読後評には至らなかったが、INNOVATION STACK という本を読んだ。
スマホ決済を可能にした Square 創業者 の話で、クライマックスは amazon に対決して勝利! のくだり。
とはいえ、そのINNOVATION STACK =クレジットカードを読み込むリーダーをスマホにつけるというレベル。
そんなものはとっくに淘汰され、今やマネーは最高のビッグデータという理解で「争奪戦」が繰り広げられている。
この「争奪戦」の最新の状況をわかりやすく解説しているのが本著。
著者は「超」整理法 で有名な、野口 悠紀雄氏。
「章立て」で大まかな流れがわかるので、以下。
第1章 データを制する者が世界を制する
第2章 ビッグデータの利用には規制が強まる
第3章 マネーを制する者がデータを制する
第4章 マネーのデータを本人がコントロールできるか?
第5章 オープンバンキングで進むデータ利用
第6章 分散型金融と分散自律型組織は、金融の世界を一変させるか?
第7章 マネーのデータ活用で日本再生を図れ
当ブログの読むところでは、肝は 第6章 分散型金融と分散自律型組織は、金融の世界を一変させるか?
分散型金融(DeFi)とは =プライベート・ブロックチェーンを活用する仕組みで「管理者不要」
国境をやすやすとを越えられる?(が危険も大きい)
分散自律型組織(DAO)とは = ブロックチェーンをベースにした スマートコントラクト で自動化する組織
次の第7章がクライマックス。
先進的だったゆえにキャッシュレスに出遅れ中の日本の再生法を語る。
こちらは本書をとっていただきお読みいただきたい!
結論:今やマネーは最高のビッグデータ。この本のテーマはその「争奪戦」の最前線!