上風船 秋田内陸線.上風船といえば「富山のクスリ」が年2回の巡回ごとに、訪問サービスで提供をうけてきた、が.
その風船は、手玉にのっかり、吸引口から個体内部に<空気>をいれて膨らませ、手のひらであやつって遊ぶ.
それが定番であった.
ところが放送を観ていて、まったく別な取り扱いに出くわした、
規格が巨大、熱気であたため空に舞いあげる、夜間に照明をいれて、あがり具合を競う.
その背後に連写が通過して、風景写真の被写体と、なる.
観てきた上風船と実際の風土芸術とは大違い.
体育館で<上風船>をつくり、広場であげる.
最初にガスバーナーで空気を熱して、風船を膨らませ、「灯油をひたした綿に点火して、その燃焼熱で上風船が、舞い上がる」.
なるほど.自家制作、造り具合の精度が<あがり方>を大きく左右、絵柄の芸術性も見る人を魅惑、なによりそのあがり方が<神々>を満足させる.
他人のために魅せるヒト集めではないらいしい.神々のため、自分と一族のために取り組む.
北海道で忘れられ、本州に今も生きる伝統.と、いうこと、か.