カンヌ国際映画祭で審査員賞。
だが最後の最後まで、パラサイト と競ってたそう。
この件以外、全くの前知識ゼロ状態で鑑賞。
冒頭から笑わせる。
アバンギャルドな音がぐちゃぐちゃと流れる。
超気持ち悪い(笑)
直後に急転換し、昔の映画のようにのっけから、キャストのクレジット。
一点してBGMは ゆる〜い 女性ボーカルのブラジル音楽…
その後、超クローズアップで 宇宙 → 地球 → テーマの バクラウ にカメラが寄る。
サブタイトル、地図から消された村、を思い出させ、緊張が走る…
で、本編が始まると基本、ノンビリしたブラジルの片田舎の風景・庶民生活のシーン。
完全に拍子抜け!(笑)
故郷の村バクラウに戻ってきた主人公?テレサ は懐かしい幼馴染と会う。
そんなホノボノした感覚が漂うシーンが80% を占める。
ところが進めば進むほど、次の展開が読めない。
主人公のように思われていた テレサ も影が薄くなり、物語が予想もしない方向に進んでいく…
冒頭のキャストのクレジットといい、これって、意図的に映画のフォーマットを崩してる?
というわけでネタバレなしでは、これ以上の説明不可(笑)
結論:完全に虚をつかれる、ジャンル分けを拒絶する怪作。パラサイトより全然面白い!
となると、今年のベスト10入りは確実だな...