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郷土紙千葉日報讃歌 - 2 ( 千葉県の自民党議員には、改憲の意思無し )

2020-01-11 21:41:49 | 徒然の記
 先ず、与党自民党と公明党の議員諸氏20人の、改憲への取り組み姿勢を紹介します。読んでいた時気づかなかったことが、転記していると見えてきました。
 
 息子や訪問される方々に、意見を一覧にして紹介する予定でしたが、それでは私の気持ちが伝わりません。個別の感想では語れない衝撃がありましたので、順序を逆にし、与党議員諸氏全体への意見を、最初に述べることとします。結論を先に言いますと、予想していた以上の失望でした。
 
 「千葉県の国会議員がこんな状況なら、憲法改正は決してできない。」
 
 千葉県には18人の自民党議員がいますが、その多くは、まるで昔の社会党みたいです。つまり「総論賛成、各論反対」で、「結局は、何もかも反対」と言う論法です。
 
 本当に自民党の政治家かと、歴史観の欠如と愛国心の無さに唖然としました。短い紙面で歴史観が語られるかと、議員は反論するかもしれませんが、信念を持っていれば、わずかな言葉でも思いがあふれます。国を思う国民になら誰にでも、以心伝心します。
 
 「これでは安倍内閣どころか、私が死んでからも憲法改正は夢の夢だ。」
 
 ここまで事実がハッキリすれば、慌てることはありません。短気な青年でありませんから、悲憤慷慨したりはしません。記事を再読し、息子たちに伝えるのが先です。
 
 与党と言っても、もともと公明党は改憲反対ですから、憲法論議では野党です。 従って富田茂之氏と平木大作氏の2人は、共に「憲法三原則の堅持」を主張しています。
 
 反日野党の議員諸氏は、「平和憲法三原則の絶対遵守」を言い、国会での憲法論議さえ拒絶しています。つまり公明党の2氏が言う「憲法三原則の堅持」と、野党の主張する「平和憲法三原則の絶対遵守」は、同じ内容です。
 
 息子たちだけでなく、自分のためにも、何時、誰が決めたのかも不明な、「日本国憲法の三原則」について、調べてみました。以下のような、説明がありました。
 
 「日本国憲法の三大原則は、 1. 基本的人権の尊重  2.国民主権(主権在民)   3.平和主義(戦争の放棄)である。」
 
 原則の3番目の「平和主義」を前面に押し出す限り、憲法改正の主目的である「軍の再建」は、できません。驚いたことに、公明党の2人だけでなく、松野博一氏と浜田靖一氏が同様の意見です。
 
 松野氏は、安倍総理と同じ細田派の議員で元文科大臣です。元防衛大臣の浜田氏は、無派閥を自称していますが、反安倍の石破氏を支援する人物です。2人の議員を見るだけで、安倍総理の党内基盤の弱さが見え、反日マスコミの「安倍一強」の嘘がバレます。
 
 同じ派閥にいて、文科大臣に任命しても、松野氏に「憲法三原則の堅持」と、野党と同じ意見を言わせているのですから、安倍氏の力も知れたものです。「時代がどう変わろうと、自分の国を守ると言うのは世界の常識だ。」と、自民党政治家らしい正論を述べている議員は、1人もいません。「なんとか国民のご理解を得て、」とか、「野党の皆さんにも議論に参加してもらって、」などと、腰の引けた意見が目立ちました。
 
 独立国家、世界の経済大国とか自惚れる前に、戦後74年経っても、外国の軍隊に国を守られ自立できない日本に、疑問を抱かないのでしょうか。憲法論議が進まず、日本の自立が進まないのは、反日左翼の野党と、反日のマスコミのせいと思ってきましたが、情けない自民党議員の意見を聞かされますと、考えが変わります。
 
 「国民の負託を受け、多数を与えられながら、改憲議論が一向に進まない原因は、自民党の議員たちにある。」
 
 その最たる人物が、千葉10区で選出された、二階派に所属する林幹雄氏の意見でした。
 
 「自民党案ありきではない、数の力でもスケジュールありきでもない。」「各党と自由討議し論点整理を行い、そこから議論を進めたい。」
 
 いつまで経っても何もしない、と言っているのと同じことです。これが、自民党筆頭副幹事長を務め、経済産業大臣だった政治家の言葉です。ここには、反日左翼の亡国論と戦おうとする意志がありません。次回はコメントなしで意見を紹介しますから、憂国の情も愛国心もない自民党議員の言葉を、自分で確かめてください。
 
 改憲の風が千葉から吹くと期待し、「郷土紙千葉日報讃歌」と表題をつけ、1人で喜びましたが見事に外れました。千葉県の自民党議員が日本の例外なのでなく、おそらく全国が似たような状況にあるのだろうと思います。
 
 千葉県の現実を見せてくれたのですから、千葉日報社への感謝は変わりません。風見鶏の多いのが政治家なので、千葉県だけが例外状態ということはありません。彼らが堂々とたわ言を言えるのは、全国横並びの安心感があるからです。
 
 今回はここで一区切りとし、次回は与党議員の意見、最後には反日左翼野党議員の意見を紹介します。私たち県民が選挙の一票で意思表示をしないと、国会議員は動きません。どうすれば彼らを動かせるのか、考えなくてなりません。
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