夜明け前に携帯で知った「吃驚」の知らせ。「なんだ?なんだ?」と思ってPCを開いたら、スポニチのニュースで「坂本が千葉に移籍」の知らせ。「そんなバカな!」すぐにコンビニに走り、スポニチ(今日の画像)と日刊スポーツ(下の画像)を購入。真実でした。チームからの正式な発表はまだとはいえ、ここまででかく報道されては既成事実となりますよね。
今日のブログのエントリーは、スポニチ新潟版「今年のアルビのキーマン:3日目の今日は坂本隊長!」って決めてたのに、とんでもない内容のエントリーになっちゃいました。まったくもぅ!
年末に「ジェフ千葉が新潟・坂本にオファー」って話題が出たときは、「おもしろい冗談だよな」って笑い話でした。「千葉もそこまで苦しいのか」「だけどそりゃぁ、いろんな意味で仁義に反するでしょう」「まぁ坂本が一笑に付して終わりでしょ」って感じ。
ところがマジですか、この話。あぁビックラこいた!
「最後の移籍です」「このチームに骨を埋める」「新潟でタイトルを獲る」「やすらぎ堤を犬の散歩コースで気に入っている」ってあれはみんな嘘かい?あんなにも新潟サポーターに愛され、チャントまででき、「隊長」と頼りにされ、ボクなんか「隊長、一生ついて行くから」って絶叫したんだぜ。あの天皇杯後の涙は、最終節終了後にも何度かあった来期に向けての決意表明は、みんな嘘だったんだな!
まぁ、この決断には坂本本人だって(もう隊長とは呼ばない)、ものすごく悩んだってことくらいわかります。苦渋の決断だったんでしょう。そりゃそうだ。こんなこと、あっさり決められちゃったら困ります。それに、こんな理不尽な、誰が考えてもおかしいオファーを出した千葉のフロントだっておかしいよね。人間の生き方として間違っている。ルール違反だ。モラルに欠ける。でも最終的な結論を出したのは坂本本人です。相思相愛の愛する妻がいるのに、昔の捨てられた女から「よりを戻そう」って色目を使われ、愛する妻や家族を捨てて元の女の所に走ったんですよ。そりゃ葛藤ももちろんあったでしょうよ。当たり前です。でも結果がすべてですから。
実はもう、今日1日でボクの心の整理はつきました。気持ちはアルビのフロントと同じ。「このチームでやりたくない」って意思表示している選手を慰留する必要なんてありません。もちろん残念だけど「とっとと出て行ってくれ」って感じです。ぼくらは「隊長、隊長」なんて頼りにしてたわけだけど、本人にとっては「大好きなジェフに捨てられて都落ちしてやってきた新潟」だったんだね。でも、一言言わなきゃ気が済まない。
ふざけるな!坂本!
さて、気持ちの整理がついたところで(あれま、早いこと)、これからのことを考えねばなりませんね。鈴木監督も神田先生も、おそらく「冷や汗もの」でしょうね。でも、大丈夫。ぼくらは信じていますよ。このピンチをチャンスに転換しましょう!
まず、千葉からはできるだけ多額の移籍金と違約金を取りましょう。契約違反を犯し、人の道にも反する行為をしているわけですからね。この時期まで「契約期間中の主力選手」として来期の構想の中心だった選手を、泥棒猫のようにもっていくわけですから、当然のこととしてそれに値するリスクは負ってもらわなきゃね。ユニフォームをはじめ数々の坂本グッズ、今年のカレンダーにも坂本は印刷されているわけなのでその損害料、たっぷりいただきましょう。去年、坂本獲得にかかった金額の少なくとも2倍以上のお金をいただいて、そのお金で選手補強をしましょう。明日のために設備を整えましょう。オレンジカフェの食環境を向上させましょう!
ピンチはチャンス!特に亜土夢にとっては、スタメン奪取の大きなチャンスです。「左の2列目は誰にも渡さないぞ」って強い気持ちで今季の飛躍にかけてほしいです。他にも、松尾やヒロシらのDF陣、場合によってはルーキーの鈴木大輔選手あたりにも大きなチャンスが回ってくる可能性がありますね。鈴木監督の手腕にも期待していますよ。
「精神的支柱」って坂本に対してよく言われた言葉だけど、実際にはキャプテンマークは勲がつけてたし、ベテラン勢でもウッチーやテラ、そして今年は慶治だっているからね。大きな声で鼓舞するだけがキャプテンシーではないからね。それに「大きな声」の部分は、20歳になった河原が存在感を発揮できるんじゃないかな。そういう意味では坂本は1年間でアルビに大きな遺産を残してくれた面もあるよね。正直言って「気持ちで頑張る」タイプに選手だっただけに(もう過去の人にしてるけど)、いまここで慰留してアルビに残ったとしても「アルビを捨てようか迷った坂本」ってイメージになりますからね。フロントの「慰留せず」って選択は正解だと思いますよ。
ところで「イヤミ」と自覚しながらジェフに言いたいんだけど、「大好きな坂本さんがジェフに帰ってくるから、ボクは移籍をしないでジェフに残りま~す」なんていう軟弱なプロサッカー選手はいるんでしょうか?しかも前監督に「戦力外」と烙印を押された選手ですよ。監督が代わってのこのこ帰ってくる選手ですよ。もし新監督が坂本を見て「いらない」って言ったらどうなるんでしょうね。
最後に、ここで「慎吾が新潟復帰」のニュースが流れたら、まるで絵に描いたような「慎吾神話」のスタートになりますね。今、慎吾はどんな気持ちでいるでしょうかね。いろんな意味で複雑な気持ちでいるかもしれません。当然、今まで以上に強い「帰ってきてコール」が慎吾にあびせられるでしょうしね。大分も主力の流出が相次いで厳しい状況であることには代わりありませんし、トリニータサポにとっては「慎吾は絶対に大分に!」って気持ちでしょうね。でも仮に慎吾が新潟に戻ってきたとしても、「期限付き移籍から戻る慎吾」と「約束破りで戻った坂本」とでは、次元がまるで違うこともはっきりさせておかなきゃね。ボクは、迷わずアルビに帰ってきて欲しいよ、慎吾!
気持ちの整理がついたと言いながら、実は文章はボクの心と同じで揺れ動きながらいろいろと書き綴ってしまいました。しかも新年会帰りの酔っぱらいの文章ですので、おかしな所も多々あったと思います。ご容赦ください。
今年のジェフ戦で坂本が出てきたら、ブーイングをどうしましょ?いやいや、やっぱりブーイングは止めよう。ボクは無視することにします。徹底無視だ。
最後に、坂本選手。1年間ありがとうございました。あなたから随分いい思い出もいただきました。夢も見させてもらいました。それは間違いのないことです。でも今回の決断、絶対に後悔させてやるぜ!