アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

突き落としと、石打ち…どっちも嫌だね

2024年11月27日 | Weblog
 ISが勢いを保っていた頃、同性愛者の兵士を死刑にしました。その方法は、銃殺とか、斬首ではなく、「ミナレットから突き落とす」というもの。映像を見た人もおられると思いますが、私は、「マサカ?マジカよ!」と、思いました。

 ブルネイでは、「同性間の性行為や不倫は、石打ちによる死刑(執行は、現在停止中)」。石打ちは…空恐ろしいです。石打ちの刑の経験者かって?い、生きてないでしょう!

 銃殺・斬首は、痛みを感じることなく死んでしまいますが、高所から突き落とされたり、石打ちの場合は、
「死ぬまでに、苦しむ時間がある」
 …凄まじい処刑方法です。

「同性愛は死刑」という国が今なおあるということで、驚かされました。挙げてみますと…
 スーダン、イエメン、サウジアラビア、イラン、イラク、パキスタン、ブルネイ、アフガニスタン、モーリタニア…。
 ソマリアも同性愛者は死刑なのですが、但し書きが付いております。
「ソマリアでは、一部地域で、同性愛者は死刑」
 とのこと…!「一部地域」ということは、国で法律を定めて、「死刑」としているわけではなく、死刑は、地域が決める!これって、驚くべき事ですよね!

 日本でも、LGBTQに対して、「アライアンス」でなければダメという世論が浸透してきています。「アライアンス(通称 アライ)」は、 LGBTQ の当事者たちに共感し、寄り添いたいと考え、支援する人のこと。

 それで、世界的にもアライが浸透しはじめているだろうと思っていたのですが、死刑が減らない。
 死刑にはしないが、「同性愛者は禁固刑」という国の多さに、またビックリ。なんと、「75カ国」。しかも、「禁固14年~終身刑」という国が多い。アフリカの国々が殆どなんですがね。

 一方、同性カップルを承認している国は、34カ国。同性カップルの承認と、死刑とでは、大変な違いですね。死刑の対角にあるもの。日本は、ご存じの通り、まだ「特定の法律がない」という状態です。
   
    山はあるのに「山梨県」の高校が、「Sexchange Day」という行事を行ったのが、大きな話題になったことがありました。
 男子生徒と女子生徒が、制服を取り替えて過ごすという行事。

 世界のメディアも、取りあげて報道しておりました。
 制服の交換と、同性愛は結びつけるには無理があるし、「模擬性転換なんだぞ!」という論評も、さらに無理があります。

 私は、制服を交換して、「男・女を見つめ直す試み」と、とらえましたがね。
 普段と異なる風景の中で、「当たり前とは何か」を問いなおすワケで、性転換じゃないからっ!
 アライとも関係ないと思いました。「おもしろい」という点では、多いに評価できます。高校生活、楽しまなくちゃね。

 …パキスタンの高校では、こんな楽しい行事はできませんね。 なぬ?「パキスタンには、女子高校生はいないだろう」って? 近年は、国境なき子どもたち(KnK)やUNICEFなどが、女子教育の支援活動を行っているようです。これにより、学校環境の整備や女子生徒の通学支援が進められているようなので…女子高校生もいますね。


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