「ニュース番組の女性プロデューサーの成り上がり物語」と知り、行くのをパスしようとさえ思ったくらい....
ところが!
笑いすぎて涙が出るくらいの状態に陥り、大変満足して帰途についた。
全く予想外。
なにがそんなに素敵か。
まずは、ベテラン俳優×2。
メインキャスター役のダイアン・キートン(写真:左)のひとつひとつのセリフから仕草まで、いちいちチャーミング。
キャスター役ならではの、「オンエア時」 vs 「切り替わった瞬間」の変化で次々と笑わせる。
またキャスターなので、スッピンでのド・アップがないのもいい(前作「恋愛適齢期」はそれが多すぎなかったか?)
こうやって、どんどんと、盛り上げる!
そして相方のハリソン・フォード(写真:右)
これが珍しく(笑)、いい!
(すいません)
彼は、かつて名声を浴びた報道マン、そして今はひねくれている報道キャスターを演じる。
頑固なキャラが、彼の今のルックスに似合うのだ。
この2人に比べれば、主役のレイチェル・マクアダムスも奮闘しているが、まあまあの出来となってしまう。
監督がよくても、ダメダメ映画に先日出会ったばかりな一方で、これは出色な出来。
脚本アライン・ブロッシュ・ マッケンナ(プラダを着た悪魔)と、監督ロジャー・ミッシェル
(ノッティングヒルの恋人)の息があってこそのこの結果だろう。
また、ロケ先のNY。
ワン・ショットごとに、最高のNYを切り取っていて、痺れまくった。
例えば本番を翌日に迎えているにもかかわらず、ぶち切れたハリソン・フォードが飲みまくり、最後にたどり着くバー。
そこは、前回のNY渡航で最もお気に入りだった店。
ForbesのAll Star Eataries in NY ×100レストランのうち、最上の★★★★×4を獲得。
私のその店の感想は「これぞNY 」
(別途、NY飯シリーズで紹介します)
そんなベストショットがずっと続くので、ここもさらにハマる要因ではあった。
ひとつだけ注文を言わせていただくと、日本の「タイトル」
まあ、そういうことなんだけど... もう少しなんとかならなかったのか?
チャーミングな原題、Morning Gloryとどうしても比べてしまう。。。