先週 1月 7日(金)に何と! THUNDERBIRDの「新作 サンダーバード 55」が劇場公開。
これまでにはリセットした新装版や、アニメなどがあったがどれもイマイチだった…
が…
今回は「オリジナル」の世界観を「完全再現」したもの!
背景を調べると、実はなかなかに現代的。
元々は、製作50周年(1965年)をむかえるにあたり、50周年 クラウドファンディングを開始。
(写真はそのプロジェクトのロゴ)
その集まった熱い資金を元に、「オリジナル」の世界観・政策手法で忠実に練り上げた ×3話。
Episode 1. = サンダーバード登場( 何なんだ?!?笑 )
Episode 2. = 雪男の恐怖( ベタっぽくて、いい!笑 )
Episode 3. = 大豪邸、襲撃( ペネロープネタ?!?笑 )
完成した上記の ×3作 をひとつにまとめ、劇場映画として日本公開、というワケ。
コロナ禍で世界的に映画製作が滞る中、コレはコレでありか!
50周年から5年後というわけで、オリジナルのタイトル THUNDERBIRD ARE GO!にかけ、「55」なんてえのも 洒落てる(笑)
で実際に鑑賞しての感想。
冒頭、今回の新作 × 3話は、33回転のレコード × 3枚 を忠実に再現したもの、と説明。
この時点で、ストーリーに期待するのではなく、その再現性に集中するべき、を理解!
(何せ 33回転のレコード × 3枚 のジャケは明らかに子供向け)
さらに続きその再現性にかけた情熱を制作陣そして監督が語り出すだけで、既に目頭が緩み出す(笑)
本編でいうと、
3編とも「ペネロープ」が主人公なので、全体としての統合性も結果的にだが確保されていた。
さらに × 3の本編の間に「特別企画」が用意してあり、それぞれに魅了される内容!
一方で注意点 ×2
~その1~
公式サイトから上映劇場の一覧でチェックした場合、「日本語吹替」が ない 表記の劇場も。
アメリカで視聴後、日本に戻り日本語テーマソングを聴いて驚愕した覚えがある当ブログとしては原語版を選択したいと希望していたので、それらの映画館での鑑賞を検討した。
が!
個々の映画館に飛んで調べてみると、結局は全て「日本語吹替」
おそらく各映画館が諸設定を行う仕様で運用されていると思われ、要注意。
つまり「字幕版」は存在しない、というのが結論。
一方でテーマソングでいうと、× 3話のエンディングが、
Episode 1、Episode 2=英語版テーマ曲
最後の Episode 3のみ、 日本版ソング
という構成になっており、その点 配慮 されているように感じた。
~その2~
本編終了後、オマケで同スタッフが制作した「ネビュラ75」が併映される(11分)
だが、その冒頭でキャラの一人 ロボット が言い訳するように、
(1)コロナ禍中のロックダウン中の遠隔操作による製作 → このため 正直 shabby...
(2)さらにストーリーの整合性がいまひとつ...
このため、折角「大満足」だったはずが、席を立つときには「蛇足感」満載!(笑)
過去に経験したことのないような「中途半端な気持ち」で劇場をあとにすることになる…
こっちを予告編的に先に上映した方が良かったのでは?
唯一考えられる 対策 としては「始まってヤバいと思った時点で席を立つ」ことだろうか。
この点、ご注意!
結論:劇場の大スクリーンでオリジナルの世界観が再現される「夢のような時間」 である一方、注意点も...