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鮎ベストに浮力を・・

2009-10-02 11:19:27 | ブログ

球磨川の釣り人からメールが届きました。大切な事だから書き残しておきます。

初めまして、当方球磨川をホームに鮎釣を楽しんでいますが、何せ急流の為、

もしかしたら命がと思うことがあったり、昨年は、3名ほど鮎釣中に落命されています。

そこで、鮎専用のライフジャケットが無いかと釣り具を覗いても

今のところそれらしい物を見かけません。

マルトさん作って下さい。海用みたいに分厚くなく、現在のジャケットの

肩上に小さなフロートを装着し、頭が浮く程度の浮力があれば、命は助かります。

よろしく。

上記に対する返答は・・・

おはようございます。
ベストに浮力を付けるというアイデアは、数年前よりメーカー等にお願いしているのですが、中々難しい問題があるようです。
まず、ライフジャケットとして売る場合には、国が定めた基準があります。
鮎釣りベストをライフジャケットのようにしては、かさばって釣りになりません。
逆に下が見え難くなります。逆にフロートを頭部が浮く程度に設定した場合でも、釣り人がつけている錘や道具で浮力が足らず、沈んでしまう可能性があり、もしこの様な効能を謳った商品で死亡事故があった場合、重大な損害賠償を請求させる恐れがあります。
メーカーも及び腰の理由は、その点です。
ちなみに、昨年戦の瀬で亡くなった次の日にその場を釣りましたが、流れと押しは強く瀬尻付近で上がったと聞いて、場所を移動しました。
事故で亡くなる場合、ただ浮けば良いだけでは頭部の損傷は防げません。浮力付きのヘルメットのようなものも必要ではと思います。
国内で救命具を造っている会社は、大阪にあります。
しかし、中々造ろうとしないのは上記の理由が強いからです。
ベストの胸辺りの内側にネット袋を付けて、その中に釣り人が釣り人の責任で浮力材を入れるのは、個人の責任で対処できますが、そのネットについてこのような効用が有りますとメーカーも宣伝できないでしょうね。
今年も水が無いというけど絞込みの瀬肩は足をとられたら下まで一気に流されるなと、感じました。

色々と生命第一と考えれば、釣りをしなければ良いのですが・・・

尺鮎への熱い想いは、釣れない者も釣れた者も、大鮎に対峙し・・・・・

夢・ロマンを持ち続けたい・・・しかし、命は大切です・・・