アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

世界で唯一、宇宙ステーションを持つ国…

2012年10月10日 | Weblog
 ロシア…コート越しに背中から注射(こればっか!)する国。チェチェン共和国の独立派武装勢力が起こした、モスクワ劇場占拠事件の時の強硬な姿勢にも驚かされました。観客922人が人質になったのですが、ロシアは、「非致死性ガス」を使って突入。人質129人が窒息死。武装勢力側は全員死亡。

 反プーチンの、アンナ・ポリトコフスカヤとアレクサンドル・リトビネンコの死…未だ深い闇。
 ヴィークトル・ユシチェンコ元首相の「顔」は…プーチンの仕業とか、寿司による食中毒とやら…これも闇。もっとも、ウクライナ国内の問題であってロシアは無関係なのかも知れませんがね。それにしても、ウクライナのユーリヤ・ティモシェンコ元首相は…一体何だったのでしょうか?政治家だろうって?モデルか女優にしか見えないが?ユシチェンコとティモシェンコの陰に何かある!

 閑話休題。「ロシア、殺し屋、恐ろしや」の例は枚挙にいとまがないのですが…そんな国がなぜ宇宙ステーションを持っているの?日本など、ロケットの打ち上げすら失敗のほうが多いのに!?
 スポーツ界、芸能界の世界的な有名人も多い。
 マリア・シャラポワ(テニス)、アンドレイ・キリレンコ(バスケットボール)、アンドレイ・アルシャーヴィン(サッカー)、マクシム・ガールキン(日本でいえばコロッケのような芸能人)、イリヤ・コヴァリチュク(ホッケー選手)、ナタリア・ヴォジャノワ(スーパーモデル)…歌手は、フィリップ・キルコーロフ、ジーマ・ビラン、アーラ・プガチョワ、ワレリー・ミラゼ…。ま、枚挙にいとまがない。

 そして、今、経済成長が著しい国といえばどこ?中国?インド?いえいえロシアです。原油をはじめとする原材料の国際価格が高騰するなか、資源大国ロシアはますます存在感を強めているのです。オイルマネーに潤う経済、そして秋田犬を飼っている最高権力者ウラジーミル・プーチン大統領閣下。今や無敵!

 ロシア経済の影の部分を担っているのが、「黒い労働者」。どんな労働者かって?タジキスタン、アゼルバイジャン、アルメニア、モルドヴァなど(旧ソ連諸国)からの出稼ぎ労働者。彼らは、黒い髪ですから、「黒い労働者」と呼ばれている。皮膚の色とか、腹の色ではないのです。ロシアらしいのは、「黒い労働者」を積極的に受け入れる政策をとっていながら、就労許可を与えない。つまり、不法就労者としているところ。こうしておくと、逮捕も処刑も自由自在ですから。
 不法就労者を取り締まる警察官は、彼らの職場を訪れて、見逃すかわりに賄賂を要求する。ロシアの警察は、かなり悪い。「地球の○き方」に窃盗グループと癒着した警官の手口が載っています。怖いですよ。

 ロシアの街で怖いといえば、警官以上に、「ネオナチ」だという。警官はお金を渡せば許してくださるようですが、ネオナチは、日本人だと分かると殴る蹴るの暴行を加えるのだそう。スキンヘッドにしているので判別しやすいから、見たら逃げるのが鉄則なんだと。やれやれ、ロシア行きは、木刀持参だなこれ。

 ロシアって…宇宙ステーション、資源大国、シャラポア、黒い労働者、こそ泥警官…闇鍋状態。野次馬には、おもしろい国になってきております。