県民会館で行われた「2014アルビレックス新潟激励会」に行ってきました。
今までも毎年参加してきた「激励会」ですが、今回は運営がすばらしく、内容も充実し、ボクは非常に満足いたしました。残念ながら、チケット発売日の夕方にしかローソンに行けなかったので、座席は2階席の最後列でしたが、満足度100%、今季への期待感200%アップって感じで、終了後はウキウキした気分で帰路につきました。
では、思いつくままに…。
開会の挨拶は、長岡地区後援会長のSさんでした。顔なじみのSさんの登場にビックリいたしましたが、人柄のにじみ出た温かいお話に感激。長岡地区民として、地元出身の川口君や地元高校出身の宣福や小塚の入団や活躍を喜んでいるボクらの気持ちを代弁してくださって、とてもヨカッタです。
田村社長から「こんなに支援してもらっているのは新潟だけ」と、支援金に対する感謝の言葉。有効に使ってくださいね。
新潟市長と聖籠町長の来賓挨拶も、今年は簡潔でスッキリして好感が持てました。特に聖籠町長の「アルビが負けると仕事がはかどらない」の言葉に、ボクは心の中で「そうだ、そうだ」と激しく同意いたしました。この町長さんの言葉を、最後の挨拶で柳下監督が引用して使っていましたね。
お楽しみの「トークコーナー」の司会進行は、FMポートの立石さんと元アルビの小林慶行さんでした。慶行さんを起用したのは大正解でしたね。選手への質問や答えの引き出し方が巧く、見ていて感心しました。元選手の視点を入れるから、選手も答えやすいんでしょうね。相変わらずダンディーでユーモアがあり、しかも知的でスマート。ずっと新潟に関わって欲しいです。トークショーは4グループに分かれて行われました。
第1グループは、健太郎、達也のベテラン2人に、小塚、移籍の守田、小泉、高聖の若手4人。健太郎が金根煥との激突を「大型車との交通事故にあって」と語ったり、達也が「恥ずかしいです」と言いながら「背中ゴール」を振り返ったり、楽しいトークのスタートです。見ていて感じたのは、慶行が小塚の非凡な才能をとても高く評価しているということです。今年はぜひ、期待に応えて欲しいですね。
実は激励会に出かける前に、うちの女房は小泉君のことをとても心配しておりました。入団会見での「本田圭佑」発言のやんちゃぶりを見て、「アルビに溶け込めるかしら」「先輩に嫌われないといいけど」「今までのアルビにいないタイプよね」「きっとまだまだやんちゃな子どもなのよね」などと、まるで保護者視線。ですが、心配は杞憂に終わりましたね。小泉選手、熱いハートとしっかりした考えを持った「やんちゃな選手」でありました。「監督と話して自分のスタイルは新潟に合っていると思った」の発言は、嬉しかったですね。最後の歌もご愛敬。武蔵との競演が楽しみであります。
第2グループは、ジュビロから移籍の小林、レオシルバ、ホージェル、亜土夢、成岡の5人でした。いやぁ~レオシルバが今季も新潟でプレーをしてくれるって、本当に心強いです。「レオシルバの残留は最大の補強」であります。インタビューでは大人しそうなイメージの小林選手は、ピッチではどんなプレーでボクらをワクワクさせてくれるんでしょうか。楽しみですね。あと、成岡の「(新潟がこんなに走るということを)知らずに移籍してきてしまいました」と笑いをとったのは、ボク的にはツボにはまりました。成岡選手、今シーズンも期待してますよ!
背番号が10に代わった亜土夢は、別格というか、風格というか、なんか「人間的にも選手としても大きくなったなぁ」という印象でした。「新潟県出身の自分が、チームの中心としてみんなを引っ張っていくんだ」という決意と自信が、ひしひしと伝わってくような印象でした。チーム初の日本人選手としてのエースナンバー10を背負う責任を、ボクらも精一杯応援していきたいと思います。
ユニフォームのお披露目をはさんで、第3グループは、黒河、征也、大、勲、坪内でありました。「チーム最年長になった勲と黒河に対する慶行の突っ込み」、それに対して「ウッチーを引き合いに出して逆に慶行に突っ込む勲」、絶妙の駆け引きのトークに笑わせてもらいました。征也の「今年は勝負の年になる」という言葉にも、並々ならぬ決意を感じました。
このグループで最も印象に残ったのは、加藤大選手です。J2愛媛での今季の活躍(9ゴール、5アシスト、42試合出場)は、本当に大きな自信になったと思います。大人しそうな性格は以前のままですが、2年間の武者修行を経て、「サッカーは巧くなっていると思います」と語る大の言葉はとても頼もしく感じました。今季、八百政家では最大注目の選手であります。頑張れ!大!
第4グループは、大野、舞行龍、岡本、川又、渡邉の若手5人でした。入場する時から全員でパフォーマンスをするなど、かつて川又・大野コンビが司会をやったサマーフェスタでの若手選手のパフォーマンスを思い出しました。堅碁はもう貫禄です。慶行からの質問にも上手に答えつつ、しかし自分の色はしっかり出しながら、日本代表の目標を語り、なおかつ「チーム勝利があってからこそ」と謙虚さを前面に出し、「さすがエース」というインタビューでした。岡本の発言からも、今季にかける意気込みと「堅碁に負けないぞ」という気持ちが伝わってきました。
ボク的に最大の注目株は、大野和成選手です。2年半の愛媛・湘南でのレンタル期間を終え、たくましく成長して戻ってきたアルビのセンターバックには、健太郎と舞行龍という昨シーズンの双璧が存在します。しかも舞行龍は同期の桜。慶行からのインタビューに、はっきりと「負けたくないです」と言い切った和成に、並々ならぬ決意と自信を感じました。今シーズンのセンターバックのポジション争いは熾烈ですね。ハイレベルでの闘いを期待しちゃいます。
選手トークのコーナーが終わり、最後に全選手が再度登場して柳下監督の挨拶がありました。「ACLをめざす」というとても分かりやすく、そして「間違いなくそれに手が届くところまでチームが成長してきている」ということを実感できる自信に満ちた言葉でした。短い挨拶でしたが、監督の覚悟と気持ちが、ストレートにボクらに伝わるすばらしい挨拶でした。監督、どうかボクらに新潟県民が、気持ちよく気分よく仕事に専念できるように、アルビの勝利をお願いします。今年も全力で応援します!