先日、宮崎に行きましたが、レンタカーを返却する前に、いつもの習慣で空港の周りを走りました。
ここ、宮崎空港は、旧海軍航空隊が赤江飛行場として使用していました、ので、
その名残がターミナルの反対側にあります。
前から、機会があれば、訪ねて見たいと考えていましたが、今回少し時間が有りましたので見てきましたので、短いレポートをします。
一ツ葉道路のターミナル側の戦争中の遺跡。(掩体壕)
この字を読める方も少ないかも知れません。(えんたい壕)と読みます。
戦争中、空爆による飛行機の被害を少なくする為に、頑固に補強された中に、
飛行機を格納した場所です。
しかし、戦争末期には、資材不足により、簡易型で作られた所もあるようですが、
こちらは、非常に現存するのは、少ない見たいです。
ここは、
春から秋にかけては、田んぼの中に点在しているので、行くのに難儀しそうですが、
初冬のこの時期は、苦なく行けます。
野菜畑もありますので、訪ねる時は、注意してください。
コンクリートの掩体壕の裏側が、宮崎空港になります。
数ヶ所見るこができます。
別の、掩体壕を正面から見ると、
翼と、胴体部分が良くわかると思います。
多分、個人の持ち物と思います。農機具小屋として、使っているもののと、思っていましたが・・・・
なんと・・!!!!
ホームレスの方の住居になっています。
他にも、弾薬庫用と思われる物もありますが、こちらも、入居者がおられる痕跡があり。犬にほえられたのには、まいりました。
掩体壕の中にブルーシートで、小屋が作ってあります。中が比較的良く見える一つですが、
中には、空き缶やゴミ、不燃物の山になっている物もあります。
確かに、ブルーシートよりは、ずっと丈夫、少々の事では壊れないし、風、雨よけには最高との住居と思います。
多分、一つの掩体壕に一人の方が住んでいるのだと思います。
興味を示して、訪ねる人間もいます。何とかなりませんかね???
こう書くと、周りに鉄条網もでも張り巡らして、鍵をかけて、立ち入り禁止に
してしまうのが、落ちですが、
是非、中に入って、見たと思いますので、それだけは、許してください。
地元の方にお聞きした所では、最終的には、二十個ぐらいあったそうですが、
現存しているのは、そんなに多くありません。
もう少し、整備して、保存の必要があると思うのは、私だけ・・・
確かに、戦争というもの自体は、良くありませんが、
後世に残すべき遺産と思いますが、皆さんはいかがお思いでしょうか??
田んぼのあぜ道には、滑走路もしくは、掩体壕のつぶした後と思われる、コンクリート破片が、いたるところに落ちています。
朽ち果てていくのは承知していますが、やはり、残していく方法で見当してほしいものです。
決して、ホームレスの方を追い出せといっているわけでもありません。
そちらの問題は、又次元の違う場所で、解決できる方法を検討してほしい。