~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

やっと五歳

2007年10月02日 18時17分14秒 | 家族・友人等
明日は娘の誕生日だ。
子どもならば誰でも誕生日は楽しみなものだと思うが、娘はまさに「指折り数えて」待っていた。
これには理由がある。

娘は、年中さん(実際は二年保育なので年少と呼ばれている)としては、比較的大きく、口も達者なので、日頃大きい顔をして園生活を送っているであろうことは想像に難くないが、何かの折に男の子から「まだ四歳のくせに!」と逆襲されたらしい。
たしかに園外で遊ぶのを見ても、年長さんは絶対だし、話によると5月生まれは4月生まれに頭が上がらない(爆)という例もあるらしい。
恐るべき年功序列!

幼稚園というところは、毎月お誕生会があり、子どもたちはことのほかその行事を楽しみにしているのだが、これがなんというか「プチ成人式」的心理効果を上げている模様だ。

ある年齢までは、何事によらず「初体験が他人より早い」というのは自慢であり誇りでもある。これはなにも幼稚園児に限ったことではない。
先日、昔の「中学生日記」を再放送していたが、仲良しの男の子四人が「<生えた>人間から順に、仲間を卒業する」というとりきめをし、得々として「卒業」していくものもいれば、「生えたって、昨日までのボクと何も変わってない。急に大人になんかなれないよ」と半ベソかくものもいた。
ほんとにそんなことは些細なというか「毛ほどの差」なのに、この年代にとっては何百倍の顕微鏡で見たかのように、大きい大きいことようだ。
(ちなみにこの番組のタイトルは、『生え出づる悩み』という)

そのままの話でいけば、中年同士「私の方がシワ多いから、あんたは黙ってなさい」とか、「まだ白髪も生えてないの?経験足りないわけよねえ」とかいうイジメがあってもいいように思うが、逆に「昭和40年代生まれと30年代生まれと一緒にしないで」(爆)というような差別をうけたりなんかする。
ちなみに私の学年は39&40年生まれの混在する微妙なお年頃だ。

娘もそのうち早生まれの子に、「学年は一緒かもしれないけど、あなたより一歳若いんだから」と言われる時が来、男の子たちにしてもはるか年下の女の子に振り回されるような時がくるかもしれない、が・・・・
まだなにしろやっと五年生きたばかりだ。