ETC1000円を利用して、一泊で山梨に行ってきました。本当は「ヴァンフォーレ甲府を視察」っていうわけではなく、ただ単に山梨の親戚に用があっただけなんですけどね。八百政と山梨県の関係については、ここらあたりを読んでいただけるとわかりやすいかもしれません(もう2年も昔のエントリーですが)。
ヴァンフォーレ目的でないとは言え、女房と甲府市内を車で走っておりましたら「小瀬運動公園」の表示が目に入りました。「こりゃぁやっぱり視察をしておくか」ということで、ちょっと寄り道をしたわけであります。冒頭の画像は、いたるところに立ち並ぶ「燃えろ!ヴァンフォーレ甲府」の幟旗(のぼりばた)です。青地に白抜き文字がとてもよく目立ちました。
小瀬競技場に行く道の両側は、こんな感じです。コンビニの駐車場もこの旗で覆い尽くされていました。なかなかの迫力です。これだけ旗が立ち並ぶといいですね。
さらにこの旗をよく見たらビックリしました。
なんと、この旗のスポンサーは「甲府市」であります。「はくばく」でも「天下鳥」でもなく「甲府市」。これにはビックリですね。「地域をあげて地元チームを応援とはさすが!」と評価するか、「これは税金の無駄遣いでしょ?」と評価するか、評価は分かれるところでしょうね。でもなんだか、気迫は感じましたね。
はい。こちらが小瀬スポーツ公園。ヴァンフォーレの聖地であります。1日日程がずれていれば、甲府対仙台の一戦を観戦することができたのですが、残念でした。J2で4位のヴァンフォーレと2位のベガルタ。昇格をかけた直接対決ですからね。見たかったです。森田や中原もいるしね。今日は6時半キックオフだそうです。
山梨に親戚のある八百政としては、甲府からJ1に上がってもらって、「川中島対決」なんて言って松本アルウィンでアウェイ戦をやるんじゃなくて、きちんと小瀬で対戦することを願っております。
それにしても、甲府というチームやヴァンフォーレを盛り上げようとする地元の方々のお話を聞くにつけ、「こういう地域密着の地方チームには頑張って欲しいな」と思います。なんか「仲間だぜ!頑張ろうぜ!」って気持ちになります。仙台と甲府の両方がJ1に昇格するといいですね。来年のアウェイ遠征は増えるかも…と八百政は期待しております。ありゃ?そうなると湘南が上がれないのか?それも嫌だな。困った!
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さて、ここからはサッカーネタではなく、旅の思い出を少し紹介しますね。
山梨の郷土料理ということで「ほうとう」を食べました。味噌味なんですね。きしめんよりも太い麺が美味しかったです。笛吹市のお店で食べました。
それから、甲州市の某所で名物の精進料理をいただきました。ちょっと高そうですが今回は親戚のおごりでごちそうになりました。美味かった!悔しいことに女房だけワインを飲みました(ボクは運転手)。
宿泊は南アルプス市の山間(やまあい)のひなびた一軒家の温泉。露天風呂も掛け流しの硫黄泉も最高でした。ビックリしたのは、入浴後に女房の指輪(銀製)が硫黄泉と化学変化を起こし、真っ黒に変色してしまったことです。「硫化」っていうらしいです。こすっても洗っても指輪は元に戻りません。2人ともずいぶん焦ったのですが(特にボクは)、家に帰ってきてからインターネットで調べて、口紅や歯磨き粉を使ったら指輪は無事元に戻りました。(ホッ)
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今回の旅では色々な方とお話しさせてもらう機会があったのですが、「新潟から来た」ということで、当然話題になるのは「天地人」「直江兼続」であります。しかも山梨は上杉謙信のライバル武田信玄の本拠地。そして、景勝の妻・菊姫は信玄の娘(織田に対抗するための上杉・武田の政略結婚)。さらにその後に武田の滅亡。…と、地域的にいろいろと新潟とは複雑な関係であります。
そんな中で地元の歴史研究家の方から、新潟県人としては嬉しいお話をお聞きしました。それは「戦国時代の争乱を経て武田は滅亡しわけだが、武田信玄は高野山に祀り続けられていた。その費用をずっと出し続けていたのは上杉だ。」というのです。関ヶ原の戦い後、徳川家康の怒りに触れて米沢に禄替え・大減封された上杉。経済的にも苦しかったのはこれからの「天地人」でも明らかになるところ。そんな状況下で、武田信玄の供養の費用を出し続けていたことに「上杉の『義』を感じる」と、その方はおっしゃっていました。
なんか自分が褒められたわけでもないのに、嬉しい気分。すっかり新潟県の親善大使となった八百政は、「震災からの復興」「長岡祭りのフェニックスや天地人花火」を熱く語り、「トキめき新潟国体」をしっかりPRしてまいりました。