
タイトルの印象だと、ヘビメタ のメンバーの話か? ≒ 興味ねえな!(笑)
ところが アカデミー賞で作品賞 をはじめ、6部門ノミネート!
(作品賞・主演男優賞・助演男優賞・脚本賞・編集賞・歌曲賞)
で、慌てて鑑賞(Amazon)
まずは一言感想から。
見終わってみると、タイトルの意味の深さにビビった…
その意味は実際ご覧になっていただき、腑に落ちていただきたい!
さてストーリー。
ヘビメタ?ハードコアパンク? のバンドのドラマーが主人公(リズ・アーメッド 写真:右)
毎晩のようにゴリゴリの大・轟音を浴びまくっていた彼。
自分の聴力が急速に失われつつあることに気づく。
病院に行くが、治るどころか25%に落ちた聴力をどう維持できるかのレベルの診断が下る。
自暴自棄に陥る主人公…
バンドのギターボーカル担当の彼女に慰められつつ聴力を失った人の支援コミュニティに参加。
ここで手話を徐々に覚え、新生活に馴染んでいくが…
画期的かもと感じたのが、主人公が聴力を失っていく過程から 無音 までを体感させる演出。
この点で、主演男優賞・脚本賞・編集賞ノミネーションに納得。
さらに助演男優賞候補の ポール・ラチ Paul Raci(写真:左)
彼の演技も強い印象を残していたので、納得!
しかもその演技の背景には深いバックグラウンドがあり、唸らされる…
結論:全く予想外に「深い」タイトルの意味 に唸る出来栄え。アカデミー賞 6部門ノミネートも伊達じゃない!