
去年の 無観客 から一転、今年は 有観客!
と喜びつつも、やはり観客席は皆マスク(仕方ない)
このため「理性」では喜びつつ、「感性」的には去年に近い感覚に陥る…(涙)
<楽しもうとするのだが、例年のように 音 が素直に入ってこない自分に気づく…
<映像でずっと目に飛び込んでくるので…
2022年も容易な年には成り得ないことを認識してるせいだろうか…
そんな微妙な感覚が続くまま、1部が終了(涙)
ところが2部が始まってしばらくしたところで、突然 自分の心が溶けた!
その曲は、
・カール・ミヒャエル・ツィーラー Carl Michael Ziehrer 作曲 ワルツ「夜遊び好き」Nachtschwärmer
( op.466 )
「夜遊び好き」というくらいだから、陽気な行進曲で始まり、歌 が始まる。
「 ねえ、君。どう思う。家に帰りたい、それと もここにいたい?
夜が明けて、太陽が私たちに笑いかけるよ。ねえ、君。
そうしたら家に 帰って、私たちを眠らせるじゃないか 」
( 日本ヨハン・シュトラウス協会 HPより引用 )
そして続き、口笛 の合唱!
で涙腺が緩み出す(笑)
「口笛なんてこの2年吹いてないし、聞いてすらいない...」
この 歌 → 口笛 パートはクライマックスでも登場し、エンディングに至る。
一晩飲み明かせるような「普通の世の中」を歌ったこの曲は今こそ披露するに相応しいのでは。
まあ~ 一言にいうと「チャラい」ワルツ(笑)
なのだが、この「チャラさ」が良かったのだ!
そもそもこのウィーン・フィル ニュー・イヤー・コンサートは、 不況の落ち込んだ気分を盛り上げるために始まったとされる。
その点において、今年2022年のニュー・イヤー・コンサート N o. 1曲として勝手に認定したい!
・2022年 ニュー・イヤー・コンサート N o. 1曲 = ツィーラー ワルツ「夜遊び好き」(笑)