当ブログ「週末はアルビレックス!」は、日本サッカー協会会長の犬飼氏が推進しようとしているJリーグの秋春開催には断固として反対します!
さて、書店で今週号の「サカマガ」と「サカダイ」を購入してきました。今週号の表紙は、両誌共に北京五輪で大物の片鱗を垣間見せた背番号7、鹿島の内田篤人選手でありました。両誌が同じ選手を表紙に使うって珍しいですね。事前に打ち合わせとかしないのでしょうかね。「おたくはウッチー使うの?じゃぁうちは”苦悩の反町監督”で」とかって、あるわけないか。
今週号の両誌の特集の中心はもちろん「北京五輪」ですが、アルビ系ブログやサポーターズリンクでは話題沸騰中の「秋春問題」についても、少しずつですが記事がありました。
まずは「サカマガ」です。
こちらは前号に引き続いて、犬飼氏のインタビューが掲載されています。
Jリーグの開催時期を「秋から春」へ。
少しの工夫で、可能になるはずです。
さまざまな問題点を分析して
早期のシーズン変更を目指す!
プレーするのは冬が一番
あとは観客の環境整備
なかなか挑発的な見出しが目立ちます。でも内容を読んでいくと、犬飼氏の頭の中は「冬=寒い」があるだけで、「冬=雪」という発想はないようです。ここが問題ですね。それじゃぁ、犬飼氏の発言を抜き出しましょう。
●開催時期を変えない限り、現状の問題も永久に変わりませんからね。
※現状の問題とは何でしょう?国際大会で勝てないことか?集客数に翳りがあることか?しかし、それらのことは「開催時期の変更」によってどうしてクリアできるのでしょう?
●現状の分析では、秋春シーズン制に移行した場合に難しさが出てくるのは、全体の日程の3週間程度なんです。
※甘い!雪国の冬は3週間ではない!3か月!
●ヨーロッパはあれだけの寒さの中でやっていますからね。
※だから問題は「寒さ」じゃないのよ!「雪」だって!「雪」!
●僕自身もサッカーをやっていましたけど、プレーするのに一番よい季節は冬ですよ。
※犬飼さん、今年の冬に新潟や山形や札幌でサッカーやってくださいよ。ねっねっねっ。クロアチアピッチで1月あたりにどうですか?
●日本でも少しの工夫があれば、寒い季節でもお客さんに快適に見てもらうことが可能になるはずです。
※椅子を温かくするとか、ヒーターをつけるとか…って言ってますが、猛吹雪の天候の対策なんてあるんですかね?ドーム球場を作る以外には無理でしょう?選手はスパイクではなく「かんじき」を履いてプレーする?
●サッカーをやっている子供たちは、先生や指導者も休みになる夏休み中は、試合や大会がたくさんあるので、Jリーグを見に行く時間がないという意見もある。
※まず「夏休みに先生や指導者が休みになる」っていうのは本気の発想なんですかね?「指導者が休みになるから大会がある」っていう発想も信じられないですね。会長の認識はその程度ですか?さらに「Jリーグは暑いから夏に試合はできないけど、子供の大会は当然行うべき」という自己矛盾にもお気づきなっていないようです。
●ホーム・アンド・アウェイをできるだけ1試合おきにという考えに縛られなくてもいい。積雪地帯のクラブは雪の多い時期にはアウェイを多くして…
※前回にも書いたけど、それじゃぁホーム&アウェイ戦のよさが消えるのでは?Jリーグ100年構想はどうした?
●人工芝での開催を認めれば、さらに可能性が広がりますね。
※ミスターピッチが泣いているぞ!ビッグスワンのベストピッチ賞とかって、犬飼さんは価値を認めていないわけ?
●プロ野球がやっていない時期の試合が増えて、メディアへの露出も増えることが期待できますし、プロ野球が好きな人にもJリーグに足を向けてもらえる可能性がでてきますよね。
※同時期開催ではプロ野球に勝とうって気はないのかな?メディアの露出についても、スカパー!中心の放送から地上波の放送を増やしていかないと、新たなファン層の拡大にはつながりませんよ。
さてもう一方の「サカダイ」です。
こちらはセルジオ越後の「天国と地獄」の中で、秋春制について次のように述べています。
時期を変えることより
強化のためにやることがあるはずだ
○犬飼さんの考えとしては、世界基準に合わせ、選手のヨーロッパへの移籍や代表のマッチメイクをスムーズにするのが狙いとしてあるのだろうけど、(中略)要するに何か刺激を与えなくては、Jリーグは人気を保つことが難しくなってきたということだ。
※犬飼さんの狙いはやっぱりここなのか?!
○仮にそうした興業面を優先した改革であるとすれば、寒い地域のクラブが反発するのは当然だし、日本のサッカーはますます衰退していくことは間違いない。
※そうだ!僕らの反応は当然だ!
○今考えるべきことは、なぜ勝てなくなってきているのかということ。開催時期を変えたところですぐに強化につながるとは考えにくい。
※そのことで「北国チームを斬る」ってことになることを、わかっちゃいないんだよな。
○時期を変えるだけで日本のサッカーが変わるという考えはあまりに短絡的だ。
※その通り!短絡的だ!
○もし本当に変えたいのであれば、勝てなくなったというとことをどうとらえるか、そして変えることで勝てるようになるという根拠を、犬飼さんははっきりと打ちだしてほしいものだよ。
※そうだ!「暑い夏にプレーするのは…」なんていう戯言ではなく、本気でJの各チームとサポーターに説明すべきだね!
…ということで、今回はセルジオ越後の「サカダイ」に軍配をあげた八百政でありました。皆さんいかが?とにかく、秋春制には絶対に反対です!