週末はアルビレックス!

サッカーど素人ながらアルビレックス新潟にはまりこんだ「八百政」家のアルビレックスな週末。(コメント表示は承認制です)

9人の賊軍!

2024年10月17日 | アルビレックス新潟

感動のルヴァン準決勝・アウェイ川崎戦から数日が経ち、明日にはもうリーグ戦のマリノス戦が迫っています。が、もう1日だけ川崎戦の話題にお付き合いくださいね。

今回の川崎戦は多くのサポーターが等々力行きを画策し、チケットも争奪戦が繰り広げられました。ボクらはその争奪戦に完全に敗北し(スマホ操作の未熟さも敗因の一つでした)、G裏はおろかメインやバックのアルビ側の座席すら確保できませんでした。最後にようやくたどり着いてゲットできたのは、「バック2階中央SS席」という座席でした。

川崎のWEBサイトで確認したら、「アウェイのグッズを身に着けての観戦はできません」というエリアからは外れていたものの、「本当にアルビのユニは着れるのかな?」「周りが川崎サポばかりかもね」「まぁおとなしく身を潜ませながらの観戦になる覚悟はしておこう」「バックスタンドだからゲームは見やすいはずだよ」などという夫婦の会話をしながら入場を待っていたんですよ。

で、キックオフ2時間前になったのでスタジアムに入場し、自席の番号を確認しながら席にたどり着いたのですが、その光景を見て唖然としました。

ボクらの座席は思った以上に川崎G裏寄りでした。そこには、フロンターレの応援旗がズラリと設置されていたのです。ボクらの座席にはブルーの旗でしたが、黒い旗が置かれている座席もあります。どうやらフロンターレサポは2色の応援旗によるコレオを計画していて、その渦中にボクらは巻き込まれたようです。

一応ここでボクらは念のために、係員に再度確認しました。「ここはアルビのオレンジのユニを着ていてもいいエリアなんですよね?」「はい、一応ここはグレーゾーン(両チームOK)ということになっています」

その言葉を聞いてとりあえず安心はしたのですが、サポ仲間にLINEを出したら「そこは『川崎華族』という熱いサポの席じゃないの?」「ご無事のお帰りを!」などと脅かされ、またちょっと不安になりました。

でもこのエリアにもボクらと同様に不安げなアルビサポも数人いて、ブルーの川崎のサポの中にオレンジがポツポツと点在していました。それらの人たちと「いいんですかね?」「大丈夫ですよ」「でも静かに応援していましょうね」「でも、旗は絶対に振れないよね」などと言葉をかわしながらゲーム開始を待っていたのです。

ところがね。ビックリしたことに、ボクの隣の席に一人の若者が来たんですよ。「あれ?ここってアルビのユニを着ていいんですか?ヨカッタ!」そう言う彼はアルビサポでした。さらに女房の隣に空いていた2つの座席に着いたのは、やはりオレンジのユニを着た若者2人組。「うわ〜!オレンジが5人並びましたね」「心強いです」「まぁ席が席ですから歓声は自粛して応援しましょ」「我慢できますかね?」そんな会話をしながらゲーム開始を待っていたんです。しだいに周りがどんどん川崎サポで埋まっていきますが、ボクらの前の4席はまだ空席です。

まぁボクらの席はこんな場所だったんですよ。アルビの応援席は遠くにこんな感じで見えました。とても素晴らしかったですよ。さらに後ろを振り返って見るとこんな光景です。

うっへぇー。今見ても「こんな中でよく観戦したなぁ…」って思います。この川崎サポの中にも、実はポツポツとアルビサポはいたんですが、完全に埋没しています。

ところがね。奇跡が起きました。キックオフ近くになってボクらの前の4つの空席に着いたのは、アルビサポの家族連れだったんです。若いカップルと1組の親子(お母さんと小学生の息子さん)の4人。彼らも「わぁ〜、アルビサポが近くにいてヨカッタ」と言いながら席に着きました。

みなさん、状況は理解いただけましたでしょうか?川崎サポだらけのこのエリアの中で、最後に来た前の4人の家族とその後ろの席のボクら夫婦を含む5人の計9人が、オレンジのユニを着たまとまりとして席についたのです。まさに「9人の賊軍」です。

まぁね。ボクら夫婦だけでなく9人とも少し安心して観戦できましたよ。小見くんや太田のゴールシーンでは、小さくハイタッチしたり無言のガッツポーズでアイコンタクトをしたりして盛り上がりました。思わず興奮して大声を出して立ち上がっちゃったボクの右側の若者を、「シー」って諌めたりね。きっと周りの川崎サポは疎ましかったんはじゃないかな。「やられちゃいましたよ」「よかったですね」「決勝も頑張ってね」なんて声をかけてくださる川崎サポもいましたけどね。

まぁそんなことで、とても貴重な体験をした等々力でのエピソードを紹介させていただきました。あっ、ボクら「9人の賊軍」はもちろん川崎の旗を振りませんでしたので、川崎の「旗コレオ」の中にポッカリと空欄を作ったことは間違いありません。川崎サポの皆さん、すいませんでした。許してね。

今日のブログタイトル「9人の賊軍」は、もちろん映画「十一人の賊軍」のパクリです。新発田藩をモデルにしたこの映画には、元豊山の小柳さんも出演することで話題になっていますよね。いつだったかのホームゲームでは、小柳さんと共演の千原せいじさんが宣伝に来ていたように記憶しています。映画は11月1日に公開だそうですよ。邦画好きのボクとしては、ぜひ見たいと思っています。

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5 コメント

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上手い!座布団1枚!! (S)
2024-10-17 09:35:10
「9人の賊軍!」さすが、八百政さん。
貴重な体験を思い出に残る経験に繋げ
さらに映画の宣伝までしちゃって(笑)
新発田藩だけではなく長岡藩の人々も
映画館に行くことでしょう。

ご無事で帰られて良かったです。
「川崎華族」は私の勘違いで、2Fではなくその真下の1Fが彼らの席でした。
J2時代にバックスタンド自由席でオレンジを着ていたら、
スタッフから注意されました。
「ここは川崎のホーム席なのでご遠慮下さい」確かに1Fでした。
でも2Fはオレンジも一応OKなんですね。
ただ肩身が狭いだけ(笑)

持ってますね、八百政さん。
オレンジが固まるなんて。
他のオレンジサポも安心したはず。
秘かにハイタッチも貴重な体験。
(私はアウェイですでに経験あり)

11月2日決勝の前にマリノス戦に勝ち
残留を決めましょう!!
返信する
Unknown (chococo)
2024-10-17 12:20:46
私たちも同じ2層目SSにおりました
というか、八百政さんがその席を取ったと書かれていたので、JリーグチケットでQRでゲットしました
センターラインくらいの席でブラックのフラッグが配置されていました
私も八百政さんと同じく、アルビユニ着ていいか確認し、同じように「グレーゾーンだから大丈夫です」と言われ、「フラッグは気にしないでください」と言われました。
結構、アルビサポが周りにいてくださって、拍手も臆することなくできました

とどろきで初めて「勝利」を経験しました!
返信する
Unknown (こどもは、元川崎サポ)
2024-10-17 12:48:40
元◯◯サボだった息子は、
立派にアルビサボとなり
このゲームはメイン2層の
アルビ寄りで応援
(私は仕事…)。
帰宅して
「川崎のコレオが
できていない箇所が
ところどころあった…」と。
まさに、その話ですね。
思わず笑ってしまいました。

自分が生きている間は
ないかも…と思っていた、
「てっぺん」を獲るところを
見届けたいので
決勝は親子で参戦します。
国立でお会いしましょう!
返信する
与えられた環境が (浅き夢見し・・)
2024-10-17 23:53:48
切実な応援席だった事が 几帳面に記帳されて、貴重な体験でしたねw
これが浦和さん迎えた同スタジアムのビジター席の雰囲気だと・・考えても仕方ないですな(汗)

11/2ルヴァンカップ決勝に参戦したいサポさん達の熱量は凄いなぁ。試合チケット+新幹線やバスの足チケットが完売しちゃうとか(^◇^;)
今日(10/17)夕方にはJR東日本さんの新潟⇔東京・上野間の
1往復増便がSNSで発表されて、受付が18日から…サポの懇願が通じたのか分かんないですが。

ぜひともアルビレックス新潟に優勝を掴み獲ってもらいましょう!
返信する
国立で嬉し泣きしましょう! (八百政)
2024-10-18 07:12:28
>Sさん
お褒めいただき、光栄です。
等々力で貴重な体験をさせていただきました。
「生きているうちにアルビのタイトル奪取を経験したい」という夢が、手に届きそうな所まできてワクワクしています。国立で嬉し泣きをしましょう!

>chococoさん
2層SS席の中央部(ブラックフラッグのあたり)は、けっこうオレンジユニの方が大勢いらっしゃいましたね。ボクらも横目で見ておりました。ボクらのいたSS席は超川崎寄りで、ちょっとビビりました。では、また国立で歓喜しましょう!

>こどもは、元川崎サポさん
川崎のコルリがボクらのすぐ後ろに来て、トラメガで「ここは川崎の応援エリアですから、オレンジの人たちにもフラッグを絶対に振ってくださいね」と叫んだのですが、もちろんボクらは無視しました(笑)。でも、川崎の応援も素晴らしかったと思います。あっ、もちろんサッカーもね。

>浅き夢見し・・さん
新幹線争奪、バスツアー争奪、チケット争奪…。アルビサポのパワーは凄まじいですね。臨時新幹線まで増発させるとは…。わが家は越後湯沢まで自走で行き、新幹線「たにがわ」で上京…という作戦で「足」を確保しました。あとはチケットのみです。(順番が違うだろ?って気もしますが)
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