アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

子どもへの「あれダメ」、老人の「これダメ」…

2014年06月23日 | Weblog
 孫2人(生後2か月&2歳半)が、東京へ帰ってしまいまして…およそ1,000キロメートル離れているものですから、簡単に会いに行くことができません。
 「お兄ちゃんどうしている?」とメールしたら、「寂しそうにしている」との返事。そうなんですよ、父親は仕事で忙しく遊ぶ時間がない。母親は、生後2か月の弟に付きっきり。2歳半のお兄ちゃんは退屈ですよ。東京の下町…一人での外出などできるはずもなく。
 
 厳しい冬を乗り越え、いい季節になりました。生きていられて良かったと思える季節の到来です。ところが…歩いている人が少ない。歩いている人は決まって老人。学校が休みの日でも、子ども達が走り回る姿をとんと見かけない。そうですよねぇー…外を歩くと、旧今市市の事件のような…。保護者が過保護になるのは当然です。
 ひところ、「エンピツを削れない子ども」が話題になりました。指を切っちゃいけないと、保護者がナイフを持たせなかったから。今は、「エンピツ削り器」がありますから、ほとんどの子ども達が自分でエンピツを削ることができますがね。
 木登りをさせない。落ちたらけがをする。もっとも、登れるような、「木」がなくなりましたが。リンゴの皮…これは、今もむけない子がいる。どうしても、ナイフを使わなければなりませんから。
 少しでも危険を伴うモノは、「あれもダメ、これも、ダメ」。結局、「ゲーム」が許される。骨折の危険も、出血の危険もない。車に轢かれる心配は…屋内でのゲームならない。子どもが家の中にいれば保護者は安心。

 小学校で、蹴り合いのケンカはある。それが非常に怖い。なぜなら、止めなければ、相手を殺しかねない…元凶はゲームですよ!ゲームは、相手が倒れても自分が倒されても、リセットすれば元に戻れる。同じ感覚で蹴りあう。

 外遊びの子どもが少ないところから、現代の子どもを取り巻く問題点を思いめぐらしておりました。
 えっ?ええっ?老人が時々歩くだけの我が家の近くの道を…大勢の人が歩いている!しかも900人以上!何が何だか分かりませんでしたが、事情を聞いてなるほど。
 「100キロメートルウオーク大会」なんだと!「参加費が1万円」これ、法外なような?「1万円やるから、100キロメートル歩け」と、いわれても歩かないですよ。1万円を払って、100キロメートル歩く人が900人以上いるということに、びっくりです。ウオーク大会なので、「走ってはいけない」。制限時間は、「28時間」。
 私は間違っても参加しませんよ。まず、1万円払ってどーして歩かなければならないの?次に、10キロメートルほど歩けば、足の裏の皮と肉が分離します。大会後、一生「膝関節症」で痛い目に遭い続けます。次に、徘徊老人と間違われそう。次に…
 あれあれ、結局私も、「あれもダメ、これも、ダメ」。高齢者は、家の中にいれば世の中は安心。だけど、子ども達には外で遊ばせたいよねーっ。