アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

生のドリアンは王様 瓶詰めはぁ?

2024年12月04日 | Weblog
 タイに限らず、海外へ出て注意しているのは、水と氷です。 生水は飲まない。その水で作る氷も当然危ないので、飲み物へは、氷を入れないっ。うがいや歯磨きも、ドリンキングウオーターかミネラルウオーターを使わなければなりません。
 レストランでも、コップに氷を入れられないように注意する必要があります。硬水でおなかをこわすといけないということもありますが、水道水が汚染されているということもあります。 近年、タイの水道管も新しくなり、菌の混入がなくなってきているのだそうですが…油断は出来ません。

 タイの文化(?)として…ビールを注文すると、コップに、砕いた氷を入れてビールを注いでくれる。
「氷を入れないで!」
 と、言っても通じないことがあります。
「氷は要らない」と、言ったつもりなのに、ビール本体を片付けられそうになったことも!
「違う違う!氷を入れるなよ!おいおい、ビールは片付けるなよ!」
 いやはや、ビールを飲むのに大騒ぎ!

 2万軒の店が並ぶウイークエンドマーケット…通りを一本挟んだところに、生鮮食料品市場があります。
 そこで、初めてドリアンを食べました。果物の王様といわれている反面、「かなり臭い」といわれている代物。どれだけ臭いかのエピソードは、数多。
 私が旅した5月は。ドリアンの最盛期であり、果物の屋台にも、市場にもドリアンが溢れていました。

 さて、記念すべきドリアン体験!がぶりと一口。
「ウ、ウ、ウマイ!」
 もちろん初めての味。おや?2~3回噛むと、柔らかい肉のような食感となり、トロリとした濃厚でちょっぴり獣くささを湛えた個性的な味が。

 旨かったぁ!王様の訳も分かりました。
 南国の果物は、あっさりしたものが多いです。グアバしかり、アップルフルーツしかり、マンゴスチン、ランプータン、ライチも。みんな甘みを抑えています。
 それらに比して、ドリアンは、濃いっ!個性的!「臭い」といえば確かに。しかし、(私には)まったく嫌な臭いではなかったです。
 是非紹介しておきたいのは、「干しドリアン」。ルックスも味も「干し柿」に似ています。味は、「ドリアンだぞ!」と、しっかり、その独特の「いわゆる臭み」で主張しています。生ドリアンよりおいしいかも。

 生のドリアン、あまりにもおいしかったので!数日後、また買って食べました。大きめの実の部分をひとりで食べちゃいました。おいしかったぁ!ちょっと量が多かったかな?
 で、翌日・・・「腸内にガスが異常発生」一日中、腹が張って…。地元(タイ)の人は、「ドリアン食ったら酒飲むな」と言う。「腸が溶けるぞ!」とも…。
 ものすごい滋養、体内に入ると発酵食品と化す。すごいぞドリアン!やはり、王様だぁ!

 生ドリアンは日本へ持ち込むのに手続きが面倒。仕方なく、瓶詰めの「ドリアンの加工品」を、家族へのお土産にしました。
 カミサンは、「私、コレダメ」と、きっぱりギブアップ。過去に経験したことがない「臭さ」だという。だけど、加工品とはいえ、「コレダメ」は、王様に対して失礼です!