アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

赤いフンドシのマフラー

2012年10月09日 | Weblog
 我が家の風呂釜にピンチが押し寄せております。まだ釜で風呂を焚いているのかって?「悪いかっ!」
 なぜピンチか?もうかれこれ3か月も使用していない。夏場は、シャワーで済ましてしまいました。毎日プールに入っておりますので、「垢スリ」の必要が無いもので。秋になってからは、例のリニューアルオープンの「プール+ジム」へ行っていますので、サウナ付きの風呂に毎日入っています。よって、我が家の風呂を沸かすことがない…。あまり、長期間放置しておくと…。錆びついてしまう?それが心配。試し焚きすれば良いだけのことですがね。

 大きな湯船に浸かると、思い出すことが2つ。
 ひとつは、学生時代。60年代末~70年代という遠い昔のことですがね。アパートに風呂がないので、銭湯に通っていました。165円。湯上がりの楽しみは、ビンの牛乳ではなく、コカ・コーラの大ビン。最近見かねないが…。

 ふたつ目は、かぐや姫の「神田川」。銭湯へ行くシーン。「小さな石けん かたかた鳴った」…。その神田川をどうしたかって?
 子育てをしていた頃、小学生の長男と二男を柔道の練習に連れて行っておりました。車で20分ほどの道すがら、私が神田川を歌いました!息子達は喜んでくれましたよ。変だって?歌詞を変えて笑いをとるようにしていましたので…。
 「あなたはもう忘れたかしら 赤いフンドシ マフラーにして…」とかね。息子達は、「汚い」とか言いながらも笑い転げておりましたよ。

 そうえば…銭湯が…ない!一頃はやった、岩盤浴も××薬湯も続々と閉店。売り上げ減に加えて燃料の重油の高騰で経営が成り立たないという。
浴場の壁に描かれた富士山の絵…もう見ることもないのかと思うと寂寥感が。
 ただ、「銭湯があったら行くのか?」と、問われると…「行かない」としか答えようも無いけどね。

 学生時代も、神田川も遠くなって…ずーっと遠くなって消えるのですね。神田川を聴きながら柔道に励んだ息子達は…それぞれ、子どもが出来、仕事に励んでおります。彼らは、子どもにどんな歌を聴かせるのでしょうか…。「赤いフンドシのマフラー」は、聴かせないと思うが…。