~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

<楽譜製本>ふたたび

2013年01月07日 22時38分09秒 | その他音楽

またまたこの話題のでる季節がやってまいりました(・・どういう季節だ??)

<楽譜製本>

実は、このブログにもこの検索ワードでお越しくださる方がけっこうおられるのです。

調べましたら昨年の1月21日、このタイトルで日記を書いておりました。(こちら

以下のような内容です。

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A.だいたい私もこんな感じかな・・というのが下の3つ。

基本的に<紙テープ・不織布テープ>&<しわなしピットのり>で仕上げる方法。

http://shidaok.web.fc2.com/seihon_gakufu.htm

http://homepage1.nifty.com/nco/binding/binding.html

http://osakana2005.blog.so-net.ne.jp/2005-05-06

 

B.より美しい製本をめざしている、上級編。

http://etsuwo.daa.jp/essay/music03.htm

http://b3a4s4s.web.fc2.com/05musician/bookbinding1.htm

 

C.これは背の部分をバッチリ仕上げる本格的製本方法。製本機を使っています(動画)

http://www.youtube.com/watch?v=i5PMhj2lvYs

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楽譜製本にはみなさんそれぞれこだわりがおありになると思うので、なにも私が書くことではないと思うのですが、けっこうなアクセスがありますので、・・・書きます(笑)。

私は基本的に上記のAですけど、リンク先にあるような1ページずつのコピーではなく、コピー代をケチっているのと少しでも手抜きをしたいという理由により、見開きで取っています。その際、とくに輸入版のものは、左右がきっちり入るように気をつかいます。

(楽譜はそもそも複製してはいけないので、コピーのやり方なんか記載するものではないと思うのですが、レッスンのとき自由に書き込めるようにとか、または携帯がしやすいようにとか、たいがいの人はコピー経験がおありになると思うので、そういった目的でのコピーについて書いています)

私のやり方はだいたい次のような感じです。

 

1.楽譜は見開きにすると、たとえ輸入版でなくてもA3よりはるかに大きいサイズなので、左右をきちんと入れるには、中央を寄せる必要があります。自分の楽譜ならば左右のページのつなぎめ付近をほどよく折ってコピー(片面コピー)します。

2.コピーをし終えたら、一枚ずつ譜面を中にして折ります。その後、テープ(私はサージカルテープの不織布タイプ、12mmのもの)で紙同士をオモテから貼ってつないでいきます。オモテから貼る理由は、ウラから貼ると、めくるときに紙同士がくっついてめくれないことがあるからです。(リンク先のものは、隣り合った2ページを貼り合わせてまず見開きを作成しているので、これは裏からでいいと思います)

  紙と紙はほんの気持ちだけ離して張り合わせ、紙同士が重なったりぎりぎりにならないように気をつけます。

3.そしてひたすら紙をただただつないで、昔の長いお手紙のようにべろべろ~と長くなるようにします。

4.このままでは、もしめくりそこねたとき落ちて大変なことになるので、背の部分を留めます(同じくサージカル不織布テープ使用)が、曲によってめくりたい場所が違うので、この状態のまましばらく練習してから、まとめるところを決めます。(3ページ以上ひろげておきたいところもあったりするので)

これは本番時、自分でめくることを前提としているので、そうでない場合はさっさと背の部分をまとめてしまってもいいと思います。(伴奏でコピー譜をいただくときも、背の部分は留めないでおいてもらうように個人的にお願いしています)

 

それから製本とは関係ありませんけど、本番でコピー譜を使う場合、紙によってはライトがあたって見えずらくなることがあります。また、本番直前に「やっぱりコピーにしよう」と慌てて作ったような場合、紙がなじんでなくて、めくれないことがあります。なるべくなら原本を使って譜めくり人をつけた方がいいのでしょうけど、そうもいかない場合が多々ありますので、そのような場合は、あらかじめ何回も本番仕様で練習することをお勧めします。

それから、ある程度の年齢になりましたら(子供は忙しくてなかなか時間もないでしょうけど)、コピーや製本は自分でやったほうがいいと思います。ピアノソロの場合はレッスン用や予備用としての場合が多いでしょうが、伴奏の場合はコピー段階から本番を想定して取ることもあるので、これは演奏者の仕事のうちかもしれません。

 

・・・・・・というようなところで、<楽譜製本ふたたび>を終わります。