唯のブログ。

病気の体験、療養生活や日々思いついた事などを書き留めているブログ。時々毒吐き。楽しめれば最高、無理なら受け流す。

笹子トンネル事故の記憶

2017-12-02 10:03:08 | インポート

  5年前、11月19日に入院してから12月6日に 集中治療室から個室に移るまでずっと 意識はなかった。
  個室に戻ってからも暫くは朦朧とした日を送っていたが、TVは一切見ていなかった。

 だから、12月2日に起こったことなど知るはずが無いのだが、、、、
   何故か12月2日に起こった笹子トンネルの事故を知っていた。
  夢の中で、日曜日の夕方のニュース番組で笹子トンネル事故 を深掘りしているのを見ていたのだ。
 
 
 退院準備をしていた事、甥のゴルフや姪の受験の事。 知り合いの衆議院選挙の事、 プロ野球選手の互助会の事、看護婦さんと在宅医療に出かけた事、楽しい飲み会、 早稲田、慶応を中心にした6大学のスポーツイベント立ち上げの事、オリンピックの団体長距離走の事、皇室の資産管理の事、日本綿の開発発展のこと、アメリカのスポーツ医療施設のこと、潰瘍性大腸炎のゴルファー仲間のステロイド治療の事、 アメリカの潰瘍性大腸炎の権威に診察してもらう事、、、、、、、、、、、などなど様々な鮮明な記憶が残っていたがこれらは全て夢の中の話だった。
 周りの人間は真剣に聞いてくれたり、あきれていたりしていたが、自分にとっては全て現実の事だと思っていた。


 色々な夢を見ていて、段々と記憶が戻っていく中で夢だったのだと解ったものは多かったが、笹子トンネルの事故は現実だった。
 
 退院後暫くしてそういうことに興味を持ち、立花隆の臨死体験という本を読んでの事だが、
   臨死体験には様々なことがあるということを知った。
   臨死体験に、個人の宗教や死に対する考え方は全く関係ないという事も。。 本の中の国内外の多くの例が示していた。 

 自分の場合本にあるような明確な臨死体験はしていないのだが、2週間という長期の意識の無い状況で記憶が上書きされたのかもしれない。
 その間に忘れてしまったのかもしれない。
 
  ただひとつ言えることは笹子トンネルの事故を 全く知らないのに 目が覚めた時には 知っていたということだ。

 もっと他にも不思議なことがたくさんあった。