表現したもの)、日没時間をこちらのサイトに掲載しているので夕日を見る方は確認しておきましょう。
 ・ホーランエンヤ
 ホーランエンヤとは10年に1度開催される祭事です。大橋川から意宇(いう)川を舞台に豪華絢爛な船団に乗り込んだ地元の人々が「櫂伝馬踊り」(かいでんばおどり)を披露します。
 大阪府の天神祭り、広島県の厳島神社の管弦祭と共に日本三大船神事の1つです。
 次回の開催は平成31年となっています。

 いかがでしたでしょうか?
 松江市が水の都と呼ばれている由縁がわかると、宍道湖の夕日もより一層楽しめると思います。

*https://wanmo.jp/spot/20170831-1982 より


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