~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

リハーサル見学

2013年01月12日 21時57分54秒 | ピアノ

岡山まで行ってまいりました。

なにしに行ったというと、松本さんのコンチェルトのリハーサルを聴かせていただくため。

広島で開催されるコンサートの際はもれなく受付とかウラとかをやっているので、これまでも本番を聴くために遠征したことはありますが、過去2回は東京でのコンチェルト。

私個人的にもコンチェルトが好きで(自分はもちろん経験はないですけど)、しかもできればリハーサルを聴きたい。

なぜリハーサルを聴きたいかというと、指揮者のやっていることがよく見えるから(笑)。オケの変わる様子がわかるから。

当日のゲネプロ・本番も併せて聴くのがベストなのですが、それはちょっと難しそう。許可を得て、リハーサルを聴かせていただくことにしました。

さて、岡山ですけど、これまで行ったことあったかな・・・という感じで、松本さんにも「ちゃんと来られる?」とご心配いただきましたけど、ちゃんと行けました。過去にはたしか小豆島に行くときに経由しました。(どうもそれ1回だけのようです・・)

最初なんとなく遠慮がちに1階左側バルコニーにすわってました。(こんな眺め)

リハーサルだから・・というわけでもないですが、なんとなくのんびり固唾も飲まずに聴こうとしてましたところ(その前に、ヨハン・シュトラウスを楽しく聴いていたこともあり)、冒頭いきなりの気合で、あやうくのど飴を誤飲するとことろでした。あぶなかった・・・・(汗)。

ホールもいいのでしょうけど、オケのダイナミックスレンジが広いし、フレーズが息長くて、好きな響き。

松本さんのラフマニノフ2番はライブでは初めてで、CD(国際コンクールのライブ録音)で聴いたことがあるだけ。CDとライブの違いはもちろんあるにしても、以前のものとはかなり違う印象を受けました。音が厚い?重心が低い?体重ではなく(それもあるかもしれませんが・・・逃)、年輪を感じました。

もちろん国際コンクールのCDも私は愛聴してますけど、そちらはそちら、こちらはこちらで違う魅力があります。聴く側の年齢や精神面での相性もあるでしょうし、同じ演奏家で長い間にいろいろなものを聴けるというのは幸せなことです。

(そうは見えないかもしれませんが、私、「寝ても覚めてもショパンとラフマニノフ」だった期間が少なくとも10年程度はあるわけで、弾かないから、いや弾けないから、と言ってけっして嫌いなわけではありません。じゃあ今は、なにが好きなのかといわれても困りますけど。)

さて、3楽章まで通ったあと、チェックポイントの練習がありましたが、ここで席を移動して、2階正面へ。

これが・・・相当響きが違うんですね、びっくりするくらい。これだけ離れているのに指揮者の指示が聞き取れる感じ。やはり演奏会レビューを書くときには席を明記したほうがいいんでしょうね。

私は自由席のときは前半と後半とで席を移ることが多いですけれど、席を移動できないコンサートのほうが多いですから、やはりそのホールをよく知って席を取る必要があります。ただ良い席はだいたい値段も高いことが多いですが・・・・

明日は、調律もピシッときまるだろうし、もっとピアノも鳴ってくるだろうし、オケともさらに呼吸が合うだろうし、いいなあ・・・ほんと連日通いたい気分です。

明日行かれる方はお楽しみに! 

日時 2013年1月13日(日)15:00開演(14:00開場)
会場 岡山シンフォニーホール 大ホール
出演 指揮/飯守泰次郎
ピアノ/松本和将
管弦楽/岡山フィルハーモニック管弦楽団
曲目

ワーグナー/「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
         前奏曲
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18
J.シュトラウス/喜歌劇「こうもり」序曲、
          シャンパンポルカ、
          アンネンポルカ、常動曲、観光列車
          皇帝円舞曲、美しく青きドナウ