アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

水難から人を助ける時の注意事項…

2011年07月18日 | Weblog
 私には鰓(エラ)がない。よって泳ぎは…。そのため、アクアウオーキング専門。家人は、50歳を過ぎてから鰓が出来たらしく、今では四泳法ともマスターしている。仮に、私が海で溺れたとしたら、家人は助けに来てくれるか?それはどうだか分からない。
 石川県かほく市の大崎海水浴場の沖合約50メートルでKさんが溺れた。Kさんの奥さんが救助に向かい…その、助けに向かった奥さんが行方不明にってしまった(7/16夕刻)。Kさんは、奥さん、長男(6歳)、次男(4歳)の4人で海水浴に来ていた。酷いです。
 溺れている人を助けに行って、自分が犠牲になってしまう。このような事故が毎年あります。

 私の場合泳げないので、溺れている人がいても助けに行くということは…。溺れている人が身内であれば、傍観していられるはずがない。しかし、助けに行けば間違いなく自分も溺れる…。困りました。
 現在のところ、自分の決意としては、「浮きの代用になる物を持って救助に向かう」です。最近、海中に投げ出されたが、「ペットボトル一本で助かった」というニュースがありました。空き缶でも、ペットボトルでも、とにかく浮かびそうなものを何でもかんでも引っ掴んで救助に行きます。
 全国の皆さん、鰓がない人にとって水は非常に危険です。いくら泳ぎに自信があっても素手で救助に行かないようにしてください。酷いことになりそうですから。

 酷いと言えば、Kさんの事故と同日同時刻、愛知県南知多町山海の海岸で釣りをしていた人が釣り竿を落としてしまった。その釣り竿を拾おうとして海へ転落して亡くなった。この人は長男(12歳)と、二人で釣りをしていた…。
 結果として、我が子の目の前で、釣り竿一本のために命を失った…。こうゆう事故も日本から無くしたいです。
 全国の皆さん、例え鰓がある人でも、海は危険です。高々数万円と命を引き替える…それはやめてください。絶対安全であれば、一円玉を落としても拾わなければなりませんがね。

 陸上なら、人を助けてもいいか?
 これも、賊を追いかけて逆襲されて亡くなったという事件が毎年のようにあります。「陸上だと溺れる気遣いがないので助ける」これも、積極的にはオススメできません。

 堀越高校(東京都中野区)の1年生野球部員が、JR高尾駅南口で、バスを待っていた。「捕まえてくれ」という声を聞き、走って逃げる男に果敢に体当たり。追いかけてきた被害者の男性会社員と男を取り押さえた。
 美談となっておりますが…。逃げてきた男に、刺されなくて良かった。しかし、堀越高校野球部の1年生ということが全国ニュースで流れてしまいました。取り押さえられた男は、盗みの容疑で現行犯逮捕されました。「盗み」ですから、すぐに釈放されます。と、いうことは、男が「遺恨」で堀越高校野球部の1年生を襲撃することが近い将来にありうる。これは、怖いですよ。
 全国の皆さ~ん!陸上での人助けは…義侠心にかられたらしてください。但し、犯人が武器をもっていたらとっとと逃げて下さい。それから、自分の所属等の個人情報は、「絶対にマスコミに明かさない」この二点に十分注意してください。

 どんな立場で全国の皆さんに注意を喚起しているんだって?単に、「心配性」からです。