アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

どぶろく…幼少時の原風景

2024年12月30日 | Weblog
 年の瀬、温めた甘酒が美味しいです。 
「甘酒」は、体が温まるからぁ…冬の季語…と、思いがちですが、実際は、夏の季語です。いつから歳時記を開くようになったかって?才能が無いので上達しませんが、句歴だけは長く、かれこれ50年です。
 江戸時代には天秤棒をかついで甘酒を売り歩く甘酒屋は、夏場の風物誌でした。
 見たのかって?さすがの私も江戸時代には生まれていませんでしたから、甘酒売りを見られるわけがありませんでして。ものの本からの知識です。「甘~い甘~い あまーざけっ」と、売り歩いたらしいです。

なぜ、夏に甘酒を飲んだのか?甘酒の成分が、夏バテに効いたから。甘酒は、ビタミン類、必須アミノ酸、大量のブドウ糖を含む、「発酵食品の優等生」なのだそうで。「飲む点滴」とおっしゃる学者さんもおられます。

「甘酒」は、どぶろくになる前なので、アルコール分は含まれていません。砂糖は入れないのになぜ甘いか?でんぷん質を糖化させたブドウ糖を20%以上含むので甘いのです。

 で、甘酒は「ジャパニーズ・ヨーグルト」と呼ばれています。「甘酒を作るのに牛乳は入れないだろう。ヨーグルトとは違うだろう」
 って?牛乳は入れません。食物繊維とオリゴ糖が腸内環境を整えるので、便秘や肌荒れなどを予防・改善、体内の有害物質の排出に役立つのだそうで…だから、ジャパニーズ・ヨーグルト。

 なぜ、甘酒に異様な興味を抱いているか…私の原風景に、「どぶろく作り」があるからです。終戦後に生まれまして、子どものころは「おやつ」などなかった。どこの家でも、冬になると「どぶろく」を造っていました。我が家でも。
 で、おやつ代わりに、ドブロクの盗み飲み。おいしかったですよーっ。酔っ払わなかったのかって?どぶろくになる前、つまり、「甘酒状態」のときに飲むので酔いません。できあがる前にせっせと子どもの私が飲むので、できあがったどぶろくの「嵩(かさ)」は減っている。しかし、「瓶(かめ)」なので、減っていることに気づかれません。瓶の特長を利用するあたり、賢い子どもでした。アハハ。

 自宅でどぶろくを造りたいけど、法律で禁止されているので…。だけど、法律で禁止されているものの造り方を、本やインターネットで紹介している。どうなっているんでしょうかねえ。
 ネット通販では、どぶろくが売られています。許可が下りれば醸造も販売も出来るようになっているんですね。
 お正月には、自家醸造ではありませんが、どぶろくを飲みながら、ニューイヤー駅伝、箱根駅伝を観る予定です。


1 コメント

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年末投稿のご挨拶~ (ひろし曾爺1840)
2024-12-30 08:45:21
👴>Osamutoyodaさん・お早う御座いま~す!
💻>今年中もコメントや応援ポッチを有難う御座いました;来年も本年同様に宜しくお願い致します!
@('_')@来年も色んな情報を提供して頂くのを楽しみにしてお伺いさせて頂きますネ!
🔶来年も良き年と成りますように祈念しております;それではまた来年👋・👋!
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