~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

クリスマス会 準備雑感

2007年12月08日 20時21分07秒 | ピアノ
ここ2日ほどサークルのクリスマスコンサートの準備や、その他の用事に忙殺され、ブログの更新もできなかった。

夏のコンサートの時は、初めてホールを借りるということもありそれなりに緊張して準備を進めたのだが、今回はレストラン貸切で気楽な雰囲気でやろうということだったので(私が勝手に決めていただけかもしれないが)、ちょっとのんびりしていた。でものんびりしていいのは雰囲気だけだし、準備は周到でなければ当日のんびりできないことに2日ほど前に気付き(殴)、世話役の相方とバタバタと走り回った。

もともとスタッフのつもりだったので、ソロは弾かないつもりだったのだけれど、もしリクエストがあれば、こういう時にこそ短期間でとりあえずの形にするトレーニングしてみようと声をかけてみたら、バッハの「主よ人の望みの喜びよ」と「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」のリクエストをいただき、これはエライことになったな~と思ったのだが、やることにした。
でもさすがに短期間(2週間くらい)の最後の数日が「練習するなら仕事しろ」の状況に陥ることは予測できず、結果は某氏に見抜かれたごとくに「やっつけ仕事」になってしまったのだが、弾いているほうはもう「カラオケで最後まで歌えたら100万円」の心境で「・・・止まらなかった・・・あ、止まらなかった・・・」という状態だったので、とりあえず「やっつけ」たということであれば、なんとかクリアではある。
・・・・が、リクエストくださった方にはよければまたいつか聴いていただきたいと思っている。

話がいきなり脱線してしまったが、そういうわけで、今回は特に「発表会で自分も弾かれる先生」は大変だろうなあ・・と心底同情申し上げた。これは自分のリサイタルが完璧にできるとかそういうこととはまた別次元のことであろうと・・。




服にふさわしくあれ!?

2007年12月05日 15時40分21秒 | 家族・友人等
数日前、遊びにきてくれた友人と話していてふと「まともなフォーマルがないなあ」ということに気付いた。
それだから、今年春の娘の入園式の時はさんざん悩んだあげくに、プチフォーマルというかエセフォーマルで済ませた。
考えてみれば、来春は息子の卒業&入学、再来春は娘の卒園&入学があるわけだ。
幸いなことに私は記憶にないくらい不祝儀系には縁がなく、したがってそのための服というのは20歳の時、慌てて近所のスーパーで買ったワンピースを持っているのみ。さすがにこれはもう着るわけにはいかないでしょ・・というわけで、「すべてに使いまわしがきく」という噂のブラックフォーマルを物色することにした。


まあ来年の春までに手に入ればいいから・・という心づもりだったのだが、昨日のチラシの中にまさに「冬のフォーマルバーゲン」という文字が躍っており、「おっ!」と思ったのだが、いやいや今週末弾く曲もまだ全然できてないのにそれどころじゃない、といったんは却下。でも、今朝になってみると、なぜか行かなければならないような気になってしまい、ほとんど開店と同時くらいに会場着。

これまではフォーマル売り場に行くことはあっても、ブラックの方はめったに見ることがなく、興味もなかったのだけれど、よくよく見れば実にバラエティーに富んでいて、値段もほんとにさまざま。
会場はなぜかこんな朝早くからたくさんの人出。みなさん何を買われるのだろうか?(完全に自分のことは棚に上げている・・)
私、1着また1着と持ち込んで試着しているのに、誰も声をかけてこない(爆)。
他のお客さんの接客に忙しそうではあるのだけれど、外から「いかがですかあ」と声をかけてくれて、いちおう見てはくれても、「よろしいと思いますよ」でそそくさと立ち去るのはなぜだ?!(爆)

今回カラーフォーマルの方は、あまり興味がなかったのだが、妙齢のオバサマ方が、次々と試着&購入されていく。結構ヤング(死語・・)なデサインもあったのに、羽織るものを合わせて着ておられる。
音楽関係の方ならなんとなく雰囲気でわかるのだけれど、そういう感じでもないし、音楽関係の人はあまり上に仰々しく羽織ったりはされない。ファー付だったりするところをみると・・・何に着ていかれるのか?ディナーショーとかだろうか?

一方ブラックフォーマルの方は、もちろん冠婚葬祭すべてに備えてのことだろうけど、「なにかあったときのためにね、いちおう・・」という方が多いようだったが、店員さんは「火葬場が寒いんですよね。でも最近の施設はそうでもないと思いますよ~」などと、なかなかリアルな対応をされている。

私の方は4着目くらいで、ワンピース&上着という組み合わせの多いなかから、ツーピース&上着というものを選び出した。
長めのスカートは単品で使いまわしがきくとか、派手めなブラウスを合わせれば祝儀系もOKだとか、上着の襟が付け替えができて冬も夏もいけるとか、こざかしい計算をしつつ、でも相当気に入ったのでかなり購入指数上昇だ。
そこへ、店員さんが「いかがですかあ?」といいつつ通過しようとした。
さすがに「ちょっとみてもらえますか?」と呼びとめたところ、私が試着していたものを見た店員さん、いきなり
「お客様・・・これ、いくらってついてました?」
「え、これですか?△××00円ですけど?」
「そうなんですか。・・・・これつい何日か前まで売り場にあって・・・実は×0000円くらいしてたんです・・・・・」

言われた値段は2倍をはるか上回る金額で、ありていに言うと、なかなかのセールストークなのだったが、表情や雰囲気からは「値段が下がりすぎたためにこのよう客にまで買われてしまう」(爆)という口惜しさと、値下がりした商品への愛がにじみ出ていた。

・・・これね、わかります。ほんとにわかるんですよ。
売り場で朝から晩まで商品を見ていると、自分ならこれが欲しいとか、もし買ったらならどういう使いかたをしたいとか、ヒマにまかせて妄想する。
でも高いしなあ・・とか思って、買っていかれたお客さまを見るとやっぱり素敵な方だったりして、あの方ならふさわしく使ってくださるだろう、と納得する。
それがバーゲンになってとんでもない値段になってしまったとたん、「なんでこんな人が買ってくの?(泣)。ほんとは高いのよ!わかってる?わかってる?」と言いたくなってしまったりもするのだ。

この店員さんは、たぶんこの商品が好きだったのだ。
ふさわしいかどうかは別として、私も価値はわかってるつもりだし、大事に着ますから、売ってくださいませ





ささいな違いには違いない

2007年12月04日 22時13分31秒 | 雑感
昨日のことなんですけど、ピアノを弾いてたら電話が鳴りました。

「こちら ヤマダヨー○ー・・・・と申しまして、新聞の・・・・」

一瞬、「新聞で話題の某武器関係商社からの電話勧誘か?」と思いました。

よく聞き、よく考えてみたら、これは

ヤマダ○ーホー場というハチ関係のお店でですね、「うちの新聞折込が朝入っていたと思いますが、いかがでしょうか?」というセールスの電話だったのでした。



さて話変わって・・・・
入試の願書用写真を撮るところを探しつつ歩いていたら、息子が行くのに便利のいいところにそういうお店がありました。
「ここだ!」と思ったのですが、そこの看板・・
照明写真撮ります」


なんか書き取り関係、縁起悪そうなので、ちょっと遠慮いたしました。




「ふだん」エリア拡大中

2007年12月03日 10時10分43秒 | 家族・友人等
下の日記にコメントをいくつか寄せていただいたので、まとめてお返事代わりに。


わざと狙ってヘンな格好して外出したときは、別にいいんですけど、自分では「ふだんどおり」と思って出て、「?????」な反応がでると、<お笑い>じゃないですけど、「なんか違うなあ・・」と思ってしまいます。
その「ふだんどおり」が問題なんですけど、「ふだん」なのは「家の中のふだん着」という意味なのか、「お出かけ着としてのスタンダード」という意味なのか・・・。私の場合は前者の場合が多いのであって(殴)、「ふだん」がマンションの扉をあけたところから、マンションの玄関、そして、ご近所の駅周辺、さらに、ちょっと電車に乗っての「街中」まで果てしなく広がり、とどまるところを知りません(逃)。
「お出かけ着」を意識するとしたら、初対面の方と食事をするとか、お話をするとか、どこかそれなりのお値段のお店でお食事をするとか、そういう時けかもしれません。

・・・・なので基本的には、「ふだん着」か「ドレス」です・・・・・


さきほど、園バス停が一緒のお母さんと話していたのです、「店員さんって身なりをよく見てるよねえ」って。
「あなたはこんなのがお好きなのでは?」と持ってくるのが、着てきた服と非常に似てたりとか。「・・・あのね、今日はたまたまこんなの着てるんです。で、もっと素敵なのが欲しいと思ってきたのに、同レベルのもん勧めてどうするんじゃあ!」(爆)ってことなんですよ。
私は自分がデパートに勤めていたせいなのかどうなのか、お高いショップもまったく平気でして、「???」なナリでもずうずうしく入って行きますし、しかも最近では娘が「見てるだけですよ~~~」(笑)と言ってくれるので助かってます。

一番場違いなのは(少なくとも店員さんにそう思われていそうなのは)、カラーフォーマルを見に行く時で、まずは「パーティーですか?」ときかれます。普通の問いかけです。
「違います」というと、相手は沈黙。・・・・なにも考えつかないらしい。
どういうわけだか、フォーマルを見に行く時に限って、「ふと思いついて」のことが多くて、どうかすると、鮮魚市場に買出しにいくようなナリだったりするんですよ。・・行ったことないけど・・・
なので靴下履いてないし(冬は履いてますよ)、下着は申し訳程度だし、でも、「おっ!」と思ったものは試着せずにはいられないので、着せてもらうわけです。
で、私の選ぶものがどうも「パーティで着るようなものではない」ので、店員さんもやっと気付いて、あれこれ持ってきてくれるんですが、この段階に至るまでがとてもミョーです。


「身なりにかまわなくなったら」「献立を考え付かなくなったら」高齢者特有の頭の病気を疑いましょう・・・というのは定説ですけど、それ言われたら、30ちょびっとから私始まっております。
ただ、若いころは「ふつうなナリ」がなかなか自然でよろしかったりするのですけど、年ををとるにつれて、「ナチュラル志向」⇒「気取らない」⇒「かまわない」⇒「薄汚い」と周りからの評価が下がってきますので、そろそろ気をつけねば・・ととりあえずは思っております。

・・・が、なんせ「始まってる」かもしれませんので、すぐに忘れてしまうかも・・・







師走の街で

2007年12月01日 20時33分03秒 | 雑感
ちょっと用があって街中をふらふらした。

百円ショップで
「こちらは600円ですがよろしいですか?」
「こちらは300円ですがよろしいですか?」
としきりと念を押され、


デパートの婦人服売り場で
「こちらの売り場にはカジュアルなものも置いてございます」
とにっこりされ、


同じくデパートの婦人靴売り場で
はきやすいものがございますよ」
と近づかれた。



・・・・・・なんだか反省した・・・・・



早くも師走 ~某コンペの要項~

2007年12月01日 11時33分06秒 | その他音楽
いよいよ12月になった。
締め切りのない主婦生活で、唯一といっていい「期限付き」の時期だ。

12月に入ると、テレビでは「クリスマスのホットなデートスポット」「今年のプレゼントはこれ!」「掃除の達人」「ユニーク年賀状」みたいな特集が次々組まれるのだが、うちでは「デート」はありえないし、「プレゼント」はいまだサンタさんと契約続行中だし、でまずどうでもいいことだ。
ありがた迷惑なのが「掃除」と「年賀状」。
「掃除」はとくに、昼間のワイドショーあたりだと、この時期だけ引っ張りだこの「カリスマお掃除師」みたいな人が出てきて、たしかに「おおっ!!」というような掃除をする。
でもこちらももう相当期間主婦をやっているので、たいがいの「裏ワザ」みたいなのは知っているわけで、知っててもやらないのはやりたくないからなのだ。それをやれやれといわれてムカつくのは、たぶん今の受験生諸君の心理状態と同じに違いない。
「年賀状」そのものは嫌いではないし、やり始めれば100数十枚はすぐ終わる。ただ、書く相手はみな知り合いなわけで、前年のを読み返したり、「そういえばあれはどうなったかなあ?」などと、書く前にメールを出したりと余計なことをやりたくなってしまうので、さくさくっと進まない。これも、テレビでいろいろ催促してくれるものだからどうにも落ち着かなくて困る。

・・・・・要は、テレビを見なければ、心の平和も保たれるし、仕事も進むはずなのだ・・・・・


こういう中で、早々と来年の某コンクールの要項が発表された。
大筋で例年と変わりはなかったが、エントリー料金はさらに値上げされていた。
これはどうもしょっちゅう上がっているような気がするが、なにをベースに値上がりが決定されているのだろうか?原油と関係はなさそうだが?
それと参加資格に少し変更(というか条件)が加わっていた。
私の今まで出ていたカテゴリーでは、「40歳以上を対象とした音楽愛好者のためのソロ部門。音楽大学のピアノ専攻で学習していないことが条件です」だったのだが、今回は次のようになっていた。

「40歳以上を対象とした音楽愛好者のためのソロ部門。音楽大学、専門学校等のピアノ専攻で学習していないこと、ピアノを職業(指導・演奏により報酬を得る)としていないことが条件」

事務局もいろいろご苦労されているのだなあ・・と思う。
「専門学校等」と加わったのは、たぶん音大以外の学校(たとえば海外の専門機関)などで勉強してきた人がいるかもしれないし、「ピアノを職業(指導・演奏により報酬を得る)としていないことが条件」というのは、大学は音大でなかったりピアノ専攻でなかったりしても、大学卒業後20~30年とピアノ教師や演奏家としてやってこられた方がエントリーされていたりするからだろう。
後者については私も実際そのような方を存知あげているし、だからどうということもいえないのだけれど、やっぱり演奏を聴くと全然別格なのは仕方がない。

要は、自分を「音楽愛好家」と思っているか、「職業的音楽家」と思っているかという話になってくるわけだけれど、この条件からだけだと、たとえば、芸大の指揮科や作曲科を出ていてもピアノで食べていなければ充分エントリーの資格はあるわけで、まさかそんな御仁がいるとも思えないけれど、逆に絶対にそんな人がいないとも言い切れない。

それに「音楽愛好家」か「職業的音楽家」かという区分にしても、たとえば世界的指揮者であり、ピアニストであるミハイル・プレトニョフは、あるインタビューで
「自分にとって音楽は趣味であって、仕事ではない」みたいなこと(ちょっと言い回しは違うかもしれないが・・)と言っていて、それなら「ほんとの仕事(生計を立てているもの)はなんなのよ?」ということを考えてしまう。
たしかに自前のオーケストラを作って世界中公演しているし、ロシアの経済はまた資本主義とは違うところもあるだろうから、私たちにはなにもわからないことではあるのだが、このレベルの方が「仕事ではない」とおっしゃると、「ではお仕事とはなんぞや」という疑問がふつふつと湧いてきて仕方がない。

NHKに「プロフェッショナル~仕事の流儀~」という番組があるが、「プロフェッショナル~趣味の流儀~」というのもなきにしもあらずなのかな・・・と時々考えている。